Good Frlend!(motovlog)

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当時、国産スポーツバイクをビビらせた名車、ドゥカティ・916。(番外編vol.3183)

2022-03-01 10:46:03 | 日記

国産メーカーも大型スポーツバイクを徐々に進化させつつ、レーサーレプリカやビッグスポーツツアラーを模索してた90年代、

イタリアの名門メーカーである「ドゥカティ」から驚くべきオートバイが登場します。

それが1993年から1999年まで生産された、この「916」シリーズです。

そもそも、1988年から登場した「ドゥカティ」のフラッグシップモデル「851」から端を発したシリーズモデルだったのですが、

この「916」からレースを中心に「爆発的な速さ」を誇るモンスターマシンと言われる様になっていきます。

ドゥカティの最高峰であるこのシリーズはネームが全て数字で表されているので、

その年表(進化)が分かりにくく「よく分からない」と言う方も多いと思うので、とりあえずボクなりに押し並べて紹介していきますと、

まずは、1988年登場の「851」シリーズ、そして1991年登場の「888」シリーズ、そして今日ご紹介する「916」シリーズ、

で、次に1999年登場の「996」シリーズ。更に2002年登場の「998」と2003年登場の「999」シリーズと来て、

ここからリッターオーバーで2007年登場の「1098」や、2009年登場の「1198」シリーズとなり、

2012年から今に繋がる「L型2気筒」の最高峰にあたる「1199〜1299パニガーレ」シリーズへと進化するんですよね。(笑)

また、ご存知の通りこの数字は全て排気量を示しており、車両ネームでそのバイクの「排気量が分かる」様になっています。

で、今日取り上げる名車「916」シリーズは「カジバ」で異彩を放つデザイナー「マッシモ・タンブリーニ」さんの手によるもので、

当時「ドゥカティ」はその傘下に入ってたと言う経緯がありました。

しかも、当時「カジバ」と言うバイクメーカーは世界最高峰グランプリである「WGP500」に参戦してた時期で、

そのマシンのデザインもこの「マッシモ・タンブリーニ」さんが手がけていたんですよね。

それが故に1つ前にあった「888」シリーズとは大きくデザインが違っており「世界一美しいオートバイ」とも言われた訳です。

更に、外観の特徴としては有名なトラスト構造のフレームであったり、フロントの倒立フォークやリアの片持ち式アームなど、

当時の最先端を全て網羅した技術が盛り込まれており、更に2気筒からなるスリムなフォルムに後方排気システムなどが採用されていました。

またシリーズの中でも比較的、長期間販売されてたので年式で細かなマイナーチェンジが行われており、

より性能の高いブレーキシステムのブレンボーや、サスペンションのオーリンズなども組み込まれていく事になります。

更に有名なのはF1ドライバーだった「アイルトンセナ選手」がこのモデルを気に入り、

プライベートで特注のモデルを所有した事から、亡くなってしまった後に市販車として「SENNAモデル」を発表させます。

この「SENNAモデル」も人気を博することとなり1997年には「SENNA-2」そして1998年には「SENNA-3」が、

限定モデルとして販売されていました。まずお目にかかれないレア車ですけどね。(笑)

更に中古市場を見ると現在のところ1台も探す事が出来ない状況です。(笑)

ただ、次世代モデルの「996」シリーズが200〜400万円以上する事を見ると、あれば相当高い値段がつくことは間違いない感じです。

現在のドゥカティって中途半端なモデルだと比較的安く売られているので、それを考えるとかなり「特別な1台」であると言えそうです。

いやぁ、良いですね!(笑)







コメント
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