「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

ガイアシンフォニーNo.6

2006年12月03日 | Slow Life
マイミク夏樹さんに紹介してもらった、
ガイアシンフォニーの6番の上映会に行ってきた。

今回のテーマは音-「全てのものは響きあっている」。
今日の試写会は、映画の中に出てくる楽器奏者の生演奏つき。

それぞれの楽器奏者は、アボリジニのディジュリドゥ奏者の他、弓を振りまして音を出す人、笛、金属をたたく人など、皆シンプルな道具で空気を震わして音を奏でている。そして、楽譜も無いのに、他の演奏家とのハーモニーは抜群。

音楽は空気を震わして音を出す。
空気は、耳と五感を通して魂を揺さぶる。
そのため、古来、魂を震わす音楽は神の声とされてきた。
今でも祭事に神楽などの音楽が欠かせないのはその表れでもある。

映画では、3人の音楽奏者・研究家が、それぞれ音楽と自分の人生を語っていく。その中の言葉の端々や、背景に映し出される風景が、インスピレーションのように過去の記憶や最近読んだ本のフレーズなどに共鳴し、引き込まれていく。

人は、地球の様々な生命体の一部として、
他の生物や物体とのハーモニーを奏でてきた。
だが、進化の過程で、他の生命体との事を考えず、
自らに都合がいいようにだけ音楽を奏でるようになってから、
自然破壊や現代病、精神障害など、様々な問題に直面している。

自らの内面をみつめ、全てから学ぼうとやりたいことに一途になり、
五感を研ぎ澄ませて周りとのハーモニーを心がける。
そして、響きあうようにして、導かれるままに進んでいけば、
おのずと道は開ける。

そんなことを考える素晴らしい体験。