ここ2年だけの統計を見てオートバイの国内販売台数を調べると、確実に右肩上がりを示しており、2023年の販売台数も「40万台を突破してる状況」と
なっています。しかし、この数値で世間的に「凄い!」となっていますが、過去を振り返りますと最高にオートバイが売れてた「1982年」には、原付を
含め、なんと1年間だけで「328万台」も売れてた時期ってのがあったんですよね。もう今とは桁違いですよね(笑)。またその前後の年を見ても、軽く
200万台以上売れており、今の台数とは比較にならないほど「強烈なオートバイブーム」と言うものがあった訳です。きっとこに時代を経験してる人、知っ
てる人も多い事でしょう。類にもれずボクもそうです(笑)。また、もちろんですが現在も、ある意味「オートバイブームの真っ只中」と言える状況なの
ですが、本当の意味のブーム時代と比べると「実はまだまだ」って感じなんですよね(笑)。で、更にその中身を調べて行きますと、昔のブームと、現在の
ブームとでは「大きな違い」があ流ことに気がつきます。それが「ユーザーの年齢層の違い」なんですよね。もうお分かりかと思いますが、過去のブームを
牽引してたのは間違いなく当時の「若い世代たち」だったのですが、現在はいわゆるオヤジ世代からなる「リターンライダー」があくまで中心となってる点
です。これで「気がつく」部分があるのですが、実はズバリ!現在の流行りを作ってるのも過去の若者たちだった「同じ人たち」って事です(笑)。但し、
当時の若者の全員が「リターン」してる訳ではないので、仮に積算してみますと、大体300万人の中から、30〜40万人ほどの人たちが「リターン」してると
言える訳なんですよね。もちろんそれ以外の人も含まれますが、おおよ「そそうである」と言えますよね。結局は今のオートバイブームって、昔の超オートバイ
ブームを築いた人たちで「再生してる」と言っても過言じゃないとなる訳です(笑)。まさにボクもそうですからね(笑)。ちなみに現在58歳になってるボク
ですがオートバイに乗り始めた時が1984年からで当時は18歳でした。もちろんこの時代は先ほども言った「空前のオートバイブーム」の時期で、周りの友達
たちも大勢オートバイに乗っていました。まさにオートバイに興味がある無しのレベルを超える現象でした。で、その要因を探ってみますと、まず1980年代
に入ってオートバイが「劇的に進化」した事が考えられるんですよね。もちろん原付スクーターを含めです。非常に高性能で優れたオートバイが年単位で登場
し、若い世代の心を「鷲掴みした」って感じです。しかしブームはあくまでブームですから、必ず「衰退する時期」を迎えてしまいます。それが1990年代の
中盤〜後半から始まった絶望的なほどの「オートバイ氷河期」で、結果的に2000年代の中盤あたりまで続くことになります。特に2008年の新しい排気ガス
規制によって多くの車両が絶滅してしまい、低迷のピークとなってしまいます。で、そこから徐々に回復を見せ2010年代に入ると、いわゆる我々「リターン
ライダー」の出現で盛り返しを測って行く感じになるんですよね。まぁ、繰り返し言いますがその「リターンライダー」ってのが「空前のオートバイブーム」の
時期に若者だった我々と言うことです(笑)。今日ボクが何を言いたいかと言うと、昔のオートバイブームも今のオートバイブームも「同じ人によるものですよ!」
って事が言いたんですよね(笑)。