宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

第2回仙南若手農業者集団AKOGARE-navi 若手農家見学&BBQツアー開催される

2014年08月11日 09時52分50秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 大河原農業改良普及センター管内に,仙南地域の若手農業者の研鑽と消費者への農業情報発信のため,平成23年7月に「仙南若手農業者集団AKOGARE-navi(あこがれ-ナビ)」(以下あこがれナビと標記)というネットワークが結成されています。消費者に向けた情報発信のため,昨年に引き続き第2回目の「若手農家見学&BBQツアー」が7月26日(土)に開催されました。メンバーが作成したチラシやFacebookで告知を行なったところ,大人17名,幼児3名の参加がありました。

 若手農家見学では平成24年度に就農し,「自然農場風天」代表の中山建(はじめ)氏の農場を見学しました。「自然農場風天」は無農薬・無化学肥料で野菜を栽培しており,雑草をうまく生かし,ほ場の水分調整をしていることや野菜の仕立て方を工夫し病害の発生を出来るだけ押さえていること等について説明がありました。2ヶ所目は稲作と大豆の栽培を行っている橋亮氏の大豆ほ場を見学しました。高橋氏は以前は美容師をしていましたが,自分自身の考えで仕事が出来る農業がしたいとの思いで,平成17年度に兼業農家だった実家に戻り,規模拡大を行い農業を開始したとの説明がありました。今回の参加者は若い方が多く,高橋氏の説明に大きくうなずき共感していました。ほ場見学後には高橋氏のビニールハウスを会場に全員でバーベキューを行いました。材料の豚肉,野菜,鶏卵,炊きたてご飯,ハーブティ等は全てがメンバーの農場で生産,飼育されたもので,今回の食材について説明を行い,食事を楽しみながら交流が図られました。





実施後のアンケートでは,「若い農家の方にどんどん活躍してほしい」や「農家の方の顔がみれ話が聞けて良かった」。等が記載されており,農の情報発信という目的が達成出きたイベントとなりました。
 普及センターでは地域の若い農業者の活動に対し,今後も積極的に支援を行っていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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POPづくり講習会を開催しました

2014年08月08日 18時21分27秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 7月30日,登米合同庁舎において若手女性農業者を対象とした「POPづくり講習会」を開催しました。POPとは,飾り文字やイラストを使って商品の特徴をアピールする店頭広告で,近年は直売所等でも多く見られます。書店のPOPからベストセラーが生まれるなど,商品をアピールする重要なツールです。今回は,POP広告クリエイターの波多野ゆか氏に講師をお願いし,管内の農業者や産直関係者が参加しました。

 前半は,POPの基本であるマジックを使った字の書き方の練習。POP用のマーカーは字を重ねられるのが強みで,特に角芯ペンの場合,曲がった線を描きにくいので,何度もペン先を離し線を重ねながら描いていくと良いそうです。
後半は実際に「ウチの自慢の農産物」のPOPを作成しました。初めは「何を書こうか・・・」と悩んでいた参加者も,見本を見てイメージをふくらませたり,お互いにアドバイスするうちにアイディアが湧き,次第に熱中。先生からは「野菜の色の色紙を重ねるとイメージが伝わる」「色は3色くらいに抑えたほうが主役のコピーが映える」など一人ひとりに丁寧なアドバイスを頂き,素敵なPOPが仕上がりました。
 「POPは新鮮であることが大事。季節に合わせた色づかいなどを工夫し,常に新しいPOPを並べて消費者にアピールを。」と先生。マーカーと紙があれば比較的簡単に作れるのがPOPの強みです。明日からの販売促進に役立てようと,多くの参加者が講習終了後も熱心に質問していました。

 普及センターは今後も女性農業者の資質向上を支援する活動を行っていきます。

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522




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栗原農村女性リーダー研修会で山元町の震災復興を体感

2014年08月07日 20時16分47秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成26年7月18日(金)に,「栗原女性ネットワーク『くりネッ娘』」構成員などを対象とした栗原農村女性リーダー研修会(くりネッ娘講座 移動研修会)を開催し,栗原市内の農村女性リーダーや若手女性農業者など40人が参加しました。
今回は,多角経営や起業,地域活動に取り組む際に参考となる先進事例を情報収集するため,山元町で東日本大震災から復興を目指し,いちご生産やジュース製造を再建した企業を訪問しました。
初めに,田所食品株式会社(代表取締役 田所林一氏)の復旧したジュース製造施設やぶどうのほ場,新たな栽培方法を取り入れたぶどうやりんご,栗などの試験ほ場などを視察しました。雇用の場を復活させ,人口を回復させたいなど,復興への強い志をうかがうことができました。
次に,山元いちご農園株式会社(代表取締役 岩佐隆氏)の復旧したいちご栽培施設や,新たに建設したレストラン・研修・直売施設「ベリー・ベリー・ラボ」などを視察しました。施設の復旧はもとより,いちごの6次産業化に取り組む姿を見ることができました。
また,いちご産地の復興には人材の育成が不可欠で,農業法人が若い従業員を雇用し地域の担い手育成に貢献する理念などご説明いただきました。
お二方の将来を見据えた熱い思いを参加者は感慨深く聞き入り,栗原地域で自らが果たすべき役割を再認識しました。

   

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 
FAX:0228-22-5795・6144

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「栗原市農業女性のつどい」で食育と健康づくり体操を学ぶ

2014年08月07日 20時11分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 栗原市生活研究グループ連絡協議会(会長:菅原さだ子)は,毎年7月に各地区持ち回りで「栗原市農業女性のつどい」を開催しており,今年度は金成地区の「けやき会館」で約80名の参加がありました。
初めに,宮城県栄養士会の管理栄養士 菅原友子氏から,主食・副菜・主菜の栄養バランスの良い食事の大切さや,大豆食の現状,効果・機能性について講演をいただきました。世界で和食が注目される中,その日本料理の重要な役割を担ってきた食材が大豆であり,先人から受け継がれている貴重な大豆食文化を見直し,毎日の食生活に大豆や大豆製品を取り入れることが重要であると,あらためて学ぶことができました。
次に,普段からの健康づくりや農作業のリフレッシュに役立つ健康づくり体操を体験しました。健康づくり体操は,平成25年度から栗原市が市民の健康づくりの一環として始めた取組で,市役所主催の養成講座により養成された「健康づくり運動推進サポーター」により,地域への普及定着が図られています。
昼食後は,金成地区の及川サチ子会長が,料理講習会や花壇づくりなど一年間の活動を紹介し,情報交換が行われました。
最後に,金成地区の芸達者な会員による踊りと寸劇が披露され,会場は笑顔に包まれ,大いに盛り上がりました。
梅雨の合間の一時を,しっかり学び,大いに笑い,地区を越えた連絡協議会の一体感もさらに醸成され,充実した一日を過ごすことができました。
普及センターでは,今後とも農村地域の活性化に向け,地域を担う女性農業者の活動を支援してまいります。

  

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 
FAX:0228-22-5795・6144

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亘理名取地区農業士会通常総会の開催~地域農業の一層の発展に意欲~

2014年08月07日 11時23分08秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
                                          (今年度の事業計画を検討)

 平成26年7月10日に亘理名取地区農業士会(会長 松浦泰信氏,会員16名)の平成26年度総会が,会員10名と普及センター所長はじめ担当職員が出席して開催されました。宮城県農業士は優れた農業経営を実践し,地域産業の振興や後継者育成に指導的な役割を担っている方を「農業士」として知事が認定しており,それぞれ年齢により「指導」「青年」の区分があります。当地区では平成25年度から「指導」「青年」の農業士会を一本化し,地域農業振興に向けた研修会等を実施しています。
 総会では、会員相互訪問研修などの事業計画や予算が承認され,農業士相互の連携強化と研さん,組織活動の促進を図ることとし,今年度新たに認定された3名の指導農業士が紹介されました。あわせて普及センターからは,普及センターの活動に対する助言および宮城県農業士会主催事業等への積極的な参加を働きかけ,県農業大学校学生など若い担い手の農業体験学習受入に対する協力をお願いしました。
 また,総会終了後,定年により退任された3名の元指導農業士の方々に向けて,花束と記念品とともに,松浦会長から感謝の言葉が贈られました。懇親会では退任者の永年にわたる地域リーダーとしての活躍のお話や,お互いの経営や活動に関する情報交換が活発に行われました。
 普及センターは,今後も関係機関等と連携しながら,農業生産や担い手育成施策の情報提供等,会や会員の活動を支援していくこととしています。


<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL 0223-34-1141 FAX 0223-34-1143




(永年の活動おつかれさまでした)

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初めて大崎地域畜産共進会が開催されました

2014年08月07日 11時09分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
宮城県大崎地域(大崎市,加美郡,遠田郡)は,県内でも肉用牛や酪農の盛んな地域であり,特に肉用牛の繁殖牛の飼養頭数は,登米地域に次ぐ頭数です。これまで管内の畜産共進会は,JA(いわでやま,加美よつば,みどりの)ごとに開催されてきましたが,平成29年に宮城県で開催される「第11回全国和牛能力共進会」を見据え,7月23日に初めて大崎地域全体での畜産共進会(大崎地域畜産共進会実行委員会主催)が開催されました。

各JA共進会等で上位入選した牛が単独出品5区54頭と群6組18頭出品され,自慢の牛たちによる「美の共演」が行われました。発育がよい資質の優れた牛が多く出品され,審査の結果,各区で上位入賞した牛は,9月12~13日に開催される県畜産共進会に出品されることになり,大いなる活躍が期待されます。

普及センターでは,今後も優良な肉牛生産を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726, FAX:0229-23-0910

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平成26年度秋冬ねぎ現地検討会が開催されました!

2014年08月06日 13時59分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月25日に、JAいしのまき長葱部会にて、秋冬ねぎの現地検討会が行われました。当日は,関係機関を含め,約20名が参加しました。
 4月~5月に定植したほ場3ヶ所を巡回しました。今年の春先は乾燥気候が続いたためか,ハモグリバエ類やアザミウマ類の発生が目立ちました。また,白絹病などのかび病も確認されました。

 普及センターからは,害虫防除についての指導を中心に行いました。その中で生産者は,新たに登録された農薬の使用方法について,強い関心を示しました。
 石巻地域は,宮城県内でも有数の長ねぎ産地です。これからも,良質な長ねぎを出荷できるよう,普及センターとしても支援を続けます!

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夏期管理の徹底で高品質なりんご生産を

2014年08月06日 09時50分51秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月31日(木),栗原市果樹連絡協議会(佐藤常秋会長)は,栗原市高清水福塚を会場に「りんご相互視察検討会」を開催し,22人が参加しました。
 宮城県農業・園芸総合研究所の門間豊資上席主任研究員を講師に,間ばつを実施した園地で3年間のせん定講習会を経て理想的な樹形となった樹を見ながら,着果量や果実肥大の状況,肥培管理と樹勢,結果枝の取り扱いなどについて説明がありました。その後,樹形維持のための今後の管理方法などについて重点的に説明があり,会員からも色々な質問や提案が出されました。また,「ヒメボクトウ」の発生状況や防除方法について説明がありました。
 総合検討では,高清水コミュニティセンターに会場を移し,講師からこれまでの生育状況と今後予想される天候,管理作業のポイントについて説明があり,収穫適期の把握や落果防止剤の使用,高温乾燥対策などの注意喚起がありました。また,最近の試験研究情報として「有望なりんご黄色品種の果実特性」について説明があり,多様な消費者ニーズに合わせた品種の導入に前向きな姿勢が見られました。
 普及センターからはハダニ類の薬剤抵抗性に関する情報提供を行い,抵抗性発達が懸念される薬剤の使用について注意を呼びかけました。今後も,高品質なりんごの安定生産に向け支援していきます。




<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-5795・6144

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最新の厨房機器を利用し,加工技術を研鑽

2014年08月05日 16時28分08秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成26年7月30日(水)に大崎市古川農産加工クラブ連絡協議会研修会が開催され,会員21名が参加しました。
 研修会ではホシザキ東北株式会社の六次産業化担当である井上和宏先生らを講師に,「野菜の浅漬け」,「夏野菜のピクルス」,「トマトのジュレ」などを最新の厨房機器を活用しながら調理し,スチームを使った加工品の特徴や,脱気包装による保存性などについて実際に機械操作を行い,体験を通じて学習しました。参加者からは「自らの加工商品にピクルスを取り入れてみたい」,「浅漬けの新しい作り方が勉強できて良かった」などの声が聞かれ,実りのある研修会となりました。
 普及センターでは,商品化の実現に向けてフォローアップし,農産加工品の販売額向上に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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大崎市古川農産加工クラブ「開放講座」で次世代へ郷土の食文化を伝承

2014年08月05日 16時19分34秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
平成26年7月25日に大崎市古川農村環境改善センターを会場に大崎地域に伝わる郷土食「梅干しとシソ巻き揚げ」の開放講座が開催されました。 講師は大崎市古川農産加工クラブ連絡協議会の会員で「梅干しづくり」は菅井典子さん,「シソ巻き揚げ」は鈴木きぬ代さんが努めました。公募で集まった市民25名の参加者は,大崎産の大葉を使ったシソ巻き揚げの技術を学び,また,漬け込んだ梅干しは,参加者それぞれが自宅等で梅を天日干しにし,10月頃には真っ赤で美味しい梅干しに仕上がる予定です。
 開放講座は年計3回開催する計画で12月に「雑煮づくり」,3月には味噌づくりの体験会を開く予定としています。
 普及センターでは,今後も地域の食文化の伝承者である農村女性を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

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