かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

ふしぎだなあ・・・

2016-05-24 11:37:43 | わがうちなるつれづれの記

新緑が光っている。日陰にいて、風を感じると、すっかり気持ちいい。

日向に出ると暑い。かんかんと頭にひびくみたい。

一枚一枚脱ぎながら、いつのまに衣更えしている。

感覚としては、これまでより1週間から10日早く、衣更えになっている。

「うーん、何かが変化しているのだろうか?」

 

冬を越してきた老体にこの季節は、ちょっぴり極楽。

でも、なんだかモヤモヤしたものがある。

アメリカのオバマ大統領がヒロシマを訪問して、核廃絶の気持ちを

表わすという。

来日前のオバマさんが、「核廃絶に向けての障害は北朝鮮の核開発だ」と

聞いて、びっくりした。

「オバマさん、核廃絶の障害は核兵器をいっぱい持っているアメリカが

それを手放さないことじゃないんですか?」

ここが、分からない。ふしぎだなあ!

 

沖縄で元海兵隊兵士で軍属の男が20歳の女性を暴行殺害した。

両親・近親・縁者そしてそういうことがおこりうる環境で暮らす

沖縄の人たちの痛み、悲しみはいかばかりだろう。

沖縄の人たちの間で、辺野古の新基地はやめてほしいを越え、

沖縄にある米軍基地すべて出て行ってほしいという気持ちが

高まりつつあると感じる。

日本政府は、国の決めたことだから、従えと言わんばかり。

アメリカは、日本政府がいてほしいというので、居るだけだと

開き直っているように見える。

 

沖縄の人たちが米軍基地を出て行ってほしいというときはどう

するんだろう?

ふつうなら、日本国民の安全とか命とか、財産を守る目的で米軍に

居てもらいたいというなら、これは沖縄だけの話ではなく、日本本土、

すべての都府県が検討することではないだろうか?

なんで、そういう動きがでてこないんだろう?ふしぎだなあ。

 

個人としては、よほど考えている。

戦後70年、沖縄戦では地上戦で20万人の住民が犠牲になり、

戦後はアメリカの占領地になり、1972年本土復帰時には、本土に

ある米軍基地が沖縄に移転した。

もう、十分に尽くしてきてもらったのではないか。

こんどは、本土で暮らすぼくらが、沖縄のすべての米軍基地を引き受け

るときじゃないのかな。

引き受けるだけじゃなく、その後の経済的な応援もしていきたい。

沖縄には、武力を持たないで、近隣の大国と平和的にお付き合い

が出来てきたという過去の記憶がある。

日本国憲法の願いそのままに、武力を持たない戦争放棄を実際に

試みてほしい。



米軍基地の本土移転については、わが町で引き受けるとすれば、

どうするか、一生懸命考えたい。

 

その上で、何で米軍基地が日本にいるかを考えたい。

敵が攻めてくるという。

今なら、中国と北朝鮮を敵としている。

子どものケンカで、「何で叩いたの?」と問うと、子どもは「だって、

○○ちゃんが叩いてきたんだもん」とか言って、自分を守ろうと

するよね。

これと、どこがちがうんだろう?

「叩いてきたら、叩き返せ」という人もいるだろう。

いまは、そんな考えが大勢なのかなあ。

「攻めてくる」とか「敵」というのは、どこにあるんだろう?

何に恐れ慄いているんだろう?

 

外交と制裁、その背後に武力。

こんなことで、何が解決するんだろうか?

こういうことを続けられる人たちがいることがふしぎ。

 

人類がはじまってから、国境というようなものあっただろうか?

たまたま、そのとき、誰かが思いついて、そんなことはじめただけじゃ

ないのかな。

 

学者さんが、軍事目的のための研究をやったていいんじゃないの、とか

いいはじめているとか。

歯止めがきかなくなっているのかな。