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お宝ザクザク。バイキングが隠していた銀の壺の中身が初公開(スコットランド)

2016年04月13日 | 世界びっくりニュース
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 2014年、スコットランドのギャロウェーの教会敷地内で、バイキングが所有していた謎めいた銀の壺がが発見された。中には、アイルランドの銀のブローチや、イスタンブールのシルク、ゴールドやクリスタルの宝飾品などお宝がざくざく。

 2年たった現在、それが初めて公開された。これらは1000年もの間、誰にも知られることなくひっそりと隠されていたのだ。

 スコットランドの歴史環境の専門家、リチャード・ウェランダーは、まず中身を取り出す前に壺のCTスキャンを撮って、繊細な内容物をおおまかに想定し、細心の注意を払って取り出すよう心掛けたという。

 「どんなものが出てくるのか、早くひと目でも見たくてしょうがなかったよ。この驚くべき発見は、1000年前のバイキングの胸の内にどんな思いがあったのか、想像をたくましくさせてくれる。当時の感受性、王者の威信の競い
合い、バイキングがいつも言われるように必ずしも獰猛なだけではなかったことを示すユーモアのセンスまでがわかるものまである。

 おしゃれなブローチ
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 カロリング王朝時代の巨大な銀の壺
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 中にはお宝がザクザク入っていた
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 お宝は9世紀から10世紀のもので、約100点ほどある
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 これらは、2014年9月、金属探知機マニアのデレク・マクレナン(47)によって発見された。彼は、ダムフリースやギャロウェー付近の、まだ発掘されていないスコットランド教会敷地内を一年以上、捜索していた。

 国際的にも重要と思われるこれらの遺物は現在、王室の代理で財宝を査定するトレジャー・トローヴ・ユニットに保管されている。これから、スコットランドの各博物館に割り当てられる予定だ。マクレナンにもこれらの財宝の市場価値相当を得る資格がある。

 マクレナンは、この財宝を発見したとき、あまりにも興奮して口もきけなかったので、妻に電話したとき、彼女はマクレナンが自動車事故にあったのだと思ったという。

 トレジャーハンターのデレク・マクレナン
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 大きなガラスのビーズ
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 壺の中から出てきた鳥の形をしたピン。
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 その他、宗教的な遺物がシルバーの腕輪やインゴットなどとともに、地中60センチほどの深さのところから発見されている。発掘は、州の考古学者アンドリュー・ニコルソンによって進められた。

 このゴールドの指輪は使い込まれていたことがわかる 
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 中世初期の十字架。
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 この十字架は壺の中にあったものではないが、専門家によると、かなり珍しい彫刻が施されている。マクレナンは、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つの福音書を表わしているのではないかと思っている。似たような彫刻が、ダラムの大聖堂の聖カスバートの棺の残骸に見られるので、リンディスファーンの福音書とのつながりの可能性を想起させて、大変興味深いという。

 この銀の十字架は、シルバーのインゴットの下に埋もれるように、シルバーのチェーンが巻きついた状態で見つかった。 
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 スコットランド教会の聖職者デイヴィッド・バーソロミューと、エリン・ペンテコステ派教会の牧師マイク・スミスと共に捜索を続けていたが、マクレノンがまずバイキングのゲームの駒を見つけ、次にこの大発見につながったという。マクレノンは、トレジャーハンティングの経験が豊富で、2013年のクリスマス前には、300以上の中世の銀貨を発見している。

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 過去に、バイキングがスコットランドのこの海岸を襲撃していたのは知られている。これらの遺物はそのものの価値が高いだけでなく、スコットランドの中世初期の生活を理解する上でも大いに貢献してくれるのは明らかだ。当時のこの地域のさまざまな人たちの相互関係もわかり、スコットランドの歴史を形づくった時代への扉が大きく開かれ、こうした考古学的遺産がいかに重要かを示してくれるはずだ。

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 この銀の壺の正確な発見場所は秘密にされ、スコットランド政府も含めて、現場を保存する活動がされている。これまでスコットランドで発見された、もっとも重要なバイキングの秘蔵品のひとつとみられている。

via:dailymail

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