アメリカ製の歴史あるメーカーが作る「ハーレーダビッドソン」ですが、
日本では本家アメリカとは、ちと違う意識で乗ってる人が多いです。
ハーレーダビッドソンの魅力は「ブランド力と威圧的なフォルム」、
またコアなファンには三拍子というビッグツインからなるエンジン鼓動などです。
とにかくカスタムされるケースが多く、ボバー、バガー、チョッパーなど、
ハーレーダビッドソンには数種類のカスタムの方向性が用意されています。
しかしハーレーダビッドソン自体の性能を語ると、
国産やヨーロッパのバイクに比べ正直、性能的には劣ります。
高額で排気量と車体ばかりが大きく、
それに見合うだけのパワーや取り回し、旋回性などの安定力を持っていません。
しかしそれでも日本で人気が高いのは「ファッション性との融合」が考えられます。
ハーレーダビッドソンと革ジャンにブーツ、そしてサングラス。
要するにワイルドないでたちや、50〜60年代のアメリカンテイストに魅力がある訳です。
もしかするとここに「全ての魅力が詰まってる」と考えていいと思います。
この雰囲気を楽しむ中でハーレーダビッドソンの存在が欠かせないものになってるんですね。
一般的なライダーと違い、ハーレーダビッドソン好きは、
バイクだけに特化して魅力を見出してるだけでなく、
そういった「ファッション性やアメリカンテイストを愛してる」んですよね。
また、変わらないフォルムも魅力の1つかもしれません。
毎年新しいスペックや新しいラインナップを送り出してるハーレーダビッドソンですが、
見た目を含め劇的な変化はほとんどありません。
エンジンや細部のパーツに多少の進化は見られますが、
昔からほとんど違わないんですよね。
そこが逆に魅力となってるようです。
ファッションに関しても変わらない部分があって、
未だにアメリカでの50〜60年代のファッションが崇拝されているんですよね。
まさに「古いアメリカ好き=ハーレーダビッドソンが好き」という構図です。
さらに言えばワイルドあればあるほどハーレーダビッドソンな訳です。
あくまでハーレーダビッドソンの魅力はそこに集中しており、
バイクとしての操作性や走りは二の次という感じです。
ある意味、摩訶不思議な部分もハーレーダビッドソンの魅力なのかもしれないですね!(笑)