宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

乳牛の牛群審査及び体型調査が行われました

2018年05月25日 13時20分50秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成30年5月21日に大崎農業改良普及センター管内の4農場において,乳牛の牛群審査及び体型調査が行われました。
 管内では,17農場(うち,酪農家14農場,公的機関3農場)が牛群検定に取り組んでいます。牛群検定は,飼養している乳牛の乳量,乳質や繁殖能力などを個体ごとに測定することができるため,日頃の飼養管理や経営管理に活用されています。また,体型調査は牛群検定実施農場を対象に,乳牛が健康でしっかりした体格を備えているかを審査するものです。
 調査農場のうち,加美農業高等学校では,一般社団法人日本ホルスタイン登録協会職員が1学年9名に対して体型調査を行う意義と要点について説明しながら審査が行われました。農業の次世代を担う学生は,今後の農場実習や牛群改良に役立てようと熱心にメモをとっていました。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酪農ガールズの通常総会,飼養管理講習会を開催しました。

2018年05月23日 18時18分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
「酪農ガールズ」は「賢く魅力的な酪農女性」を目指し,大河原農業改良普及センター管内にある酪農家の女性後継者や酪農家に嫁ぎ就農した女性たちによって平成22年に結成された組織であり,現在27名の会員が主体的に様々な活動に取り組んでいます。
この「酪農ガールズ」の通常総会が平成30年5月10日に大河原合同庁舎において開催されました。総会では,今年度も引き続き酪農組合や地域を超えた酪農女性の仲間づくりを目標として活動を行っていくことが承認されました。


総会終了後,NOSAI宮城の川名獣医師を講師に迎え,乳牛の体調や牛乳の販売額に大きく影響する疾病(乳房炎)についての講習会を行いました。乳房炎の概要や原因についてだけでなく,搾乳手順の見直しやストレスの軽減についても詳しい説明をしていただきました。会員からは,「正しい搾乳手順について改めて学ぶことができた」「牛群全体の把握が必要不可欠であることが分かった」等の感想が話され,「牛の個体差への対応はどのようにしたらよいか」など講師に積極的に質問していました。この講習会で学んだ内容を実践することで日々の飼養管理や牛乳生産の改善が進むものと期待しています。


普及センターは今後も,「酪農ガールズ」の活動を支援していきます。 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栗っこ農業協同組合南部倉庫精米設備落成式が開催されました

2018年05月23日 17時29分11秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援
「精米設備落成式の様子」

 平成30年4月27日 栗っこ農業協同組合南部倉庫(栗原市高清水影ノ沢)で,精米設備落成式が開催されました。当日は,来賓,精米設備の施工業者など13名,主催の組合からは組合長をはじめ役員および職員46名が出席した盛大な式典となりました。
精米設備は,平成28年に建設した南部倉庫に併設され,年間1,800トンの処理を計画しているほか,将来の精米ハサップ認証取得にも配慮した設備となっています。
JA栗っこでは,米の産地間競争が激化するなか,農家から生産出荷された米を産地で均一な品質に調製し精米することにより,これまで販売実績のある東京をはじめとする関東周辺のJAや,学校給食などとの信頼関係を強固にし,組合の米販売事業のさらなる拡大を目指しています。

「精米設備」
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター   
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高密度播種育苗による水稲栽培省力化・田植実演会を開催しました

2018年05月23日 15時51分35秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成30年5月21日,気仙沼市波路上向田にある「階上生産組合」のほ場において,高密度播種育苗技術による水稲栽培省力化・田植実演会を開催しました。本実演会は,「宮城県米づくり推進気仙沼地方本部」が主催し,JA南三陸,株式会社ヰセキ東北及びヤンマーアグリジャパン株式会社の協力により開催しました。
当日は,5月1日に播種した苗を使った田植えを行い,関係機関や管内の水稲生産者約30名が参加しました。
 管内では,鉄コーティング湛水直播による水稲直播に取り組む生産者がいますが,沿岸部を中心に適切な水管理が難しい地域があるため,直播栽培以外の省力・低コスト化技術を検討してきました。
高密度播種育苗では,10aあたりの箱数の目安を密苗で5~8箱,密播疎植で6~8箱とすることができ,育苗資材費の削減や,育苗・田植え時の苗継ぎ等の労力軽減が期待できます。
 実演会は,はじめに密苗(ヤンマー)の田植えを行い,その後に密播疎植(ヰセキ)の田植えを行いました。密苗の田植えは密苗専用機,密播疎植は既存の田植機にオプションを装着するかたちで行い,作業は順調に終了しました。田植実演を行ったほ場は2筆並んでおり,今後の生育を比較することができます。
実演会に参加した水稲農家は,「田植え作業は順調に行えた。苗箱数が減り作業が楽になる。」と話していました。




<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606
E-MAIL:ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も石巻市河北上品山牧場で放牧が始まりました!

2018年05月23日 11時17分07秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成30年5月18日,石巻市河北上品山牧場で牛の放牧が始まりました。東京電力福島第一原子力発電所事故による影響により放牧を中止していましたが,平成25年6月に再開し,今年で6年目になります。放牧再開時から毎年,土壌や牧草の放射性物質濃度測定や放牧牛体内中の放射性物質濃度の推定調査等を行い,安全性を確認しながら放牧を行ってきました。
 今年も入牧に先立ち,5月上旬に牧草の放射性物質検査を行い,全ての検査で不検出となり,放牧が可能であることを確認しました。
 放牧当日は石巻市内から黒毛和種の雌牛40頭がトラックで運び込まれました。あいにくの空模様でしたが,牛たちは採血や体重測定などを行った後,広々とした放牧場に放たれ,気持ちよさそうに駆け回っていました。
 放牧された牛たち達は,牧場でゆっくりと牧草を食べながら,10月31日の退牧まで過ごします。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮野森小学校で田植体験の校外学習が開催されました。

2018年05月17日 17時14分09秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
平成30年5月15日に東松島市野蒜の水田で,宮野森小学校5年生の総合学習として,田植体験が開催されました。この田植体験は,宮野森小学校5年生の水稲栽培体験学習の一環として,のびる多面的機能自治会の主催で開催され,今年で5回目となります。
 田植えの前には,自治会の構成員である農業法人(有)アグリードなるせの阿部俊郎社長から,田植えの方法等について実物の苗を見せながら丁寧な説明がありました。秋には,今回自分たちで植えた水稲の稲刈りやお米の販売等も体験し,農業の大変さや喜びなどの醍醐味も学ぶ予定です。
 参加した5年生26名は,最初は田んぼに足を入れることにも戸惑っていた様子でしたが,次第に泥の感触にも慣れ,最終的には田んぼの感触を楽しみながら,上手に手で苗を植えていました。子供達にとって,普段食べているお米を学ぶ上で大変貴重な田植体験となりました。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

露地なすの栽培講習会を開催しました

2018年05月17日 15時37分38秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
JA古川なす部会では,4月23日に大崎市古川のJA古川営農センターで露地なす生産者を対象とした栽培講習会を開催しました。講習会には生産者8名が参加し,本年の栽培に向けた管理作業等の確認を行いました。
 はじめに株式会社渡辺採種場の担当者から定植作業の準備と定植後の管理について説明があり,風よけとしてなすと同時にソルゴーを植栽するのが有効であると指導がありました。次に普及センターから農薬の適正使用と昨年度問題となったオオタバコガやナメクジの防除について説明しました。生産者からはソルゴーの播種方法について質問があり,生産に向けて意欲が高まっていたようです。
 本年の露地なす定植は例年通り5月下旬頃となる見込みです。普及センターでは,露地なすの安定生産のため今後も継続して支援していきます。




<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

亘理町のカーネーション生産者が相互にほ場視察を実施

2018年05月14日 12時03分25秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成30年4月25日にJAみやぎ亘理花卉部会カーネーション班による相互視察研修会が開催されました。
 亘理町のカーネーション生産者3戸6名がお互いの圃場を視察しながら,JA,普及センターとともに新品種や栽培管理の検討を行いました。省エネ対策として実施を検討している変温管理(EOD-heating処理:日中10℃,日没4時間15℃,夜間5℃)試験ほについては,切り花品質に問題がないことを確認しました。また,奇形花発生後に微量要素剤を葉面散布したほ場では,その後の奇形花の発生がほぼなくなったことを確認しました。そのほか普及センターからは,今後の病害虫防除やハダニ防除のための天敵導入試験ほ設置計画についても説明しました。参加者は,切り花品質向上と今後の作付けに向けた栽培管理技術向上に意欲を示していました。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「だて正夢」の優良種子供給を目指し育苗巡回を実施

2018年05月14日 11時11分59秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成30年5月8日にJAみやぎ登米種子生産組合では,育苗管理の徹底を図るため,9地区の育苗ハウスを巡回し,作業記録や病害虫発生,生育状況を確認しました。
 採種組合では「ひとめぼれ」と「だて正夢」の2品種を61haの採種ほに作付けする予定で,特に「だて正夢」は県内で唯一種子供給するという重責を担っており,苗の生育状況が心配されましたが,こまめな管理で苗の生育は順調でした。
 主要農作物種子法が平成30年4月1日に廃止されましたが,稲作農家にとって,優良種子の安定供給は重要です。宮城県では,これまでと同様に関係機関と連携しながら支援を行うこととしていますので普及センターも田植後のほ場管理など引き続き指導してまいります。





<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127
FAX:0220-22-7522

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルビーのポテト品種選定現地試験

2018年05月14日 09時57分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
JAみどりのポテト部会は宮城県ポテト生産者協議会(会長 有限会社イーストファームみやぎ 代表取締役 赤坂芳則 氏) に加盟し,カルビーポテト(株)にポテトチップス用のジャガイモを契約販売している。
 栽培している品種は北海道で実績のある,トヨシロ,オホーツクで,この2品種はポテトチップス向け品種として北海道を代表する品種です。宮城県ではこれまで,本県の気候風土に適した加工用ジャガイモの品種選定をされたことがなかったことから,名取市にある宮城県農業・園芸総合研究所が試験場内で8品種,現地試験として美里町内1か所で3品種(対象品種トヨシロを入れて4品種)について選定試験を実施することになりました。
現地試験は美里町二郷(旧南郷町)で,雪ふたば(カルビーポテト(株)育成品種,長期貯蔵がきき,線虫の抵抗性有り),C-0838(カルビーポテト(株)育成品種,打撲にとても強い),ぽろしり(カルビーポテト(株)育成品種,線虫,そうか病に抵抗性有り)の3品種に標準品種としてトヨシロが4月9日に定植されました。
 今後,早期に有望品種が選定されるよう農業・園芸総合研究所と協力し現地試験を進めて参ります。



<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター   TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする