宮城の農業普及現地活動情報

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水田除草剤散布用RCホバークラフトの実演会が開催されました

2013年06月26日 14時56分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成25年6月15日に水田除草剤散布用RCホバークラフトの実演会が,石巻市桃生町の湛水直播ほ場で開催され,管内農業生産法人やJA職員等25名が参加しました。
 このホバークラフトは,除草剤散布の労力軽減,作業時間の短縮化を図るため株式会社コハタ(本社:北海道旭川市)が開発したもので,無線で操縦する機体のタンクにフロアブル剤や顆粒水和剤等を積載し,ほ場を滑走しながら機体底面から薬剤を吐出するしくみになっています。
 イネの上を滑走するため,使用できる時期がイネの活着後草丈20cm程度までと限られますが,連続散布は最大1.5ha,1日当たりで30ha程度の作業が可能であり,また操縦免許や資格,機体の年次点検等が必要ないため,一定程度の作業面積を確保できれば,本機の導入が低コスト・省力化につながるものと考えらます。
 実演会では,10分程度で1haのほ場の散布作業を終了し,参加者からは「作業時間が短く労力軽減につながる」という声が聞かれるとともに,数名が実際に操縦を体験しました。
 普及センターでは,引き続き土地利用型農業における低コスト・省力化技術に関する情報提供や導入支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999
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