「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

「知恵の三つ編み」を読んだ

2006年04月06日 | Slow Life
ネイティブ・インディアン一族に伝わる
三つの示唆に富む物語の記録とその解説をまとめた
「知恵の三つ編み」(ポーラ・アンダーウッド著、星川淳訳)
を読んだ。

ユーラシア大陸からの祖先の壮大な移動の口承物語を記した
「一万年の旅路」同様、著者が一族に伝わる物語を多くの人に伝え、
学びの機会を提供するために書かれたものだ。

アメリカ合衆国憲法にも多くの要素が採り入れられた、
ネイティブ・インディアンのイロコイ連邦の掟に通ずる本書は、
全編に渡って「学ぶ」ことの重要性を記している。
-老いも若きも互いに
-直感と論理のバランスからも
どんなことからも学ぶ心があれば学ぶことができる。
そして、他人の学ぶ環境を整えることも。

そうやって進化を遂げてきた彼らの祖先の遺してきたものは、
人類の本質とも言うべきものかもしれない。

なんとなく、日々を過ごしてしまいがちな中にあって、
僕達がそこから学べるものは限りなく多い気がする。