大崎農業改良普及センター管内には4つの水稲採種組合があり,宮城県の水稲種子の約6割を生産しています。普及センターでは,採種ほ場の栽培管理状況と,種子伝染性病害であるばか苗病の発生状況を確認するため,6月下旬から7月中旬にかけて予備審査を実施しています。
予備審査では,異株の有無,雑草の発生程度,ばか苗病の有無などについて,普及センター職員,採種組合員及びJA職員が1ほ場ずつ確認して回りました。ほとんどの採種ほ場は適切な管理が行われており,今後も異株抜きなどの徹底した管理をお願いしました。
今後は出穂期(8月上旬)及び糊熟期(9月上旬)にほ場審査を行います。優良種子が水稲生産者に届けられるよう,引き続き採種組合,JAと普及センターが一丸となって取り組みます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910
6月23日(火)と28日(日)に,栗原市花山地区のふさすぐり栽培園地で,栗原市及び仙台市の洋菓子店3店のスタッフ等が収穫作業を行う「スイーツde援農」を実施しました。
この取組は,「花山ルビィふさすぐり」を使っていただいている実需者の方々に園地まで来てもらい,収穫時の人手不足解消の手立てとするために行ったものです。
2日間で延べ24人が参加し,約52kgの果実が収穫されました。収穫した果実はその場で各洋菓子店が買い取り,洋菓子となって消費者に提供されます。参加した洋菓子店スタッフからは,「なかなかできない経験だったので,夢中で収穫した」,「初めてふさすぐりの生産現場を見ることができた。菓子作りにも活かしたい」といった感想をいただき,単なる収穫応援に留まらない,実りある取組となりました。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-5795・6144