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日本ではおおよそ馴染みがない、カジバ・Vラプトール1000。(番外編vol.3202)

2022-03-23 10:32:34 | 日記

ここのところ、2000年前後の「オートバイ氷河期」時代で、しかも「売上台数が少ない大型バイク」を調べてはこのブログで紹介してるのですが、

そんな中、今日はイタリアのメーカーで2012年に事実上の自社バイクの生産を廃止して、

現在は「MVアグスタ」の製造に落ち着いたメーカー「カジバ」から送り出された、ほぼ誰も知らない「Vラプトール1000」のご紹介です。(笑)

で、まずこのオートバイの話をする前に「カジバ」と言う奇妙なメーカーのお話しをしますと、

そもそもはイタリアの金属部品製造(1950年〜)から始まった企業で、オートバイ業界への進出に関しては1978年からとなっています。

この「カジバ」と言うメーカーの大きな特徴は、自社バイクを生産する以外に「企業買収」を積極的に進めて来た経緯があり、

まず、1985年に「ドゥカティ」を、そして1987年には「ハスクバーナ」を、そして1991年には「MVアグスタ」を買収しています。

また業績が低迷してた時期の「ハーレーダビットソン」も一時期ではありますが、その傘下に属する状況でもあった様です。

いわゆる海外の有名メーカーを大量に回収し「巨大なオートバイ経営」をしてた会社として、知ってる人には有名な話の様なんですよね。(笑)

しかしその勢いは1990年代に入ってから衰え始め、1996年にはテキサス・パシフィック・グループと言う会社に「ドゥカティ」を売却、

2007年にはBMW社に「ハスクバーナ」を売却し、2012年には自社ブランドも閉鎖して、現在の「MVアグスタ」のみとなった経緯の様です。

そんな事情を知っておき、このオートバイの話をしますと、

まず2001年に「カジバ」の自社生産で販売されてたのが、この「Vラプトール1000」だったりします。

この「ラプトール」は調べるとシリーズ化されており、他に「エクストラ・ラプトール」や「ラプトール650」ってのもある様です。

で、肝心の「Vラプトール1000」ですが、搭載されてるエンジンの排気量が996cc、水冷式4ストV型2気筒DOHC4バルブエンジンで、

最高出力と最大トルクは何処を調べても記載されていません。(笑)

おっと、書き忘れていましたが、生産時期としては2001年からで、最終モデルが2004年まで販売されてました。(笑)

また、キャブはフューエルインジェクション仕様で、6速MT、フロントは倒立フォークでフレームはトレリス構造となっています。

さらにガソリンタンク容量が15リットルで市街地での平均燃費が約20km、

なので満タンで走れる最大航続距離が約300kmと言う計算になります。

で、車体の特徴としてはシート高が低く足付き性が優れている事や、非常に細いフォルムから実際の重量(197kg)より軽いバイクという印象がある様です。

また独特のフロントカウルデザインがなされており、カワサキの「ZXR」にもあったキャブへの空気取り入れダクトがタンクの上を走っています。

まぁ、まずお目にかかれないレア車ですが、中古市場を見るとあれば60万円代で販売されています。

特別、高額化にはなっていませんが、とにかく「知らない」って人の方が多いんじゃないでしょうか。(笑)

正直、ボクも知りませんでした。(笑)

ただ「カジバ」と言うメーカーは、その昔(1988年〜1994年)にWGP500に参戦していたので、ここは良く知っています。

確か、あのワールドチャンピオンにも輝いたエディ・ローソン選手やジョン・コシンスキー選手によって何度か優勝もしてる記憶があります。

いやぁ「カジバ」もこの「Vラプトール1000」も、まさに知る人ぞ知るですね!(笑)






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