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歴史に記録された20世紀、13の科学技術的誤算

2014年09月10日 | 世界びっくりニュース
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 失敗は成功の母である。これらの失敗を重ねたことにより今日の技術が更なる前進を遂げていることは疑いようもない事実なわけだが、失敗は失敗として学習していかなければならない。

 以下に紹介するものは、グノーベル賞にノミネートされ、サイエンス・ユーモア雑誌「風変りな研究の年報」に掲載された、20世紀の技術的失敗である。

1. 新しい放射線「N線」は、あります!


 1903年、フランス・ナンシー大学の物理学者ルネ・ブロンロは「世紀の大発見をした!」と数多くの人に言いまわった。彼が発見したのは「N線」という新しい放射線である。

 1895年にX線が発見された事もあり、彼の発見は世界中の人々に希望と驚きを与えた。しかし彼の発見が嘘であると明らかになったのはその直後である。

 ある日、N線を検出する機械のデモンストレーションを行っていたルネ・ブロンロの前にロバート・ウィリアム・ウッドというアメリカ合衆国の物理学者が現れた。その実験に立ち会った彼はルネ・ブロンロの実証方法に疑惑を持ち、ルネが見ていないところで検出器のコアとも呼べる部分をこっそりと抜き取り、再度ルネ・ブロンロに「実証を行ってほしい」と言ったそうだ。悲しいことに「壊れた検出器」はN線を検出し続けた。その実験以降、N線の存在を信じ続けたのはルネ・ブロンロのみであり、数多くの科学者が「実験者が都合よく存在すると解釈しただけで、現実には存在しないのだ」と結論付けた。

2. 沈まないはずのタイタニック、沈む。


 1912年4月14日、開発した技術者らが「絶対に沈むことはない」と断言していたタイタニックが処女航海で沈没した。

3. 軍事科学技術により長引いた西部戦線


 第一次世界大戦中、世界中の技術開発は西部戦線へと費やされた。その為、両側の交戦勢力は直ぐに勝敗が決するだろうと信じて疑わなかった。しかし終結には3年という長い月日を要し、塹壕・有刺鉄線・新型ライフル・手りゅう弾・マシンガン・大砲・ガス・戦車・航空機等の科学技術が戦線を激化させた。

4. タコマナローズ橋の崩落


 1940年11月7日、ワシントン州のタコマナローズ橋が突如として崩落した。原因は空気の渦が自励振動という現象を引き起こした為だと言われている。そして当時の技術者はこの現象を考慮してはいなかったのだ。

Tacoma Narrows Bridge Collapse "Gallopin' Gertie"


5. 抗生物質の乱用


 20世紀初頭から半ばにかけて、私達は新たな抗生物質を発見し、数百万の命を助ける事に成功した。しかし20世紀末になり、細菌は耐性を持ち始め、数百万の命が失われた。そして、それは全て抗生物質を乱用しすぎた為である。

6. 旅客機の墜落


 1952年、ハビランド・コメットという旅客機が世界に披露された。初期モデルは21種類あったが、その内の7種類は金属疲労により墜落した。当時の技術者等は金属疲労を考慮せずに旅客機を造り上げてしまった為に起きた結果なのだ。

7. マルパッセダムの決壊


 1959年12月5日、フランス・ヴァール県を流れるレイラン川に造られたマルパッセダムが決壊した。建設した技術者等はマルパッセダムが作られた土地の強度を過大評価してしまった為、岩盤側から崩壊したのだ。この事故により420人が死亡した。

8. 大躍進政策


 1958年から1962年、当時の中華人民共和国は「大躍進政策」という農業と工業技術を大幅に進める政策を行った。しかし数多くの技術は農民に間違って伝えられた上に、それらの農作知識がソビエト連邦の丸写しだった為に政策は失敗した。

 結果、2千万から5千万近い人々が貧困に苦しむ事となった。この政策で一番の問題は中国の政治家の判断であったといえよう。この失敗をいち早く気づいていながらも、中国の政治家は政策が終わるまで、皆口をそろえて「政策は問題ない」と主張していた。

9. 惑星探査機の墜落


 1962年、アメリカ初の惑星探査機「マリナー1号」が金星探索を行うために打ち上げられた。しかし発射直後に飛行ソフトウェアのバグが原因で軌道を逸れた為、司令破壊によって爆破され、大西洋に墜ちた。ソフトウェアのバグは極めて単純な物で、プログラムのコードの一文の句読点の打ち間違えによるものだった。

10. ガラスが割れる高層ビル


 1970年初頭、ボストンに60階もあるジョン・ハンコック・タワーが建てられた。ハンコック・タワーは世界で初の一面ガラス張りの巨大建造物だったが、一つ問題があった。技術者等がいくら手を施しても、ガラスが一枚ずつ割れていくのだ。この問題が解決されるまでの長い間、ハンコック・タワーの真下は通行人を落ちてくるガラスから守るためにトンネルが建てられた。

11. スペース・シャトル「チャレンジャー号」打ち上げ失敗


 1986年1月28日、スペース・シャトル「チャレンジャー号」が打ち上げ直後に空中分解した。7名の乗組員が亡くなったこの事故は、発射の遅延によりスペース・シャトルの全体が凍り付くほど冷たくなってしまった事によって引き起こされた物だと判明している。

12. 幻の常温核融合現象


 1989年、ユタ大学のマーティン・フライシュマンとスタンリー・ポンズが「常温核融合現象」の発見を発表した。発表当時、世界中はエネルギー問題解決の可能性に盛り上がりを見せていたが、直ぐにその夢は打ち破られる事となった。

 数多くの科学者が常温核融合の再現実験を行ったが成功例は無く、後に判明したのはマーティン・フライシュマンとスタンリー・ポンズのずさんな研究データとそれを触れられたくないような態度だった。彼らの態度とずさんなデータ管理は後の世紀まで科学者等の間で語られる事となった。

13. 2000年問題(Y2K問題)


 2000年問題は、グレゴリオ暦2000年になるとコンピュータが誤作動する可能性があるとされた年問題である。結果としては直前にマスメディアで騒がれていたような生活に直結するほどの大きな混乱は一切起きず、ほぼ杞憂に終わった。

via:neatorama

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