宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

柴田町初の集落ぐるみ型法人「葉坂希望の郷」が設立されました

2017年12月25日 09時43分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成29年12月17日(日)に柴田町で4番目の農業法人として「農事組合法人 葉坂希望の郷」が設立されました。
 平成26年から「葉坂地区全体の農地をみんなで守りながら、次の世代に渡したい」という住民からの提案をもとに「集落ぐるみ型の法人」設立に向けて話し合いが重ねられてきました。
 このたび,圃場整備事業実施を契機に葉坂地区内の農家75戸のうち営農を継続している21戸が構成員となり法人が結成されました。
 当面は水稲だけの生産ですがいずれは園芸品目、観光農園など取り組む計画となっています。 ゆくゆくは、法人の名称の由来となった農業だけではなく福祉関係にも手を広げ、自分たちで老人ホームを運営し入居したいという希望も持っているとのことです。
 ほ場整備の工事が完了するまでは、現状の営農スタイルを継続し,工事完了後は主力オペレーターを中心に作業の効率化を目指す予定です。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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平成29年度登米地域農業法人セミナーが開催されました。

2017年12月21日 13時44分20秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 去る12月6日に宮城県登米合同庁舎にて,若者が魅力を感じる職場環境づくりを目的に「若者が求める仕事のイメージを知ろう」~優秀な社員確保のために今すべき会社の環境づくり~と題し,法人セミナーを開催しました。
 今回の研修会では,株式会社オーレンスパートナーズ チーフコンサルタントの川本晃氏を講師にお招きし,求職者の求める職場環境とその整備方法等について講演をいただきました。近年の求職者は,給料面の充実よりも社会貢献や周囲からの評価を求めているため,会社としての経営理念や中長期ビジョンを作成することで思いを可視化することが重要である他,社員の内面を評価し会社として長期的に育成するという考えも重要であると教わりました。
 参加者からは,「給与や将来像も具体に示すべきだと分かった」,「会社として従業員を育成するという考えを持つことが重要」との意見も聞かれ,今後一層の経営発展が期待されます。
 登米普及センターでは,今後も農業法人の経営発展のために引き続き支援を行っていきます。 





 <連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
 〒987-0511 
 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
 電話:0220-22-6127 
 FAX:0220-22-7522

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初めての交流会は笑いがいっぱい!~第1回きゅうり生産女性農業者交流会~

2017年12月20日 16時53分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 登米市のきゅうり産地は、国の野菜指定産地となっており、出荷量・販売金額とも県内一の実績を上げています。きゅうり生産では日々の栽培管理や出荷における女性農業者の役割が大きく、地域農業の振興や経営の発展には、女性の力は欠かせません。
 そこで、女性農業者同士の交流の場を設定し、女性農業者同士の連携促進と産地活性化を促すことを目的として、初めて、きゅうり生産に携わる女性農業者の交流会を開催しました。
 第1回目となる今回は、「美味しいランチを食べて,学んで、交流しましょう」と題し、13名の参加者が、市内のカフェを会場に、地産地消にこだわったランチとゲームによる交流を行いました。その後、「~女性が楽しく働くために~“家庭内コミュニケーション”で農家経営をさらによくしましょう」との講話を中小企業診断士の本田茂氏よりいただきました。
 家庭内コミュニケーションを通して、目的と目標を明確化し、数値管理することで先が予測出来、日々の行動が変わり良いサイクルが出来てくることを事例により紹介いただきました。また、夫婦間の微妙な関係を言葉のとらえ方や考え方一つで楽しく過ごす方法も伝授していただき、参加者の笑いが絶えない、賑やかな研修会となりました。
 第2回は、「家族の健康を考えた野菜料理講習会」を来年1月に行う予定です。

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美里地区生活研究クラブ六次産業化研修会の開催

2017年12月20日 13時20分31秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成29年12月8日に美里地区生活研究クラブ連絡協議会では六次産業化研修会を開催しました。
 大崎市松山の浦上和子氏に講師をお願いし,加工施設の視察と農産加工の取組について話題提供を受けました。浦上氏は平成26年に六次産業化・地産地消法に基づく事業計画の認定を加工・直売部門で受けています。常時雇用5名はすべて女性で,雇用保険,労災加入のほか日々の作業内容・時間についても,自己申告,女性が働きやすい労働環境に努めています。また,分担制のほか,一部の作業には能力給を取り入れるなど働き手の意欲を高める取組も導入しています。六次化事業認定のメリットとしてはサポートセンターのプランナーからのアドバイスが販路拡大へとつながったことなどの紹介がありました。本人は,未明の餅加工から商品づくり,ラベルの作成,直売所等への商品配達まで1人でこなしているものの,地域の女性と育むこだわり加工を実践し,一方でセミナー参加への興味も旺盛で,人とのつながりも大事にしています。
 参加者は,浦上さんの身近な六次産業化に接し,加工への取組意欲を新たにしました。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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「JA仙台 米食味コンクール」が行われました!

2017年12月19日 17時56分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 JA仙台では、「品質・安全・良食味米を消費者に提供」をスローガンに掲げ米生産に取り組んでおり、生産者の技術向上を目指して「米食味コンクール」が今年も開催されました。
 本年は、8月には低温・日照不足、9月には台風の影響があり米生産には厳しい条件でありましたが、腕自慢の組合員からは727点もの応募があり、11月17日には審査委員会(委員長仙台普及センター所長)が開催され、食味分析と味度分析による総合評価をもとに受賞者が決定されました。食味大賞は長町支店管内の安齊幸雄氏が出品した「ひとめぼれ」に決定しました。入賞したお米はいずれも、色、つやともに良好で、香りもよく、粘り、味すべてがすばらしいできばえでした。
 12月6日には、表彰式が行われ食味大賞1点、最優秀賞3点、優秀賞6点の他、食味向上に積極的な取組が見られる支店等が表彰されました。あわせて、「うまい米づくり研修会」が開催され、今後も食味を追及したJA仙台米の生産に力を入れていくことが確認されました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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JAあさひなねぎ部会曲がりねぎ出荷講習会が開催されました

2017年12月19日 16時56分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援


平成29年11月24日にJAあさひなねぎ部会の曲がりねぎ出荷講習会が開催され,約50名が参加しました。
 今年は,12月20日から仙台市場へ出荷開始となります。それに向けて出荷方法などの説明が行われました。ねぎの皮のむき方やテープの巻き方,段ボールへの入れ方について,ベテランの部会員が実演を行いながら,経験の浅い生産者らへ丁寧に説明し,初心者の方も理解が深まった様子でした。
 普及センターでは,曲がりねぎに適した品種を選定するため,JAと連携して品種比較試験を行っており,その一環として,部会員を対象に試験品種の試食会を実施しました。3種類の試験品種における硬さと甘さを現在の主要品種と比較し,総合的な評価を行ってもらいました。これにより,部会員自身が品種ごとの特徴を理解し,曲がりねぎの作付品種を決定していく取組のきっかけになったと思われます。




連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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みやぎ農業未来塾「土壌研修会」を開催しました

2017年12月19日 16時35分09秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 新規就農者や就農後間もない青年農業者にとっては,経営目標の実現のためにも基本的な栽培技術の早期習得が重要となっています。特に土づくりに関する農業者からの相談案件が多いことを受け,より実践的な営農力の向上を目指して平成29年12月1日,7日の2回に渡り,みやぎ農業未来塾「土壌研修会」を開催しました。今回の研修会では,座学で土壌診断項目の解説や土づくりの基礎について学ぶだけではなく,最新のPOフィルムや生分解性マルチフィルムに関する情報も提供しました。さらに,新規就農者同士の情報交換の場を設けることで,相互交流を促進しました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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JAみどりの北浦梨部会せん定講習会開催

2017年12月19日 14時36分26秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成29年12月13日,JAみどりの北浦梨部会主催で梨のせん定講習会が開催されました。
 農業・園芸総合研究所の大沼上席主任研究員と高田技師を講師に招き,「幸水」と「あきづき」のせん定について指導を受けました。
 普及センターからは,高齢化が進む中,省力化を図るため電動せん定バサミの実演を行い,生産者に電動せん定バサミを使用した場合と通常のせん定バサミとのこぎりを使用した場合の疲労度を比較しました。また,赤星病やハダニ類の発生生態,黒星病の秋期防除や落葉処理などの徹底について指導しました。午後からは,ジョイント栽培ほ場へ移動し,今年の生育状況を確認しながら,樹齢別のせん定方法について検討しました。
 今年は,夏季の天候不順で花芽の着生が心配されましたが,影響は少なく参加した部会員は,来年もおいしい北浦梨を生産しようという熱意にあふれていました。 
電動せん定バサミの体験


<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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石巻4Hクラブ視察研修会

2017年12月18日 19時31分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 石巻地区4Hクラブ連絡協議会では,12月5日(火)~6日(水)に視察研修会を開催し,福島県郡山市の福島県農業総合センター,栃木県日光市の(株)太子食品日光工場,栃木県真岡市の道の駅「にのみや」を訪れました。
 最初に訪れた福島県農業総合センターでは,「高濃度炭酸ガスによるイチゴのナミハダニ防除の適用拡大」と「高吸水性ポリマー添加によるトマト育苗時の用土量,費用の削減」という研究成果について,担当の研究員から説明を受けました。参加したクラブ員からは,より効果的な使用方法や使用上の注意点等について質問するなど,活発なディスカッションが行われました。
 (株)太子食品日光工場では豆腐の製造工程を見学しました。普段見ることのできない豆腐工場の機械設備や製品管理等についての説明や,作りたての豆乳,木綿豆腐,絹豆腐,湯葉等の試食もあり,大変勉強になりました。
 道の駅「にのみや」では農産物直売等について見学しました。この道の駅は,「イチゴ生産量日本一」をキャッチフレーズに,地元産イチゴを使用したオリジナルスイーツ等も店頭で販売するなど,観光客が立ち寄りたくなる工夫が施されており,販売を考える上で参考になる部分も多かったと思われます。今回の視察は栽培技術,加工,販売と盛りだくさんの内容でしたが,見聞を広める上で有意義な視察研修となりました。


 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999

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親子で楽しく体験農業~冬編(収穫)~

2017年12月18日 14時20分06秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 平成29年12月5日,ベジ☆Hope(石巻地域若手女性農業者組織)のスキルアップを目的とし本年度シリーズで取り組んでいる体験農業の~冬編(収穫・利活用)~を開催しました。
 当日はベジ☆Hope5名と管内親子5組参加があり,お子さんを含め20名での講座となりました。
 9月に冬野菜の定番となる大根の播種作業を行いそれから約3か月,普及センターより品種による形の違いや利用方法について説明を行った後,丸々と生育した大根を前にいよいよ収穫体験を行いました。子ども(2~3歳児)では抜けないかと思われた大根もなんなく抜き取れ「抜けたよ~」「おっき~」と歓喜をあげ非常に楽しく参加して頂くことができました。その後,場所を移し収穫したばかりの大根を材料に重石を使わない『大根のしょうゆ漬け・ゆず漬け』の実習を行いました。切って漬けるだけの調理方法に参加者からは「簡単で覚えやすい」「一日でも味がしみる」などの声が聞かれました。
 最後にアンケートをお願いし,『さつまいもを栽培したい』『種まきから収穫まで子どもも親も貴重な体験となった』などの意見をいただきました。今回の意見を参考に次年度さらに充実した取組が出来るよう活動していきます。






<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
   TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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