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スーパーバイク世界選手権で勝つために作られた、アプリリア・RSVミレ。(番外編vol.3185)

2022-03-03 10:52:04 | 日記

90年代に入って突然「WGP」の250ccクラスと125ccクラスにエントリーしたイタリアのメーカー「アプリリア」は、

そのパフォーマンスを活かし90年代中盤から後半にかけて2ストエンジンの開発を含め素晴らしい成績を残す事となります。

あの天才ライダーである「バレンティーノロッシ選手」が若かりし頃乗った、

125ccクラスから250ccクラスの「チャンピオンマシン」が「アプリリア」でしたよね。(笑)

そんな「アプリリア」が次に挑戦したのが市販車を改造して行われてる「スーパーバイク世界選手権(WSBK)」への出場でした。

その為に急遽、開発し登場したのが、この「RSVミレ」だった訳です。

初期モデルの販売開始が1998年からで、後期モデルの最終型で2003年まで生産されていました。

また、このモデルは後に「RSV1000R」となり、現在に繋がる「RSV4」へと進化する事となります。

で、この時代の「スーパーバイク世界選手権(WSBK)」は圧倒的な強さで「ドゥカティ」がチャンピオンに輝いていた時代で、

レギュレーションで決められてた、750cc並列4気筒エンジンより1000ccのV型2気筒エンジンの方が有利とされていたことから、

この「RSVミレ」も1000ccクラスの「V型2気筒エンジン」を搭載したモデルとなっています。

ただし、エンジン自体は「アプリリア」が開発したのもではなくオーストリアの「ロータックス」が開発したものです。

また販売開始の同年より「スーパーバイク世界選手権(WSBK)」に参戦を果たし、数年頑張って戦ったのですが、

結果的にはシリーズチャンピオンを獲得することは出来ず、短期間でレースから撤退する事となります。

ただし、例えばアメリカで開催されてる「AMAスーパーバイク選手権」など国別で行われてるレースに関しては、

その後もプライベートチームにマシンを供給したりしていました。

で、この「RSVミレ」のスペックですがエンジンは先ほどの「ロータックス」が開発した60度V型2気筒DOHC4バルブエンジンで、

最高出力が128ps、最大トルクは10.5kgとなってて、トップスピードが250kmオーバーを誇っていました。

また初期モデルを「ME型」とし、2001年に大幅なマイナーチェンジを行った以降の後期モデルを「RP型」と区別しており、

見た目的にもかなり変更された状態であった事が特徴です。

さらにフレームはオリジナルのアルミ製の強固なものが採用されており、ブレーキシステムはブレンボー製、

サスペンションはオーリンズ製としフロントは倒立フォーク、リアもアルミ製ガルアームが採用されていました。

初期モデルの「ME型」に関しては、かなりホンダの「VTR1000SP」をお手本としてる感があり見た目的によく似ています。

で、中古市場を見ると初期型「ME型」も後期型「RP型」もほぼ同じ価格帯で、大体40〜60万円あたりとなっています。

もちろん球数が少ないので、探すとなると厳しい部分がありますが、基本的に大幅なレア価格は付いていません。

どうしても「アプリリア」と言えば小中排気量を思い浮かべますが「こんな大型スポーツもありますよ」ってお話でした。(笑)









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