Good Frlend!(motovlog)

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峠で起こる事だから当然の結果だった?カワサキ・KR250。(番外編vol.3933)

2024-04-22 11:43:14 | 日記

ボク、1984年に高校を卒業し地元から京都の専門学校に通うようになった直後に、京都の教習所でやっと中型(普通)免許を取得します。

そこから念願のオートバイ(ヤマハ・RZ250R-29L型)を購入し、早々に「峠」へと向かう事になります。とは言え最初はほんの好奇心から

どんな感じなのか知りたいだけで行った(TVなどニュースでローリング族が話題になってたから…)のですが「最初の衝撃」が凄くて、それ

こそ峠が完全にサーキットの様なサウンドを放ちながら凄い勢いでガンガン走る連中を見て激しく心を揺さぶられちゃったんですよね(笑)。

正直、それまでは、ただオートバイには興味があって「乗りたい気持ち」だけだったのですが、その光景に魅了されてしまい、そこから毎日

峠に通い始めます。最初は怖くて周りのペースについていけず、恥ずかしい程ドンガメの様な状況だったのですが、そのうち登りではそこそこ

速く走れる様になり、ちょっと自信をつけた頃に知り合った峠仲間の1人に、このカワサキ「kR250」に乗ってた人がいたんですよね。彼は

その新しく持ち込んだカワサキ「KR250」で驚くほど速く走っていました。最初は彼の経歴をよく知らなかったのですが、それ以前から他の

オートバイで峠をざんざん走り込んでおり、ボクが知った頃にはそこの峠で「最速」的な存在になってたんですよね。そんな彼と親しくなって

から走りのコツや、メカのノウハウを教えてもらってるうちに、ボク自身もどんどん上達して一緒に並んで走れるまでになって行きます。そこ

から半年ほど経った頃に、突然の訃報が耳に入ります。直接見た訳でも無いし、その後に葬式に行った訳でもないので、噂しか届かなかった

のですが、聞いた話では彼が早朝にそこの峠を攻めてた時、牛乳配達のトラックと正面衝突を起こし亡くなったって聞きました。非常にショッ

キングな出来事だったのですが、正直「峠」を走ってれば「よくある話」で、彼が初めてって訳では無かったのですが、ボク個人としては仲良く

してたので結構ショックでした。それに加えて「運転が上手いからといって事故を起こさないとは限らない」って思いも芽生えました。多分

ですが「峠小僧」になって初めて自分のやってる行為が「危険だ!って意識が芽生えた瞬間だっと思い返します。まぁ、そんな事があったのです

が、今日ご紹介するこのカワサキ「KR250」ですが、詳細なスペックを見てみますと、エンジンは水冷式2ストのタンデム2気筒ロータリーリード

バルブで、正式な排気量が249cc、最高出力は45psで、最大トルクが3.7kg、車重は乾燥重量で133kgとなってて、フレームはダブルクレードル式、

トランスミッションが6速MTで、面白いのはチャンバーの1つが後方廃棄となってた所です、またホイールサイズは、フロント16インチ、リア18

インチとなっていました。さらに、このエンジンはカワサキが「WGP」の250ccクラスに参戦してた時に開発されたもので、シリンダーヘッドが

ヨコではなくタテに並んでるものでした。だから「タンデム」って呼ばれてるんですよね。その後ろ側にあるシリンダーヘッドが逆向きになってる

のでマフラー(チャンバー)が後方に向きになってるって事です。また当時珍しかった「アンチノーズダイブ機構(AVDS)」を搭載しており、

これでフロントフォークの沈み込みと、ダンピングを制御する事が可能となっていました。車体のデザインは好みの分かれるところですが、当時

としては非常に性能が高く、軽いので走り込みやすかったマシンと言えそうです。結果的には経った1年だけの生産で次の「KR250S」へと進化し、

さらに、1988年には「KR-1」へとつながっていく事になります。さて、今日はそんな昔話とカワサキ「KR250」をご紹介しましたが、いかが

だったでしょう!(笑)



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2 コメント

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正解が解らなかった (若おじさん)
2024-04-22 20:57:45
峠道を早く走りたいと思いましたが、私の場合長く乗り方の正解が解りませんでした。その疑問とはリーンインかウィズかアウトかって事です。答えを教えてくれたのがレーサーの片山さんでした。彼曰く二輪車の乗り方の答えはリーンアウトだと。理由は人間は地面と背筋が垂直の状態が一番体をコントロールし易いからだと。目から鱗でした。確かにサッカーでもスキーでもオートレーサーやモトクロスでも垂直の人が上手です。更にハングオンはリーンアウトでオートバイだけ傾けると高速では地面に接地してしまうので背筋垂直保ちつつ尻をイン側に落とすのだと。更にカーブに入る時はイン側のハンドルを少し押し出せば良いのだと。またコーナー中にインに入り込みたい時もイン側のハンドルを少し押し出すのだと。これやってみるとステップ荷重とかニーグリップとか目線とか関係ないなあって解ります。(違う答えの人も居るかもしれませんし、今の時代のスピードでは上半身もインに倒す必要あるかもしれませんが、私はこの理論で早く余裕を持って走れる様になりました)
返信する
ありがとうございます。 (ムーニーマン)
2024-04-23 00:38:39
若おじさんさん、いつもレスありがとうございます。

いやぁ、なるほどです。
運転ポジションはバイクや人によって多少異なるのですが、
多分、ボク的にはライディングの基本は「リーンウィズ」だと思っています。(笑)
ただし、コントロールしやすいのは状態を立てたアウトと聞いた事があります。
また、コーナー侵入時のちょぅとしたコントロールテクニックに、
ハンドルを少しインに切るってのもあったりします。
ただ、個人的に注意してるのは向かう先を見る目線と軸足のニーグリップです。
特に目線は遠くを向けるほど速い速度で見た方に向かう感覚を感じています。

逆にボクは昔、峠を走っていた為、サーキット走行を始めた最初、
変な癖がついてると指摘され、それを治すのに苦労しました。(笑)

どうも無意識に状態が前傾になってしまってて、リアタイヤと比較してフロントタイヤの使い過ぎになってしますんですよね。
色々考えて調整しましたが、今は普通に走ってるので、
もうどうだったか?忘れてしまいました。(笑)

貴重なコメント、ありがとうございます。
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