宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「平成26年度宮城県農村青年のつどい」が開催されました!

2014年08月05日 14時04分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成26年7月26日から27日にかけて宮城県農村青年のつどいが石巻市を会場に開催されました。県内各地区の4Hクラブ員や海外研修生,農業大学校1年生の約100名が参加しました。
 開会式では,担当地区の石巻4Hクラブの遠藤県連理事が開会宣言を行い,主催者からあいさつの後,4HクラブOB会の大友会長,県農業士会の佐藤会長,石巻農業士会の橋浦会長より激励のお言葉を頂戴しました。
 技術交換大会では近年古川地区が優勝を勝ち取っており,他地区では優勝旗奪還に意気込んでおりました。出題は,新たな農業・農村政策に係る農地中間管理事業,栽培技術や農薬の使用方法等に加え,御当地キャラクターなどバラエティに富む内容でした。採点の結果,地区最優秀賞は美里地区,優秀賞が登米地区,優良賞が古川地区となり,美里地区が優勝旗を奪取しました。
 レクリエーションでは,バスケットボールで交流を図り,体育館内の温度も高かったのですが,それにも勝る熱いプレーに汗を流しました。
 昨年度は悪天候のためキャンプは中止されましたが,今年は天候にも恵まれ,各地区で持ち寄った食材でバーベキューとお酒を酌み交わしながら交流を図りました。
 2日目の現地研修では,「平成25年度新規就農のご案内」にも掲載されている石巻市広渕の亀山晴央氏のハウスを視察しました。亀山氏は建設会社を27歳の時に退職し,平成19年にシクラメン中心の鉢花栽培を始めました。これまでに全国シクラメン品評会において最優秀賞等を受賞しており,参加者はその高い栽培技術や販売等について数多くの質問を行っておりました。
 普及センターでは関係機関と連携して,若手農業者や新規就農者への支援等を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

〈連絡先〉宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL0225-95-1435

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全国野菜園芸技術研究会が開催されました!

2014年08月04日 16時27分31秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
7月17日(木)および18日(金)に,第59回 全国野菜園芸技術研究会 宮城大会が開催されました。
 全国野菜園芸技術研究会は,主にトマトおよびきゅうりを中心に野菜園芸の経営と栽培技術の研究,普及,振興を行っている全国の野菜園芸生産者の組織で,石巻管内はもとより県内外の生産者も多く所属しています。
 

17日は,ホテル松島大観荘を会場に「大震災を乗り越えて,さらなる未来の施設園芸産地を目指して」をテーマに,オランダ国の園芸農業を参考にした,先進的次世代施設園芸の全国展開事業や,高品質・高収益施設園芸経営に関する試験研究事例についての講演が行われました。
 また,宮城県沿岸部における復興事例紹介も行われ,東松島市でいち早く営農再開した(株)イグナルファームの阿部社長からは,被災後の悲惨な状況から立ち上がった経緯,若手の仲間と力を合わせて設立した会社への思い,未来に希望を抱ける農業を目指した経営などについて発表がありました。

 
 18日には,東松島・石巻地域の沿岸部を巡る現地視察が行われました。石巻市の須江・蛇田地区に間もなく竣工する復興園芸団地のほか,東松島市の野蒜海岸から大曲地区にかけて被災農地の復旧・復興状況など,石巻地域農業の現状について視察し,参加者らは同行した普及センター職員の説明に耳を傾けながら,現地の状況へ目を向けていました。
 また,(株)イグナルファームの,きゅうりやトマトの栽培状況を視察しました。社長や役員,社員それぞれから,施設の概要や生産体制のほか,有機質肥料を中心とした栽培へのこだわり等について説明を受けました。大会両日とも全国から集まった生産者や農業関係者からは多くの質問が寄せられる等,関心の高さがうかがえました。


 これからも当普及センターでは,園芸産地の復興と発展に引き続き支援をして行きます!
 
<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班  
TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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第16回あさひな農協繁殖牛共進会が開催されました

2014年08月04日 13時51分23秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月31日,みやぎ総合家畜市場において,第16回あさひな農協繁殖牛共進会が開催されました。雲一つない晴天で,牛と人には少々厳しい天候でしたが,あさひな農協管内の繁殖農家から選りすぐりの繁殖牛41頭が出品され,4つの部門ごとに最優秀賞牛・優秀賞牛が選定されました。平成29年に開催される第11回全国和牛能力共進会宮城県大会の成功に向け,県内畜産農家及び関係者一丸となってがんばっている中,ここあさひなの地においても確実な歩みが見られた一日でした。当普及センターでは今後とも管内の肉用牛改良に関係機関と一体となり支援していくとともに,平成29年開催の全共宮城県大会の成功のために力を注ぎます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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第16回あさひな農協繁殖牛共進会が開催されました

2014年08月04日 13時48分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月31日,みやぎ総合家畜市場において,第16回あさひな農協繁殖牛共進会が開催されました。雲一つない晴天で,牛と人には少々厳しい天候でしたが,あさひな農協管内の繁殖農家から選りすぐりの繁殖牛41頭が出品され,4つの部門ごとに最優秀賞牛・優秀賞牛が選定されました。平成29年に開催される第11回全国和牛能力共進会宮城県大会の成功に向け,県内畜産農家及び関係者一丸となってがんばっている中,ここあさひなの地においても確実な歩みが見られた一日でした。当普及センターでは今後とも管内の肉用牛改良に関係機関と一体となり支援していくとともに,平成29年開催の全共宮城県大会の成功のために力を注ぎます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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第16回あさひな農協繁殖牛共進会が開催されました

2014年08月04日 13時35分45秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月31日,みやぎ総合家畜市場において,第16回あさひな農協繁殖牛共進会が開催されました。雲一つない晴天で,牛と人には少々厳しい天候でしたが,あさひな農協管内の繁殖農家から選りすぐりの繁殖牛41頭が出品され,4つの部門ごとに最優秀賞牛・優秀賞牛が選定されました。平成29年に開催される第11回全国和牛能力共進会宮城県大会の成功に向け,県内畜産農家及び関係者一丸となってがんばっている中,ここあさひなの地においても確実な歩みが見られた一日でした。当普及センターでは今後とも管内の肉用牛改良に関係機関と一体となり支援していくとともに,平成29年開催の全共宮城県大会の成功のために力を注ぎます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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丸森町でイノシシ被害対策勉強会(第2回)を行いました。

2014年08月04日 09時13分05秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
7月27日(日)に丸森町峠地区集会場および現地のイノシシ出没ほ場において,地域の住民12人が参加し今年2回目のイノシシの被害対策勉強会を行いました。
これは,丸森町峠集落で今年度から実施している「集落ぐるみの鳥獣害対策モデル事業」の一環として開催するもので,今回の勉強会では「適切な電気柵の設置」をテーマとしました。最初に電気柵メーカーの担当者から,電気柵のしくみや設置方法の基礎について講習を受け,その後,集落内に設置してある電気柵についての点検を行い,イノシシの侵入を防ぐための改善方法についての検討を行いました。
その結果,上下結線不備や雑草繁茂によって,最低限必要とされる4000V以下への電圧低下が確認された他,不整形地へ設置しているため,1段目の柵線と地面が平行でなく,適正と言われる20cmより大きく開いており,イノシシが容易に侵入出来ると考えられる場所が数カ所確認されました。
電気柵の周辺では,イノシシの足跡や掘り起こし跡等が数多く見受けられ,適正な電気柵の設置の緊急性も確認出来,参加者は真剣な表情で改善方法を聞き,メモを取っていました。
次回は,この勉強会で作成した点検シートのまとめを行いながら,ほ場環境マップを作成して,集落全体への取り組みの波及を計画しています。
 普及センターではこれからもイノシシの被害軽減に向けて,情報収集や防除対策支援を行っていきます。

(電気柵設置の手順を実演)


(電線の高さと電圧チェツク)


(イノシシによる掘り起こし跡)

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JAみどりの稲作生産部会 直播現地検討会を開催

2014年08月03日 15時51分51秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月25日にJAみどりの稲作生産部会 直播現地検討会が開催されました。直播栽培は、育苗作業が不要で、労働力を大幅に削減できる省力・低コスト技術として、近年注目されています。JAみどりの管内でも直播栽培に取り組む生産者が増えており、平成26年度の直播栽培面積は全体で約250haとみられます。直播栽培は、移植栽培と栽培管理が異なることから、初めて取り組む際にはポイントを押さえることが重要です。この日は湛水直播、乾田直播合わせて4ほ場を巡回し、現在の生育状況や今後の管理について確認しました。今回確認したほ場では、幼穂長15~30mmで幼穂形成期に入っており、出穂期は8月10日頃になると予想されました。移植栽培の出穂期は8月1日と予想されていることから、生育ステージは移植栽培より10日程遅れているようです。今後の管理として、土壌表面播種である湛水直播栽培ほ場においては倒伏の危険性が高いため、同生育ステージの移植栽培よりも乾かし気味の水管理を意識し、倒伏対策に重点を置くよう指導しました。
 JAみどりのでは、来月も同様に現地検討会を開催する予定となっており、普及センターでは生産者の直播栽培技術習得のために継続した支援を行っていきます。

<問い合わせ先>
宮城県美里農業改良普及センター
先進技術班
TEL 0229-32-3115
FAX 0229-32-2225

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水稲直播栽培の技術向上に向けた視察研修会を開催

2014年08月01日 18時26分37秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 仙台農業改良普及センター管内では,年々水稲直播栽培の面積が増えており,今年度は約310ha(前年比100ha増:普及センター調べ)で直播栽培が行われています。当普及センターの重点支援対象経営体である農事組合法人稲和ファームでも,昨年度から鉄コーティング湛水直播栽培に取り組み始めたことから,水稲直播栽培の更なる技術向上を目指し,平成26年7月16日(水),先進事例の視察研修会を開催しました。
 役員含め10人の構成員が参加し,38.7haで鉄コーティング湛水直播栽培に取り組む「蔵王町土地改良区担い手部会」(宮城県蔵王町),鉄コーティング湛水直播栽培と大区画化ほ場での乾田直播栽培の両方に取り組む「有限会社耕谷アグリサービス」(宮城県名取市)を視察しました。
  「蔵王町土地改良区担い手部会」では,高品質米を生かした販売形態や,部会員間の生産意欲向上に向けた取り組みについて熱心にお話いただいた後,栽培ほ場を巡回しながら,管理体系のポイントについて説明をいただきました。また,「有限会社耕谷アグリサービス」では,乾田直播栽培の基本となるほ場の均平化,漏水及び苗立ち向上対策の鎮圧作業に重点を置いて説明いただきました。
 参加者は,直播栽培管理体系についての知識を深めると共に,販売形態についても大変参考になったようで,自分達の経営に生かすことができそうだとの声も上がりました。
 今後も普及センターでは,直播栽培の技術向上に向けた研修会等を開催するとともに,各組織の経営に合った水稲の栽培体系を共に考え,支援していく予定です。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
    TEL:022-275-8320
    FAX:022-275-0296
    E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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仙台東部地区の農業復興に新たな光!ブランドミニトマト栽培に挑戦VOL.2~待望の出荷始まる!~

2014年08月01日 14時13分35秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙台市東部の津波被災地では,本年度より本格的な営農再開を果たした(農)井土生産組合と荒浜集落営農組合が,水稲育苗後のパイプハウスを活用し,新たにミニトマト「アンジェレ」の栽培に挑戦しています。
 それぞれの組織では,若手や女性メンバーが中心となって,先進地視察や栽培研修会等への積極的な参加により,栽培技術の習得にも熱心に取り組んできました。その努力の甲斐あって,ミニトマトの生育も順調に進み,7月25日には待望の初出荷を迎えました。
 全農が全国的にブランド化を進めているミニトマト「アンジェレ」は,完熟に近い状態で収穫され,色や形,大きさなど一定の基準を満たした物だけが「アンジェレ」として,首都圏市場に出荷されます。
 普及センターでは,今後も関係機関と連携し,新規園芸部門における収益確保に向けた支援を継続していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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栗原市内の農業生産組織が県外の優良経営事例に関する視察研修を行いました

2014年08月01日 08時36分59秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 栗原市生産組織連絡協議会は,栗原市内の農業生産組織(14組織)から構成される協議会で,生産組織運営,経営管理に関する研修会等の開催を通じ,組織運営管理の向上や組織間連携に努めています。同協議会では7月17日~18日に福島県,茨城県の2つの農業生産法人を視察先とする「先進地視察研修会」を開催し,11名(6組織)が参加し,県外の優良経営事例を学習しました。
1日目は,有限会社とまとランドいわき(福島県いわき市)を視察し,循環型養液システムを導入したガラス温室でのトマト生産状況のほか,パプリカ,いちじく,ブルーベリー生産による多品目化,農産物・加工品(ジュース,ジャム等)の直売事業などに関する話をうかがい,地域活性化を第一に考えた多彩な農業経営について学びました。
 2日目は,有限会社横田農場(茨城県龍ケ崎市)を視察し,代表取締役の横田修一氏から農場概要について講義を受けた後,乾燥調製施設・作業舎,米粉スイーツ店を見学しました。
 横田農場では,水稲100ha以上を作付する大規模経営を行っており,農地集積と大区画化による作業効率の向上,多品種の組合せによる田植及び収穫期間の拡大等により大幅なコスト低減を実現し,「おいしくて,安全で,求めやすいお米を直接消費者へ」をコンセプトに,消費者,量販店等への直接販売や自社生産の米粉を使用したスイーツの加工販売にも取り組んでいます。水稲大規模経営や低コスト化に対する参加者の関心が高く,活発な質疑応答が行われ,徹底した農業機械のメンテナンス事例,春作業での効率的な管理体系など,横田代表より参考となる話をうかがうことができました。
 今回の研修で優良経営事例から得たヒントを各生産組織の運営改善に役立てていただくととともに,普及センターでも栗原市生産組織連絡協議会と連携しながら各種支援をしていきたいと考えています。


<とまとランドいわきの視察>


<横田農場の視察>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 
FAX:0228-22-5795・6144

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