バイクの進化はインジェクション化・電子制御化されたこととで飛躍的に進化していますが、
個人的には今後「一体どこまで行くのか?」って感じですね。(笑)
今じゃABSは当たり前で、他にトラクションコントロール、パワーコントロール、
スロットコントロール、アクティブサスペンションコントロールと続き、
MTをATに変更できるオートシフターまで搭載されてるものも増えてきました。
車体のほとんどにコントロールセンサーが付けられ、
全てコンピュターで制御できるようになっています。
まぁ100ps以上あるパワーを人間が制御するにはかなりの技術が必要となるので、
こういった電子制御システムがあることで、そのリスクを軽減してくれてるのは分かるのですが、
どこか運転をバイクに任せてしまってることに疑問を感じてしまいます。
そもそも、それだけのパワーが必要なのか?とそこに疑問を感じてるボクなので、
余計にそう思うのかもしれません。(笑)
なんせ一昔前の古いバイクにはそんなもの一切搭載されていませんでしたからね。
結局、バイクの高性能がライダーの運転を変えていってる訳ですが、
本来バイクってのはそうゆうものじゃない気がします。
クルマと違って、あくまで運転を楽しむものなので、それを楽で快適にすることは、
ある意味、違った方向へ向かっている気さえするんですよね。
じゃじゃ馬はそれを運転技術で補うのが本来のバイクの楽しみ方です。
もちろん運転に自信のない人はそういったバイクに乗ることをお勧めできませんが、
ライダーの技量がバイク選びにもつながるべきだと考えます。
高性能なバイクに進化することは有難いことでもありますが、
ライダーの運転技術の向上を妨げるものであってはならない気がするんですよね。
80年代の「WGP500でもパワーは150psほど」でした。
ハイパワーなクルマでも200ps以上の出力を持つものは特殊なスポーツカーだけです。
それを200kgそこそこの車重しかないバイクに搭載すること自体がもう既に間違ってる気がするんですよね。
有り余るパワーが故に不必要に電子制御システムを搭載するより、
本質的なエンジン特性やパワーバランスの向上をもっと行うべきなのでは?
個人的には、ついそう思ってしまうんですよね!(笑)