登米地域では,平成30年度からドローンによる病害虫防除等に取り組んでおり,6月25日に米山町でドローンのオペレーター講習が開催されました。
講習には,ドローンによる病害虫防除等を予定している生産者や農業法人の従業員等が12人参加し,実技と座学を通して,飛行マニュアル,測量のポイント,関連法令等を学びました。
当日は,実技から始まり,機体の名称やセッティング方法等を学び,専用のタブレットを実際に操作して自動飛行を体験しました。緊急時の対応や飛行するほ場の測量,タブレットでの登録方法も体験しました。
座学では,新型機種の改善点や通信環境,飛行・測量の可能な範囲,操作方法,測量方法,関係法令,禁止行為,昨年7月から義務化された「飛行計画の登録」等を学びました。講習の最後には,習熟度を確認するため「40問筆記テスト」が行われ,それぞれ習得状況を確認しました。
昨年度は30人のオペレーターが誕生し,今年度は継続講習者を含め,昨年度を上回る講習参加者が見込まれています。登米地域の自動飛行ドローンによる病害虫・雑草防除は,昨年度が延べで 569ha,今年度も既に延べ45haと,講習を契機に本格的な防除作業等が始まることから,普及センターでは,今後もドローン等を活用したスマート農業の普及拡大を支援してまいります。
ドローンオペレーター講習(実技)
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
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