風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

パンダを見る

2011-09-18 23:35:25 | 永遠の旅人
 9月も半ばを過ぎましたが、普段はオフィスに籠っているサラリーマンには気がつかない残暑がまだ厳しいことを思い知らされた一日でした。木陰に入ると、吹き付ける風は秋のそれで、気持ち良いのですが、照り付ける陽射しはまだ夏のそれで、じりじりと暑い。夜になると秋の虫が涼しげな鳴き声を響かせてくれるのに、日中は暑さを煽るようにセミが鳴き声を振り絞ります。
 今日は下の子を連れて上野動物園にパンダを見に行って来ました。
 パンダを初めて見たのは、今から30年前、ポートピア‘81(神戸ポートアイランド博覧会)でのことで、記憶を確かめるためにWikipediaを調べると、確かに「会場では中国から借り受けたジャイアント・パンダ2頭が公開されて人気を集めた」とあります。次に見たのは、12年前、当時はアメリカでパンダを見るならワシントンとここ、と言われたサンディエゴ・ズーでのことでした。フル・マラソンを走った次の日、家族サービスのためにヘロヘロの身体で歩き回ったのを懐かしく思い出します(ちなみに前日、フル・マラソンを走った日の午後は、シーパラダイスをボロボロの身体で歩き回りました)。
 さて、今日は三連休の中日、しかも敬老の日にちなむ老人週間で60歳以上は無料だったせいかどうか、私たちがのんびり到着した11時にはパンダ・ハウスの待ち時間は1時間の長蛇の列で、午後に並んだ方が良いとアナウンスされるほどの盛況ぶりです。そこまでして並ぶ以上、写真はお一人一枚などと叫び続ける案内係の声は誰の耳にも届きません。なかなかカメラ目線にならない気紛れな子供を写真におさめようと悪戦苦闘する若いお母さん、ビデオを回すお父さん、カワイイと大喜びの若い女性たち。そんなゆったりとした流れに乗って、ほんの数分のことでしたが、目前に展開する人間様の列など全く目に入らないかのように、ただ一心不乱に笹にむしゃぶりつくばかりの愛らしい(ある意味でケモノ丸出しの)パンダと久しぶりの対面を実現しました。
 あらためて動物園の地図を見ると、広い園内にいろいろな動物たちがいて充実していることに気が付きました。それにも係らず入園料は小学生以下(都内在住であれば中学生以下)は無料、大人600円と安いのも、人気の秘密なのでしょう。一日たっぷり遊んでも飽きないこと請け合いです(と言いつつ軟弱ものの私たちは三時間半ほどでバテて帰宅しました)。
 上の写真は、最近太り気味を指摘される、今日のシンシン。
コメント
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