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日本の中にいたら見えてこない日本の閉ざされた一面は外側から見ていこう。ってことで、今回は、外国人(おそらくはアメリカ人)が考察した日本のヤクザ10の驚くべき事実ってやつだ。
ヤクザに関しては日本でもアンタッチャブルな領域だから、知られざる事実もあるが、外国では、ゲームや映画などを通して、少なからず興味をもっているようで、いろいろ情報を調べているようだ。事実として羅列しているこれらの事柄の信ぴょう性はどの程度のものなのかもふまえながら、外国人が調べ上げたヤクザに関しての10の事柄を見ていくことにしよう。
以下は海外サイトから意訳したものである。
やくざとは日本の犯罪組織のことで、アジアや西洋のマフィアと同じようなもの。しかし、その運営方法や社会における立場はほかの国の組織とはかなり違う。やくざはオフィスビルを所有し、ゴシップ紙のネタをつかんでいて、社会の黒幕的存在といってもいい。外国人の多くはジェイソン・ステイサムの映画やGTAなどで、やくざとはなにかを学んできたが、彼らの10の実態をあげてみよう。
10.総会屋
やくざによる大規模なゆすり活動のこと。まずやくざはある会社の株式を買って株主になり、その会社の粗をほじくり出して、金をよこさなけば株主総会で騒ぎを起こすと脅す。このような騒ぎが明るみになるのを恥じる日本人の風潮から、こうした脅しは功を奏す。
このゆすりが独特なのは、極めて礼儀正しく、遠回しなやり方で行われるということだ。やくざはゴルフトーナメントやさまざまなイベントを主催して、法外な金額のチケットをゆすりの相手に売りつけたりする。日本の大企業はずっとそうしたターゲットにされてきた。
1982年、企業が総会屋対策にしかたがなく金を払うこうした日本特有の風潮を違法とする法律が制定されたが、やくざのほうもより巧妙に手を打ってきた。現在とられている一番効果的な対策は、株主総会を一斉に行うことで、やくざたちを各社に分散させ、その力をそぐことだ。東京証券取引所に上場している企業の90%が、同じ日に株主総会を開く。
9.やくざの取り締まり
山口組は日本最大の暴力団組織で、最近はアメリカ政府の制裁の対象になっていて、アメリカ市民は組織の組長篠田健市との取引を禁止されている。ナンバー2の高山清司もブラックリストに載っていて、アメリカ政府は彼らのアメリカにおける資産を凍結している。日本でもこの動きは広がっていて、やくざと合法ビジネスがつながるのを阻止しようとしている。
これまでの日本のヤクザ撲滅対策は、やくざと取引しようとするビジネスに罰金を科すというもので、これはある程度効果がある。暴力団の組員人数は減っていて、一時的な組員のほうが固定組員よりも多い。篠田はこうした暴力団排除はよりどころのなくなった多くの危険な犯罪者を野放しにすることだと批判している。山口組が解散するようなことになれば、すぐに世の中の秩序など崩壊するというのだ。
8.やくざの救援活動
2011年、東日本大震災が起こったとき、やくざはいち早く被災地に駆けつけた。1995年の阪神大震災のときもそうだった。やくざはスクーターやボートやヘリを使って、交通が寸断された神戸の町に支援物資を届けたのだ。こうした行為を、皮肉をこめて単なるピーアールだという人もいれば、やくざは法に縛られないから、必要なときにすぐに役に立つし、行政からの支援を受けられずに苦しんでいる人たちに自分たちの姿を重ねて同情的なのだと言う人もいる。警察がこうした慈善精神を見せるやくざを摘発するための協力を得るのは確かになかなか難しい。
しかし、やくざにとって、大災害は金のなる木だ。2011年の大震災から数か月後、やくざは政府の復興工事受注入札にどんどん参入していた。甚大な被害で工事業者の数が足りないせいもあり、特にやくざは健全なビジネスと見分けのつかない窓口会社を経営しているため、警察もやくざを締め出すのは事実上不可能になっていた。逮捕されたあるやくざは、工事契約資金の上前をはねて、労働者を低賃金で使って利益をあげていた。やはりという感じだろう。
7.やくざの雑誌
今年始め、山口組は28000人の組員向けに『山口組新報』という会報を発行した。俳句や釣りなどのソフトな記事の中に、今は組員の数も減る一方で、組織にとって生きにくい世の中であることを語った組長の言葉があった。この雑誌は組員の士気をあげるために発行されたようだ。雑誌が出された直前に、血で血を洗う縄張り抗争で一般人が巻き添えになって死んだ事件があった。
この雑誌は組員向けのものだったが、雑誌の存在は世間にも知られることはわかっていた。こうした文化的な雑誌を作ることで、山口組は暴力とは距離をおいていることを世間にアピールして、やくざのイメージをソフトにし
ようとするのが狙いだった。
6.指詰め
やくざの組員は、ときに指を切り落とすという残酷なやり方で償いをさせられることがある。まず最初は小指から始め、それ以外の指に及ぶ場合もある。これは指詰めとして知られている。左手の小指がない組員が多い。
やくざの世界を離れてほかの社会で生きていこうとすると、指がないのは隠しようがないため、人造の指が必要になってくる。イギリスの人工装具の専門家アラン・ロバーツ教授は、本物そっくりの指を復元できるため、日本のやくざからミスター・フィンガーと呼ばれているという。
5.刺青
やくざのもっとも象徴的なイメージといったら、全身にいれた複雑な刺青だろう。皮膚の下に手作業で墨を注入するという伝統的な方法で行われる。これは非常に痛いのだが、それに耐えた勇敢な人間として見なされる。人気のデザインは竜や山、女性などである。
近年はやくざでなくてもタトゥーを入れている人は増えているが、まだ日本の社会では大きな不名誉として見なされる。大阪市長が市職員にタトゥーを禁じ、すでに入れている者には消すよう命じ、それがいやなら退職して民間企業で職を探せと言ったのは記憶に新しい。
4.やくざとの訴訟合戦
今年始め、和食レストランのオーナーが、もっとも危険な暴力団組長、篠田健市を訴えた。篠田のところの組員にみかじめ料を要求され、拒んだら店に火をつけると脅されたとして、篠田の雇用主としての責任を訴え、1700万円の損害賠償金を請求したのだ。
やくざを訴えたのは彼女が初めてではない。2008年、久留米の住民グループが、自分たちには平穏に暮らす権利があるとして、この地域の暴力団、道仁会を地域から追い出す訴訟を起こしたのだ。
しかし、暴力団側もいつも訴えに甘んじているばかりではなかった。今年始め、ライバルの組への一連の手りゅう弾攻撃に関わっているという疑いをかけられていた福岡県の指定暴力団工藤会が、こうした言いがかりは不公平だとして、民主主義である日本国憲法に反すると訴えたのだ。この地域には5つの暴力団があるが、工藤会だけが唯一疑いをかけられていたためだ。
3.やくざの試験
2009年、山口組は組員向けに12ページに及ぶ試験問題を作成した。その背景には、政府が暴力団締めつけ法案を可決したためだ。組員たちに法に精通させることで、トラブルに巻き込まれるのを防ぐ目的があった。産業廃棄物から車両窃盗まで多岐に渡る問題が網羅されていた。
刺青を入れた強面の組員たちが一夜漬け勉強をして、試験会場に座っている光景を想像するのはなんとも奇妙だが、試験の冒頭ではたいてい日本経済について語られる。やくざというものは、ずっと日本経済のバロメーターだった。もしやくざたちが時代は厳しいと感じ、世の中が不景気だと感じ、損失を最小にしようとしたら、一般人もみんな同じ状況になるということだ。
2.入団儀式
組に新たなメンバーを採用するのは、ある程度経験を積んだ組員の役割のひとつだ。一番下っ端の組員は子分と呼ばれ、文字通り子供の使い走りのようなことをする。やくざの組織は複雑なリーダーシップ構造になっていて、トップに登り詰めるには多くの段階を経験しなくてはならない。
新人組員の入団には、杯事と呼ばれる酒を酌み交わす儀式が行われる。新人は父親役の親分に対面して座り、酒が用意される。親分の杯に並々と酒が注がれる一方、新人の分はほんの少しだ。同席の組員それぞれが自分の酒を飲み、杯を交換して儀式は完了する。こうして子分と親分の間に父と息子の絆が成立したことを示す。
日本の文化では、互いの関係が成立したことを表すのに酒を酌み交わすのはさまざまな儀式の共通項だ。酒は人と神を結びつけ、豊穣を寿ぎ、人と人との関係を強固にする役目を果たす。神式の結婚式で男女が酒に口をつけるのも、今後一緒に結婚生活を築いていこうという意思の表れだ。こうした歴史ある絆がやくざの儀式にも敬虔な意義を与えていて、たいてい神社で行われたりする。
1.政治におけるやくざ
2012年、日本の法務大臣、田中慶秋とやくざとのつながりが明るみになり、田中は辞任に追い込まれた。しかし、やくざと関係があっても、日本の政治家たちにとってそれほどダメージになるとは限らないらしい。自民党は54年間、日本を統治してきたが、ずっとやくざと関わってきた。首相を務めた岸信介は、山口組と深くかかわっていて、1971年、殺人で有罪になった組長に保釈金を提供した。やくざの葬儀や結婚式にも堂々と出席している。
やくざの組員は選挙運動員やボディガードなどとして選挙中の運営をきりもりしている。さらに、やくざたちはお気に入りの候補者への票を保証してくれる。
さる京都のやくざは、ある候補者のために30000票も集めたと自慢していた。日本の首相でやくざと関係していた人物は、少なくともあと4人はいる。有名なのは1987年に首相になった竹下登で、選挙前の極右の対抗勢力のいやがらせ対策のため、東京最大の指定暴力団稲川会に泣きついた。問題は解決したが、日本の支配層エリートが暴力団といかに快適な関係を築いているかが世間に暴露されることとなった。
via:
10 Odd Facts About The Yakuza
☆アホは、やくざにもなれんのや!
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