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絶対知っていることなのに思い出せないもどかしいさ。脳の不思議な現象「プレスクヴュ」の正体は?

2019年11月06日 | 世界びっくりニュース
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image credit:Pixabay

 脳の不思議な現象を現す言葉はなぜかフランス語が語源となることが多い。例えば一度も体験したことがないのに、既にどこかで体験したことのように感じることをデジャヴュ(Deja vu)、逆に既に体験していることなのに、一度も体験したことがないと感じることをジャメヴュ(Jamais vu)と言う。

 そして今回説明するのは「プレスクヴュ(presque vu)」である。この言葉は、思い出そうとすることが喉まで出かかっているのに思い出せない、ほとんど分かりかけているのにはっきりとしない現象のことを意味する。

 絶対に知っているはずなのに出てこないあのもどかしい感覚のことだ。

知っていることなのに肝心の部分をド忘れしてしまうプレスクヴュ


 研究によると、プレスクヴュは9割以上の人が経験しているというのだから相当に一般的なものだ。心理学用語だと「舌先現象」が一番近い。

 そして年齢が上がったり、疲れていたりするとその頻度が上がることも判明している。

 こうした場合によくあるプレスクヴュは、最初の文字は思い出せるのにそこから先が出てこないといったものだ。

 あるいはある話題についてとても詳しいはずなのに、たったひとつのことだけド忘れしてしまっているといったケースもある。

 知っていることなのにそれが何なのかという肝心の部分が思い出せない。

 私たちはみな物忘れをする。そもそも情報をそう毎度毎度反芻したりはしない。ということは、そうしていない間は忘れているわけで、必要なときにその都度後になって思い出しているのだ。

 だが、ときどきどんなに頑張って思い出そうとしても思い出せないことがある。そうなる理由については主にふたつの理論が提唱されている。

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image credit:Pixabay

脳の記憶のサインが弱すぎるとする「直接アクセス理論」


 まずひとつめは「直接アクセス理論(Direct Access Theory)」だ。

 この理論によれば、脳は記憶のサインを送れるくらいには憶えているのに、それを思い出すにはサインが弱すぎる場合にプレスクヴュが起きるのだと考える。

 すると記憶の存在は感じることができるのに、その内容を思い出すことができない。

 そうなる理由について、次の三つの仮説がある。

1. 阻害説
 記憶を回収する手がかりは実際の記憶の近くにあるが、かといってすぐ側というわけでもない。このために実際の言葉を思い出せなかったりする。

2. 不完全活性化説
 ターゲットとなる記憶が思い出されるくらいには活性化されていない。しかし、その存在は感じることができる。

3. 伝達欠陥説
 意味論的・音韻論的情報が保存され、思い出されるやり方はそれぞれ異なる。

 それゆえに記憶の意味論的(語学的)刺激によって音韻論的記憶を十分に活性化できないことがある。

 言おうとしている言葉が喉元まで出かかっているのに言えないのはそのためだ。

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image credit:Pixabay

与えられた手がかりから十分推論できないとする「推論理論」


 もうひとつは「推論理論(Inferential Theory)」で、記憶を思い出すために与えられた手がかりから十分推論できないときにプレスクヴュが起きると考える。

 その理由について、こちらには二つの説がある。

1. 手がかり親密性説
 私たちは特定の言語シグナルとの関係性を作っているが、あまり親しみのない手がかりだとそれを認識できず、情報を思い出しにくくなる。

2. アクセシビリティ・ヒューリスティック説
 強力な情報をたくさん持ちすぎていると、記憶自体ではなく文脈ばかりが思い出されてしまうために内容がわからない。

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image credit:Pixabay

プレスクヴュは心配なものか?


 プレスクヴュはデジャヴと同じく一般的な現象だが、気になる具合ではずっと上だ。

 だが心配する必要はない。普通に暮らしていれば、物事を憶えては忘れていく。あることが脳内で繰り返されない限りは、すべてを憶えておくなど不可能なのだ。

 だから全般的に記憶力が衰えているというのでなければ、特に心配する必要はない。物忘れは普通のことだ。

 また、プレスクヴュはごく普通に起きることであり止めようと思って止められるものではない。大抵の場合は、気にしないで忘れてしまうのがベストだろう。

 無理やり思い出そうとしてもストレスになるだけだ。案外、思い出そうとするのを止めたときにふと思い出すものだ。

 脳は複雑な器官であってその完全な理解にはまだいたっていない。

 科学者であってもきちんと説明できない現象はたくさんある。脳が物事を処理したり、記憶したりする仕組みはまだまだ研究の途中なのだ。

 プレスクヴュの原因がすぐに解明されることはないかもしれないが、確かなことはそれが世界最高の頭脳の持ち主にも起きるということだ。

References:Learning mindなど

☆ボケの始まりでなくてよかった!

古代ギリシャの沈没船から見つかった紀元前87年の精工なマシン「アンティキティラ島の機械」

2019年11月04日 | 世界びっくりニュース
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 古代ギリシャ時代の沈没船には、とてつもない宝が積まれていた。それは、紀元前87年頃のギリシャ文化がわたしたちの想像以上に進んでいたことをはっきり示していた。

 この沈没船は、全長およそ40メートルの商船と思われ、クレタ島とペロポネソス島の間の海峡にあるアルギラ島沖で難破した。

 そこには、天体運行を計算するため作られた歯車式機械であると推定されている精工なマシンが残されていたのである。そう、我々が「アンティキティラ島の機械」と呼ぶものだ。

貴重な遺物が残されていた沈没船の積み荷


 この船は、エーゲ海の端、クレタ島北西のギリシャ、アンティキティラ島沖に沈んでいた。それが初めて発見され、引き揚げられたのは1900年代始めのこと。その積み荷について、下記のように報告されている。

ワインやその他の日用品が入っていたであろう通常のアンフォラ壺に加えて、ブロンズと大理石の彫像、上等なグラス類があった。

等身大のブロンズ像は、1世紀かそれより前の古いものだったが、その他の格式高いものは比較的新しいものだった。

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アンティキティラの沈没船から見つかった品々

 この船の航海の目的は、外国の港に品物を届けることだったようだ。

 エーゲ海の大きな港、小アジアの海岸、複数の島同士を荷を積んで航行しており、船の沈没地点から、西地中海に向かっていたことがわかっている。アドリア海かさらに西側の港に積み荷を届けようとしていたのだろう。

古代のコンピューターとも言える、アンティキティラ島の機械


 この船の残骸から、ありえないような驚愕の積み荷が出てきた。世界初のコンピューターが発明されたのは20世紀に入ってからのはずだが、この沈没船には現代でいうコンピューターのような機械が積まれていたのだ。

 それは、靴の箱くらいのサイズと形状の、木材と金属でできた機械のようなものだった。彫像やガラス製品のように目を引くものではないが、非常に精巧で貴重な歯車式の装置だ。


The Antikythera Mechanism - 2D

 この機械はなんのためのものなのだろうか? その形態からすると、占星術を行うとき使う暦のようなもので、星など天体の位置を予想するためのものと思われる。また、古代の船乗りに不可欠だった天体の位置を見極めるのに役立つため、航行の際のナビゲーションとして使われた可能性がある。


そこには驚くべき技術が


 この機械のからくりにもまた、驚くべき技術が使われていた。

 前面と裏面には長方形のブロンズの板が使われ、まわりは木材で縁どられていて、木材部分の真ん中からノブかクランクのようなものが突き出ている。

 前面はふたつの同心円状のリング型目盛りで囲まれた円形のダイヤル盤が占めていて、中心から放射状に広がる指針が複雑に組み合わされている。

 裏面のほとんどには、目盛りが刻まれたふたつのらせん状の溝があり、さらにかなり複雑な構造の放射状の針と、シンプルな針をもつ三つの小さな丸いダイヤル盤がある。

 ダイヤル盤の目盛り周辺全体のスペース、さらには機械の表裏面にはめ込まれたそれぞれのブロンズ板が、カバーの機能を果たしているのかもしれない。石碑の文字に似ているがかなり小さいギリシャ文字で彫り込まれた文章が見える


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アンティキティラ島の機械、予想完成品

 2015年、スミソニアン博物館がこのアンティキティラの機械について詳細な記事を発表している。その描写は、まるで現代のスイスの時計店で作られた精密機械のようだ。

針は時間や分を示すのではなく、天体の時間を表わしている。針のひとつは太陽、もうひとつは月を示し、肉眼でも見える5つの惑星、水星、金星、火星、木星、土星のひとつを示す針もある。

回転している黒と銀の玉は、月齢を表わしている。刻まれている文字は、特定の日にどの星があがり、どの星が沈むのかを表わしている。

この機械の裏面には、ふたつのダイヤルがあり、レコートプレーヤーの針のように、それぞれ螺旋状の溝に沿ってピンがついている。ダイヤルのひとつは暦になっていて、もうひとつは月食や日食のタイミングを表わしている

 この機械は、古代ギリシャ人がどのように世界を見ていたかを、知る糸口も与えてくれる。

 古代ギリシャ人は、自然が機械のようにあらかじめ定義されたルールに従って機能すると信じるようになった。これは、現代の科学的見解の基礎を構築するアプローチと同じだ。

 この機械を見ていると、コンピューターは本当は20世紀に初めて登場した創造物なのだろうか?という疑問がわいてくる。

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 今日のわたしたちが自宅や職場で使っている先進的機械のヒントになったのは、確かに前世紀のものだ。

 だが、古代ギリシャ人もまた、彼らなりのコンピューターを持っていた。それは現在でも彼らの知識と技術に舌を巻くほどの、途方もないものだったのだ。

References:Antikythera mechanism/ smithsonianmag

☆古代ギリシャ人、スゲー!

赤目で猫背がすぎる!20年後のデスクワーカーの姿を再現した未来のお姉さんマネキン人形(ヨーロッパ研究)

2019年11月01日 | 世界びっくりニュース
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 極度の猫背にむくんだ手足。充血した目。今のままの職場環境で働き続ければ、20年後にはこうなってしまう可能性があるという。。

 行動未来学者のウィリアム・ハイアム氏をはじめとするエルゴノミクスや労働衛生の専門家チームは、フランス・ドイツ・イギリスで働く3000名以上の労働者を調査し、オフィスが人体に与える影響を考察した。

 そのデータから誕生したのが、なんだか人生に疲れた感がただよう等身大のマネキン「エマ」だ。



Video: Life-size sculpture shows 20-year future look for office workers


未来のデスクワークお姉さん「エマ」


 日々、長時間デスクワークを続けるエマは猫背で、パソコンばかり見つめているおかげで目が充血して赤く、ついでにドライアイが悩ましい。

 何年も人工光に照らされているので、皮膚はむくんでいる。

 座ってばかりで血行が阻害されるせいでできた静脈瘤が痛々しい。ちょっと小太りなのもほとんど体を動かさないせいだ。

 同じ動作を繰り返すせいで、手首や足首は太く変形し、ノートPCの熱のせいで腕が赤くなってしまっている。

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 さらに空気が悪いせいで鼻毛やら耳毛やらがボーボーだし、もちろんストレスでニキビだって酷い。

座りすぎる現代の職場環境は不健康


 ハイアム氏によれば、現代の職場環境は産業革命当時のそれに匹敵するほど、不健康であるらしい。

もっと体を動かせるようにする、デスクワーク中の姿勢対策、定期的に歩かせる、ワークステーションの改善といった、職場環境の抜本的な変化を起こさなければ、オフィスは人々の健康を大きく害することでしょう。

 今回の調査によれば、オフィスワーカーは1日に平均6時間座っているそうだ。これについて調査を受けた人の9割以上が長すぎると感じており、98パーセントが将来的に健康を害するのではないかと心配している。

 またイギリスのオフィスワーカーの9割が生産性を低下させる健康問題を報告しており、半数は目の痛み、腰痛、頭痛を訴えていた。

 こうしたことによる経済的損失は、年間10兆7000億円相当にも達しているという。

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健康な職場環境づくりを推進するべき


 健康な職場環境づくりを推進するヨーロッパ各国では、ワークステーション評価を法律で義務付けている。

 しかし今回の調査では、雇用者はこれをあまりきちんと行っていないらしいことが判明している。従業員の3分の1が、現在の仕事についてからそのような評価を受けていないと回答しているのだ。

 さらにワークステーション評価を受けたと回答した従業員でも、3割近くが自分が訴えた問題への対応はなく、2割が上司によって却下されたと回答した。

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 体の問題は心にまで影響する。健康を崩し、さらに心まで病んでしまっては、会社だって困ってしまうだろう。

 従業員の健康を守ることが、従業員にも会社にもウィンウィンの結果につながるということが広く認知されるよう願わざるを得ない。

References:The work colleague of the future

☆今でもこんな化け物女おるぞ!