Good Frlend!(motovlog)

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1980年代にあった過去のWGPチャンピオンマシン、ホンダ・NS500。(番外編vol.3291)

2022-06-23 00:11:44 | 日記

このブログで市販車じゃない「WGPグランプリマシン」をご紹介するのは初めてですが、ボクの「知る限りの範囲」でお伝えしたと思いますのでよろしくお願いいたします。

で、まず最初は、ボク的に一番知ってる時代?に大活躍したこのホンダ「NS500」からです。また、ボクの尊敬するあの「片山敬済選手」もこのマシンで活躍しました。(笑)

遡(さかのぼ)れば、ホンダがまず「初期時代」に国際レースで活躍してたのは、1960年代の初頭から後半(1967年)にかけての数年間だけで、

その後の1968年から、1979年までは一時オートバイレースから「撤退」してた状況でした。これ、ボク世代(現在56歳)でもこの頃の事は流石によく分かりませんし、

当然、今の若い世代(20〜30歳代)は全然知らない話ですよね。(笑)

で、その間の「WGP(ワールドグランプリ)」って、実は色々な事が「ゴチャゴチャ」してて、年によってはカテゴリーが複数に分かれてみたり、4ストと2ストの排気量違いの混戦だったり、

いわゆる現在とは大きく違い、レギュレーションの「明確性に欠けていた」事や、本格的で専用の「サーキット」が世界でも限られていた為、どうしても市街地を使った「一般道レース」が多く開催され、

それが故に、とても「危険性の高い状況」ってのものあり、自動車レースの最高峰である「F1」もそうですが、1年間で何人ものドライバーやライダーが死亡すると言う時代だったんですよね。

今からすれば考えれられない話ですが、どうも開催側(FIM Grand Prix World Championship)が人の命を「軽視していた」んじゃないかって思うほどです。

しかし、再開を果たす事となる1980年あたりには、徐々に開催側も安全性を考慮し始め、世界各国で新しいサーキットの増設であったり、安全を考慮した新レギュレーションであったりと、

色々な事に「変化」が起こり始め、そんな時代になったから?か、どうかは分かりませんが、この時からホンダの参戦って始まる事となります。(笑)

また「moroGP」に変わる2002年まで、複数に分かれてたカテゴリーも、2スト500cc、250cc、125cc、と3種に排気量分けがハッキリされた事から、ホンダも「新たなマシン開発」が行われる事となります。

で、参戦した最初の2年間は、最高峰500ccクラスにおいて、それまで得意としてた4ストエンジンを搭載した「NR500(楕円ピストン)」をまず開発し、戦い開始となったのですが、

これが勝つどころか、どこに持ち込んでもまともに完走すら出来ない状況が続き、さらに開発も遅れがちで年間を通して1ポイントも獲得できないってお粗末な結果を残してしまいます。

そこで、さらに考えを改め新開発されたのが、1982年からの参戦となるホンダ初の2ストでのレーシングマシン「NS500」だった訳です。

また「最大の特徴」はなんと言っても、他社が2スト4気筒エンジンだったのに対し、この「NS500」は2スト「3気筒エンジン」を搭載していたところです。

そのメリットは車体のコンパクト化と軽量化、そしてマスの中心化からなる旋回性の良さなどが挙げられます、しかし当然トップスピードは4気筒ほど速くなく、

イタリアの「モンツァ・サーキット」の様な超高速サーキットは苦手としていました。

それでも「NS500」のトータルバランスの良さから、1983年にはあの天才ライダー「フレディースペンサー」選手によって最高峰500ccクラスで「ホンダ初のワールドチャンピオン」を獲得する事となります。

また、この「NS500」の特徴はそれだけでなく複数のブロック構造からなる新形状のアルミフレームであったり、足回りではリンク式のモノショックリアサスペンションであったり、

効率の良い排気チャンバーの形状であったり、それまでに無かった新しい装備が「てんこ盛り」だった事から今につながる「世界一のホンダ」としての「快進撃が始まった」と言える感じだったです。(笑)

で、初期モデル(NS2A-2X型)では、エンジンの最高出力が113psだったのに対し、最終モデルとなる(NS2C型)では130psまで出力が上がり、

ホイールサイズも初期がフロント16インチ、リア18インチだったのに対し、後期は前後とも16インチに変更され、130kgあった車体重要も110kg近くまで軽量化がなされる事となります。

また使用期間ですが、ホンダワークス(HRC)としては1985年までで、次の「NSR500」と併用して使われていました、またそれ以降に関しては1987年までプライベーターチームが使用する事となります。

さらに面白いところで言えば、1986年に「エルフ3」と言うフロントフォークが肩持ちの風変わりなマシンが開発されており、このマシンにも「NS500」の3気筒エンジンが使われていました。

この時代の「NS500」は市販のオートバイにも大きな影響を与えており、1984年には「NS250R」や、まさに同じ3気筒エンジンを搭載した「NS400R」が登場する事となります。

いやぁ、今見ても、ボクの様なオヤジライダーには、この時代のマシンに憧れを感じてしまいますね!(笑)





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