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海外、特に英国だったりイタリアには「不思議なオートバイメーカー」があり、他社が開発したオートバイを持ち込んで、
それを自社で改良し「自分のブランド品」として新車販売してる小さな町工場の様なメーカーが結構あったりします。(笑)
思えば過去、昭和30年代には静岡県の浜松市で100社以上、日本でもオートバイメーカーが存在した時代がありましたよね。
逆に、今では大手4社に絞られ、さらに大量生産されてる日本のオートバイメーカーと違い、
英国だったりイタリアで存在する、半分ハンドメイドで作ってる様なオートバイって、ある意味「大人には魅力的」です。
まぁ、日本でそれに近い会社を言えば、オートバイじゃなくてクルマ製造になっちゃいますが、要するに「光岡自動車」の様なメーカーの事です。
で、今日ご紹介するオートバイはそんな小さな町工場で作られてた「マーニ」社の「スフィーダ1100」と言うかなり希少なオートバイです。(笑)
この「マーニ」社は、元オートバイレーサーだった「アルトゥーロ・マーニ」さんが1978年に創業した会社です。
日本ではほぼ馴染みがないメーカーですが、ヨーロッパ圏を中心に少量ながら複数のオートバイを生産し現在でも販売しています。
そんな中の1台がこの「スフィーダ1100」となるのですが、登場は1996年からで2000年あたりまで生産されてた様です。
日本では「福田モーター商会」と言う会社が唯一「販売代理店」となっており、実は1998年に「マーニ」社と連携して、
限定52台で「ジャポーネ52」と言う、この「スフィーダ1100」のフルカウル版を販売してた様です。
まさに名前が物語っていますが「ジャポーネ」は「日本」の事で「52」は「福田モーター商会」が創業50周年、
そして「マーニ」社が創業20周年を記念して作ら手たモデルだった様です。いやぁ、なんか良いですね!(笑)
で、話を戻し、この「スフィーダ1100」ですが、
エンジンはモトグッツィ製で「1100スポルト」に搭載されてた空冷式4スト横置き型V2気筒OHV2バルブを使用し、
排気量が1000ccで、フレームやサスペンジョンなどもほとんど「1100スポルト」を流用して作られた感じです。
なのでオリジナル感があるのはフロントカウルであったり、一部のフレームやシングルシート周りだけに特化しており、
要するに、ほぼモトグッツィの「1100スポルト」を使って見た目だけ変えたオートバイだった様なんですよね。
まさに日産やマツダのクルマを、見た目だけ変えた「光岡自動車」と同じ発想です。(笑)
しかしオートバイに惚れ込んでる一部の変態マニアには、この会社自体が希少な「マーニ」がたまらないメーカーである様で、
さらに球数が少ない事も相まって、中古車販売店が無理くりに高額化してる今の現状とは違い「本物の希少車」として高値で取引されています。
例えなこの「スフィーダ1100」だと、もしあれば大体「300万円あたりから」となっています。結構お高いですよね。
まぁ仕方ない事です、なんせこの「スフィーダ1100」を含め生産されてる台数が、世界的に見ても数千台レベルですからね。
そう考えれば、そりゃコアなファンにはたまらない訳です。(笑)
調べれば「マーニ」社の様な、半分ハンドメイドでオートバイを生産してる小さな町工場メーカーはヨーロッパに複数存在します。
こう言ったメーカーのオートバイを所有する事は、ある意味「本物の価値を知ってる人」になるのかもしれないですね!(笑)
スフィーダにも採用されてたと思います
光岡と同じ?とんでもない、マーニは最高のチューニングフレームメーカーですよ
アルチューロ1000を所有してますがモトグッツィのエンジンを引き立たせる最高のフレームメーカーですよ
実際に詳しくこのメーカーの事やオートバイの事を知ってる訳では無いので、
大変参考になります。(笑)
ありがとうございます。
海外のこう言った小規模メーカーのオートバイは個人的に魅力を感じています。
日本車には無い「歴史と伝統」を感じるからです。
ただのコラボレーションだけでは無い、優れた技術も含まれているんですね!