宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大島特産果樹研究会総会が開催されました 気仙沼市の大島産ブルーベリーが7月に出荷されます

2015年06月19日 15時47分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 気仙沼市の離島,大島では,フルーツアイランド構想により,大島特産果樹研究会の13名の会員が,果物の特産化を目指して,ブルーベリー,かき,びわを栽培しています。
 平成27年6月11日,大島公民館で大島特産果樹研究会総会が開催され,本年度の事業計画などが話し合われました。
 昨年のブルーベリーは,市場や市内のスーパーを中心に300kgが出荷され,本年も7月から出荷を開始する計画で,栽培管理が行われています。
 普及センターでは,気仙沼市の大島で,前年度は,干し柿づくり講習会,かき,いちじく栽培講習会を開催しました。本年度は,いちじくやキウイフルーツなどの特産果樹栽培講習会,ブルーベリーせん定講習会を開催し,大島の特性を活かした果樹の栽培を支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044


平成27年度大島特産果樹研究会総会
ブルーベリーの写真は,6月11日現在です。

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テレビ取材でズッキーニ生産をPR

2015年06月18日 09時02分35秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 今年から,栗原普及センターではJA栗っこ,栗原市と一体となってズッキーニの産地化を目指し,生産拡大プロジェクト「Z600」をスタートさせました。「Z600」とは,ズッキーニのZと,生産面積600アールの略で,5年後は面積35ヘクタールの販売額1億円を目指しています。
 平成27年6月8日(月)に栗原市若柳地区においてズッキーニの栽培の様子などが,生産者が,在仙のテレビ局から取材を受けました。
 今回は,JA栗っこ女性部の協力による「ズッキーニ応援隊」が,おそろいのユニフォームで歌や踊りを披露したほか,採れたてズッキーニのオリーブオイル炒めを,野菜ソムリエのカワシマヨウコ先生に試食していただき,栗原のズッキーニをPRしました。
 取材放映は,6月22日(月)に行われます。
 栗原普及センターでは,産地化に向けて栽培技術の普及や消費拡大を支援していきます。


栗原市マスコットキャラクター「ねじりほんにょ」も応援に


  取材の様子

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班  
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-6144

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H27年度の水稲直播栽培始まる

2015年06月15日 18時06分32秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 省力・低コスト稲作として水稲直播栽培が登米管内でも注目を集めています。平成27年度も播種作業が始まりました。乾田直播は4月中旬に続いた降雨のため播種作業が遅れ,早いところで4月28日に始まりました。湛水直播も5月6日から播種が始まり,WCS用の湛水直播の5月末頃まで播種期間が続きました。
 本年度は登米市全域で主食用米が約200ha,飼料用米・WCS等が約100ha,併せて約300haを超える直播栽培面積が見込まれています。播種方式では、乾田直播は約60ha,湛水直播は約240haと見られています。湛水直播栽培では大半が鉄コーティングですが、モリブデン粉衣や無粉衣播種などの試験的な取組も行われています。
 普及センターでは栽培指導や現地検討会の開催等を通じて,水稲直播栽培の技術向上を支援していきます。

乾田直播播種

湛水直播播種

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-6127
  FAX:0220-22-7522

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【気仙沼・南三陸産しょうが】定植作業が行われました!

2015年06月15日 17時57分12秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 当地域では,地元食産業との連携を図るため,本吉地区農村青少年クラブ連絡協議会,本吉地区生活研究グループを中心に,しょうがの栽培に取り組んでいます。

 6月4日,農村青少年クラブ員のほ場でしょうが苗の定植が行われました。
 (しょうが育苗開始の様子はこちら→今年も気仙沼・南三陸産しょうがの栽培が始まりました。)
 今回は,しょうがの活用を予定している水産加工業者の方も加わり,一緒に楽しく作業を行いました。
 今後も,栽培の節目で定期的に視察していただく予定です。

 昨年までは,収穫後の貯蔵方法が確立されていなかったため,長期間の出荷ができず,種しょうがとしての保存もできませんでした。
 普及センターでは,課題解決のために,保温庫の活用などにより,収穫後の貯蔵方法を検討していく予定です。
 これからも,農業者と実需者の交流を通じて,地域産業の活性化を図っていきます。


<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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みやぎの復興現場訪問を実施

2015年06月15日 17時40分40秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 平成27年6月3日,村井嘉浩宮城県知事は東日本大震災からの復興に前向きに取り組んでいる企業などを訪問する「みやぎの復興現場訪問事業」で東松島市の(株)イグナルファーム(代表取締役 阿部聡)を視察しました。
 イグナルファームは東松島市内の若手被災農業者4人で,会社に関わる人・農業・地域・すべてがよくなる(イグナル)ことを願って,平成23年12月26日に設立しました。現在は,役員5名,社員8名,パート34名でイチゴ1.4ha,キュウリ・トマト1.6ha,露地ネギ1.6haを生産しています。
 現場訪問では,東松島市大曲地区の平成26年6月に東日本大震災生産対策交付金で整備されたイチゴの栽培施設等を視察しました。生育を促すと言われている赤色LEDを使った栽培の取組やこれからの人材育成等の課題について説明がありました。
 村井知事からは「地域雇用を生み出し,販売面ではグローバルGAP取得等による付加価値を高めた販売を行っており,農業の復興のモデルである。是非,東松島や宮城の農業の牽引役として頑張ってほしい。」と激励されました。
 イグナルファームでは,主に流通と販売を担う関連会社として(株)ローソンファーム石巻を平成26年1月に設立するなど有利販売への取組を行うとともに,将来的には農産加工,直売,観光農園等の展開も視野に入れています。
 普及センターでは関係機関と連携して栽培技術や法人経営の高度化支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター   地域農業班
 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999

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大崎4Hクラブが先生役をして「親子でいっしょに農業体験」開催

2015年06月15日 10時33分08秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成27年6月7日,大崎生涯学習センター(パレットおおさき)を会場に,大崎地域広域行政事務組合教育委員会主催の「親子でいっしょに農業体験」が,大崎4Hクラブの協力により開催されました。今年で5年目となるこのイベントは,加工用トマトを対象作物として大崎圏域の小学生親子19組を対象に行いました。
 大崎4Hクラブの指導の下,子ども達は初めにビニールマルチを張り,トマトの苗を定植しました。今後,7月12日にトマトの管理及びモロヘイヤの収穫を行い,8月9日にはトマトの収穫とトマト料理の試食会や食育のお話会が予定されています。




<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班 (担当:松谷)
 TEL:0229-91-0727    FAX:0229-23-0910

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南三陸町内の複数のきく生産組織が共同で現地検討を行いました

2015年06月15日 09時30分36秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 南三陸町のきく生産は,夏咲き作型に夏秋系品種を用い,パイプハウスや露地ほ場で栽培する手法が主流であるため,開花時期が各品種の特性で制限される場合が多く,適期出荷実現のためには,品種選択が重要な課題になります。
 近年,産地内で普及している共通品種の開花時期が,需要期に合わない場合もあり,市場評価が伸び悩んでいることから,一部の生産者が新たな品種を試作する等,品種を見直す動きが見られ始めました。そこで,試作品種の情報を生産者間で共有化することを目的に,普及センターが農協と共催で,共同現地検討会を開催しました。
 当日は,9名のきく農家が出席し,ほ場で生育状況を確認しつつ,意見交換を行いました。町内には,きく生産組織が複数ありますが,今回,「栽培品種の検討」という共通テーマで,組織を跨いで検討を行うことにより,効果的な情報交換が実現したことから,出席者は,組織間連携の必要性を再確認した様子でした。
 今後も,生産農家の方々や関係機関と連携して,南三陸町きく産地の適品種選定について,検討を重ねる予定です。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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南三陸町在郷地区の復旧農地でねぎの作付が始まりました

2015年06月11日 16時59分17秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 南三陸町の在郷地区では,災害復旧工事で整備される畑地において,ねぎの作付が計画されています。普及センターではこれまで,山土が客土された農地での試験栽培や,担い手となる営農組合の設立支援など,今年度からの営農開始に向けた準備を行ってきたところです。
 平成27年5月中旬には一部の水田で工事が完了し,在郷地区では震災後初の田植えが行われました。続く5月末に畑地の一部も完了したことから,組合員が協力して急ピッチでうね立てや施肥作業を行い,6月3日にねぎの定植を実施しました。
 復旧工事で客土された土壌には軟岩が多量に含まれ,栄養分もほとんどないことから,当初は組合員も作付意欲が消沈しかけていました。しかし,関係機関が一体となった最大限の土壌改良対策の実施や,施設・機械の導入支援,試験栽培の成功等により,組合員も改めて奮起し,作付することができました。
 今後,復旧農地で安定した出荷量を確保し,南三陸町で拡大が続くねぎ産地の一翼が担えるよう,支援を継続していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話 0226-29-6044



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キャベツ,タマネギの機械化体系を目指した先進地視察

2015年06月11日 10時26分42秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
去る5月26日,色麻町伝八野菜部会生産者,JA加美よつばの担当者ら7名で岩沼市の農事組合法人「林ライス」と名取市の熊野堂野菜出荷組合で視察研修を行いました。
「林ライス」ではキャベツの機械化一貫体系に取り組んでいることから,定植から収穫までの専用機械を見学し,収穫能率,鉄コンテナでのキャベツ収穫方法や,出荷形態について説明を受けました。その後,各生産者から品種や防除等積極的な質問がありました。
熊野堂野菜出荷組合では主にタマネギに関する視察を行いました。これまでタマネギの生産地としてお互いに交流があったため,特に収穫期の防除管理や収穫のタイミング,実際の収穫方法などについて,詳細な部分まで情報交換をすることができました。伝八地区で使用している移植機は作業能率が高いことがわかり,面積拡大に容易に取り組めることを再認識し,次作の作付けに向けて部会員の生産意欲が高まる有意義な視察研修となりました。普及センターでは引き続き野菜の機械化生産体系の取組を支援していきます。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 , 地域農業班
 TEL:0229-91-0726 ,0727   FAX:0229-23-0910

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栗原市合併10周年記念田んぼアートを開催

2015年06月11日 08時51分55秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成27年5月30日(土)に、田んぼアート実行委員会(JA栗っこ南部広域営農センター瀬峰)主催により、栗原市瀬峰泉谷の水田で、田んぼアートが開催されました。
 瀬峰地区循環型農業推進会議(千葉孝行会長)は、瀬峰地区全体で「安全・安心・おいしい!瀬峰農場=循環型農業のまちせみね」を合い言葉に、完熟堆肥を使用して環境にやさしい栽培方法で育てた農産物「エコ・せみね」のブランド化に取り組んでいます。
 「エコ・せみね」の認知度を高め、食と農と地域の絆を深め合うことを目的に、約80aの水田に、小牛田農林高等学校のデザイン作成・測量協力と瀬峰中学校の事前準備協力のもと、紫稲、黄稲、白稲などを使い図柄を描く田んぼアートを行いました。
 7回目の今年は、夏日の好天に恵まれ、地域住民や市内外からの子供とスタッフなど約120名が、栗原市のマスコットキャラクター「ねじりほんにょ」と「これからもずーっと栗原」「エコ・せみね」の文字を、紫や黄色、白、赤の4種類の稲の苗を泥まみれになりながら手植えし、約2時間かけて栗原市合併10周年記念田んぼアートを描きました。
 田植えを終えた子供達はジュースや菓子袋をもらい、栗原産の食材を使った野菜スープと「エコ・せみね米」のおにぎりを笑顔で味わっていました。
 栗原普及センターでは、平成19年度から耕畜連携による循環型農業や田んぼアートを支援しており、今回の田んぼアートで「将来、農家になりたい」と言う男の子も現れ、中・高校生など次世代の食と農への関心が高まり、取り組みの正しさに手応えを感じました。
 県内一の田んぼアートは、JR東北本線樋口山踏切付近の高台から7月いっぱいが見頃ですので、是非見に来て下さい。



宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404
FAX:0228-22-6144

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