宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎの復興現場訪問を実施

2015年06月15日 17時40分40秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 平成27年6月3日,村井嘉浩宮城県知事は東日本大震災からの復興に前向きに取り組んでいる企業などを訪問する「みやぎの復興現場訪問事業」で東松島市の(株)イグナルファーム(代表取締役 阿部聡)を視察しました。
 イグナルファームは東松島市内の若手被災農業者4人で,会社に関わる人・農業・地域・すべてがよくなる(イグナル)ことを願って,平成23年12月26日に設立しました。現在は,役員5名,社員8名,パート34名でイチゴ1.4ha,キュウリ・トマト1.6ha,露地ネギ1.6haを生産しています。
 現場訪問では,東松島市大曲地区の平成26年6月に東日本大震災生産対策交付金で整備されたイチゴの栽培施設等を視察しました。生育を促すと言われている赤色LEDを使った栽培の取組やこれからの人材育成等の課題について説明がありました。
 村井知事からは「地域雇用を生み出し,販売面ではグローバルGAP取得等による付加価値を高めた販売を行っており,農業の復興のモデルである。是非,東松島や宮城の農業の牽引役として頑張ってほしい。」と激励されました。
 イグナルファームでは,主に流通と販売を担う関連会社として(株)ローソンファーム石巻を平成26年1月に設立するなど有利販売への取組を行うとともに,将来的には農産加工,直売,観光農園等の展開も視野に入れています。
 普及センターでは関係機関と連携して栽培技術や法人経営の高度化支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター   地域農業班
 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999
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