若竹七海 著
シニカルでシュール。
そこらへんにある人間の悪意をうまくすくって、きりっとまとめた短編集。
有能な女探偵が挑む数々の謎は、切なかったり微妙だったり。
まちまちのサイズのダークな秘密が、白日にさらされ解決されていくのだが、
そこは知らなかったほうがよかったような事実もあるわけだ。
でも、このさばさば感や徹底したプロ意識は悪くない。
湿気のない、研ぎ澄まされた感覚が、読後感を重さから救い出す。
でも、読み進めるうちに怖さは増してくる。
とくに最後の最後、えっ?という終わり方は、ぞくっとさせられる。
シニカルでシュール。
そこらへんにある人間の悪意をうまくすくって、きりっとまとめた短編集。
有能な女探偵が挑む数々の謎は、切なかったり微妙だったり。
まちまちのサイズのダークな秘密が、白日にさらされ解決されていくのだが、
そこは知らなかったほうがよかったような事実もあるわけだ。
でも、このさばさば感や徹底したプロ意識は悪くない。
湿気のない、研ぎ澄まされた感覚が、読後感を重さから救い出す。
でも、読み進めるうちに怖さは増してくる。
とくに最後の最後、えっ?という終わり方は、ぞくっとさせられる。