宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米地域でドローンのオペレーター講習会開催

2020年07月06日 16時15分02秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 登米地域では,平成30年度からドローンによる病害虫防除等に取り組んでおり,6月25日に米山町でドローンのオペレーター講習が開催されました。

 講習には,ドローンによる病害虫防除等を予定している生産者や農業法人の従業員等が12人参加し,実技と座学を通して,飛行マニュアル,測量のポイント,関連法令等を学びました。

 当日は,実技から始まり,機体の名称やセッティング方法等を学び,専用のタブレットを実際に操作して自動飛行を体験しました。緊急時の対応や飛行するほ場の測量,タブレットでの登録方法も体験しました。

 座学では,新型機種の改善点や通信環境,飛行・測量の可能な範囲,操作方法,測量方法,関係法令,禁止行為,昨年7月から義務化された「飛行計画の登録」等を学びました。講習の最後には,習熟度を確認するため「40問筆記テスト」が行われ,それぞれ習得状況を確認しました。

 昨年度は30人のオペレーターが誕生し,今年度は継続講習者を含め,昨年度を上回る講習参加者が見込まれています。登米地域の自動飛行ドローンによる病害虫・雑草防除は,昨年度が延べで 569ha,今年度も既に延べ45haと,講習を契機に本格的な防除作業等が始まることから,普及センターでは,今後もドローン等を活用したスマート農業の普及拡大を支援してまいります。

ドローンオペレーター講習(実技)

 

 <連絡先>

         宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班

         〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

         電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経営継承勉強会を開催しました

2020年07月06日 16時03分12秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 普及センターでは,大郷町で水稲と大豆を約100ha栽培し,3年後に経営継承を計画している「みどりあーと山崎(株)」を対象に,(公財)みやぎ産業振興機構の事業を活用した経営継承勉強会を開催しています。
 この勉強会ではクジライコンサルティング代表の鯨井文太郎氏を講師に5回の開催を予定しており,6月22日に同社の役員5人,社員3人の全員が参加して,第1回目の勉強会を開催しました。
 はじめに,講師から勉強会の全体像と趣旨が説明され,参加者各自が水稲や大豆の生産工程毎に工夫していることやこだわっていること,他社より優れていること等について付箋に書き出して模造紙に貼り付け,それを可能にしている理由や秘訣について話し合いがなされました。
 話し合いの中で,役員から,会社設立までの経緯や苦労話等も出され,「今まで話したことがなかった設立当初のことも聞いてもらった。社員には何を引き継ぐべきかを感じ取ってもらいたい」,「役員・社員それぞれの考えを聞けて良かった」,「普段は当たり前に思っていたことが,他の人から見ると『優れていること』になると気づかされた」という感想や,若手社員からは「どういう想いで会社を作り,今までやってきたかがわかった」,「会社を継承することの重要性がわかり,有意義な勉強会になった」との感想が聞かれました。
第1回から第3回までは企業の健康診断ツールである「ローカルベンチマーク」を活用した演習により,会社の特長を深掘りすることで経営状況・経営の課題の見える化を行い,第4回から経営継承計画に着手する予定です。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

就農計画発表会を開催しました

2020年07月06日 15時01分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 普及センターでは,新たに農業経営に取り組もうとする人に対して,市町村の就農認定に向けた就農計画の作成を支援しています。おおむね就農計画が作成された段階で,就農計画発表会を開催し,自らの計画内容について説明してもらい,就農者の意欲と計画の妥当性を確認しています。
6月3日に,仙台市の就農認定を受ける予定の新規就農者2名が,普及センターにおいて,仙台市担当者及び普及センター職員の出席のもと,自身の就農計画を発表し,改善点について助言を受けました。 
 発表会後は,指摘事項を参考に,よりよい計画になるように普及センターの助言を受けながら各自修正を行っています。
普及センターでは,意欲の高い農業の担い手を確保し,育成するため,今後も就農相談や就農計画作成支援,就農後の経営相談を実施していきます。
 
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAみやぎ登米ねぎ部会現地検討会の開催

2020年07月06日 14時19分18秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

令和2年6月23日に登米市中田町で,JAみやぎ登米ねぎ部会現地検討会が開催され,部会員等30名が参加しました。
初めに現地ほ場の生産者から生育の状況と管理のポイントについて説明があり,順調な生育の状況を確認しました。普及センターからは梅雨時期の排水対策や病害虫防除を指導しました。新規栽培者から多くの質問が出され,ベテラン農家が助言するなど活発な情報交換が行われました。JAみやぎ登米ねぎ部会は平成29年に設立され,機械化体系の導入や加工業務用需要により作付けが約10ha増えており,普及センターでは安定生産に向けた取り組みを支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲農薬・化学肥料不使用栽培の機械除草現地検討会を開催しました

2020年07月06日 08時45分36秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 石巻地方では,みやぎの環境にやさしい農産物表示・認証制度で米の認証区分①(農薬・化学肥料不使用栽培農産物)に8農家1法人が取組んでおり,栽培面積は33haになっています。
 一般に,農薬を使用しないで米を生産する場合には機械による除草が行われていますが,技術の習得が難しいことから,雑草が残ってしまい低収量になっている例が見られます。
  このため,機械除草技術の向上を目指した「水稲農薬・化学肥料不使用栽培の機械除草現地検討会」を宮城県東部地方振興事務所が6月23日に石巻市北上町で開催しました。
  検討会では,技術レベルが高い米工房大内産業の実際の機械除草作業を見学し,代表の大内弘氏からの説明の後に質疑応答が行われました。
 参加した14名の生産者からは,機械の走行が思ったより速いとの感想や,作業能力などの質問が数多く出されるなど,関心の高さがうかがえ,今後の技術レベルの向上が期待されます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする