いちごの産地として復興に取り組んでいる階上地区では,収穫終期を迎えています。いちご生産者では,幼稚園や小学校などにいちご狩りとして開放したり,仮設住宅に住む生産者と住民同士の交流も兼ねてジャムづくりを行ったりしています。
生産者が声がけして,平成27年6月11日,気仙沼市長磯七半沢仮設住宅集会所で,地域住民を対象としたいちごジャム講習会を開催しました。材料のいちごは,階上いちご生産組合より提供してもらいました。
普及センターが講師役となり,座学では,糖度と保存性,いちごの色と風味を活かす煮詰め方など,今まで感覚で行っていた作業の意味をひとつひとつ丁寧に考えていきました。実習では,煮詰め具合の確認の方法を数通り実践し,感覚だけでなく視覚でも確認できることを学びました。
普及センターでは,今後も農山漁村ならではの特性を活かした暮らしの充実と活性化に取り組む活動を支援していきます。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044