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コロンビアの、麻薬王”パブロ・エスコバル”の生まれ故郷にあるスラム街「バリオ・トリステ」を訪ねて

2013年11月06日 | 世界びっくりニュース

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 コロンビアでもっとも危険な界隈のひとつと言われている、アンティオキア県メデジンは、麻薬王パブロ・エスコバルの生まれ故郷でもある。メデジンに存在するバリオ・トリステ地区は、麻薬の売人、売春婦、ホームレスらが生きるためにしのぎを削ってひしめく荒廃したスラム街だ。

 35才の写真家ファン・アレドンドは、麻薬王と自警団の抗争が激しかった危険極まりないメデジンの様子を3年かけてカメラにおさめた。そこには、貧困と絶望にあえぎながらも、ほんのわずかな希望の光を求めながら、日々を生き抜く人々の姿が映し出されていた。


生き残り:通りで見つけた木切れで火をおこして煮炊きをするホームレスの男


取引:すぐ近所が麻薬取引の現場になっている


すぐ近所が麻薬取引の現場になっている


隠れ家:ホテルの借間で娘を抱いて食事を作る、風俗で働いている女性

 バリオ・トリステのバリオはスラム街を意味する。アレドンドがバリオ・トリステに魅せられたのは、自警団に夫を殺され、避難場所を求めていた4児の母に会ってからだった。悪名高い麻薬王パブロ・エスコバルの生まれ故郷であるメデジンは今ではいくらかましになったが、バリオ・トリステ地区ではまだ売人たちの争いが絶えない。かつてはイエスの神聖な心と呼ばれていた場所だが、今は汚れた町角で修理工や売春婦が商売し、民兵組織Los Convivirに保護を頼る日々だ。

 だが、貧困や犯罪にもかかわらず、アレドンドはこの町の未来に希望の光を見い出している。バリオ・トリステでは、メデジンの町にはびこっていた暴力にまみれた過去をのぞき見ることができる。それはかつて自分が封印してきた過去や、この町とこの国の人たちが長年耐え忍んできた苦難を思い出させる、と彼は語る。


悲劇:小さな棺におさめられた子供の亡骸に別れを告げる家族


威圧:一見歓迎されていないように見えるが、このホテルでは、暴力によって追い出された人々に安価な避難所を提供してくれる


絶望:21歳のオリハスは、12歳のときに家出してからずっとバリオ・トリステの通りで生活している


現実逃避:どこにも行くあてもなく、酔って歩道で寝るしかない


信仰:荒れ果てた界隈を見下ろす大聖堂


肖像:町の名前でもあったイエスの肖像画の掛かった作業場


ゴミ:歩道に散乱する修理工場の金属やワイアの屑


神:雑然とした通りを運ばれる、イエスの大きな肖像画


休憩時間:午後の休憩中にゲームをする労働者たち


小さな家:男性の住む狭い小屋。壁に結婚式の写真が飾ってある


家:67歳のカルメン・サルガドはこの部屋に17年間住んでいる。家賃は一日6.50ドル(約610円)


修理工場の裏で、マリファナを吸う妊婦


苦難:廃墟でシャワーを浴びる両手と片足を失った男性


満員:家族全員が住む狭い寝室に垂れ下がる洗濯物


窮屈:8歳のジニーは4人の兄、母、継父とこの部屋に住んでいる


癒し:狭い部屋で子供を抱きしめる母親


車の町:修理工や自動車整備工場が活気を帯びる日中


ホームレス:通りの喧騒の中、水浴びをする男たち


休憩:午後の暑さを避けて、バスの中で休む機械工


ひと休み:バリオ・トリステのバーで休む労働者


祝い:大晦日の伝統的なパーティのためにさばかれるブタ


貧困:下水道のトンネルに集まるホームレスの少年たち


若さ:絶望にもかかわらず、屋根の上で楽しそうに遊ぶ子供たち


油まみれ:通りで行商のカートを修理する労働者たち


破壊:悲しき街角としてその名をはせてきたバリオ・トリステ。貧困と暴力に支配されながらも、明るく前向きに生きる人々を見て、ファン・アレドンドは一縷の希望を見出した

via:dailymail

 史上最も凶悪で野心に満ちた麻薬王の一人として知られているパブロ・エスコバル(1949年 - 1993年)は、コロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を創設した。世界最大の麻薬消費国であるアメリカをはじめ世界中でコカインを密売し世界有数の大富豪となったものの、自身はコカインは一切やらず大麻を愛用したという。刑務所から逃亡の末、治安部隊が屋根の上にいたエスコバルを一斉射撃して殺害した。44歳だった。

Muerte de Pablo Emilio Escobar Gaviria


☆映画のセットみたいな町やんけ!

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