Good Frlend!(motovlog)

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人気モデルの間に挟まれた感がある、カワサキ・GPZ1000RX。(番外編vol.3192)

2022-03-10 10:46:06 | 日記

今日ご紹介するのは懐かしの名車に埋もれちゃって、すっかり忘れ去られた1台でもある、カワサキ「GPZ1000RX」です。

もしかすると、このオートバイを知ってる人は、世代的に50歳代以上(ボクも56歳)になると思われます。(笑)

まさにタイトルに書いた通り人気のモデル「GPZ900R」と、人気の高速ツアラー「ZZR1100」に挟まれた形で売られてた、

カワサキの大型バイクの中でも、かなり影の薄いモデルだったりします。(笑)

また、登場は1986年からで、最終モデルで1988年までで海外(北米)を中心に売られていました。

非常に短期間しか売られず終焉を迎えたモデルですが、それだけに今でも中途半端なオートバイと言う見られ方をしてる感があります。

そもそも人気モデル「GPZ900R」の後継モデルとして登場した車両で、同一のエンジンをベースに排気量を100ccアップさせ、

名称の最後に付けられた「X」は「GPZ900R」に対して「次世代」と言う意味合いを持たせたものだった様です。

しかし400ccモデルで人気だった「GPZ400R」に似たフォルムを与えた割に、

結果的にはそのデザインでズッコケタ感があり、もう当時で時代的に「古い印象」があったのかもしれないです。

具体的に言えば「16インチ」のホイールサイズであったり6速ではなく「5速MT」であったり、

カワサキ初の水冷4気筒エンジンをリチューンだけでそのまま使用した事であったりパーツの細部を知るとその事がよく分かります。

結局は1988年に「ZX-10」へとバトンタッチされ、更に1990年には人気の高速ツアラー「ZZR1100」へと移行することとなります。

また販売に関して言えば「GPZ900R」と「ZX-10」は「ZZR1100」が登場しても並行して販売がされており、

特に「GPZ900R」はその後も長く売られることとなって行きます。

それを考えても、たった3年で終了したこの「GPZ1000RX」が、いかにハズレだったかを物語っていますよね。(笑)

スペックは取り立ててご紹介するほどではありませんが、排気量が1000ccで最高出力が125ps、最大トルクが9.9kgです。

次に登場する、一時期ではあるものの最高速を誇った「ZZR1100」と比較しても大きく違いがあります。

また中古市場を見ると、初期モデルの安いもので30万円あたりから、後期のどんなに高いものでも50万円前後の範囲で売られています。

ただし球数は少ないので、良質なものになると見つけにくいかもしれません。(笑)

そもそも中古市場で球数が多く、年式が多彩な人気の「ZZR1100」でもかなり安く売られているので、

こんなものなのかもしれません。(笑)

後々考えてみると1980年代の中盤から後半にかけてのカワサキは大型バイクの開発で若干「迷走」してる感があり、

何が売れるのか分からない、そんな試行錯誤の中に登場した1台だったと言えるかもしれないですね!(笑)








コメント
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