mirojoan's Blog

世界びっくりニュースへのコメントだよ!
HPは http://salvadordali.jp です。コピペしてね!

神と崇められた10の動物

2017年10月06日 | 世界びっくりニュース
おもしろ雑貨をお探しの方はここをクリックしてね!

no title
 宗教では必ずしも神の姿は人間に限定していない。神は木や岩、稲妻、果ては動物の姿を選ぶこともある。つまり、顕現(けんげん)は神が具体的にどのような姿形をとるかということにすぎない。

 神や女神と結びつけられ、神聖視される動物がいる。信者によって崇められ、大切にされ、ときにはショキングな方法で生贄にされることもある。彼らの中に神が宿ると信じられている動物の例をあげてみよう。

10. ワニ(エジプト・ワニのペトスコス)


1_e11
 セベク神は古代エジプトの神で、ナイル川に生息していたワニと深い関わりがある。ワニの頭をもつ人間の男またはワニそのものの姿で彫刻や絵に描かれている。

 ナイル川の氾濫はエジプト人の生活に致命的な影響を与えたため、特にセベク神をなだめることが
重要事項だった。セベク神の像を奉納したり、アリシノエ(クロコディポリスのギリシャ名)の崇拝者たちは、生きているワニの恐ろしげな姿に神を見い出した。

 クロコディポリスのセベク神殿には、ペトスコスという神聖なワニが飼われていた。神殿の司祭たちは、飼いならされたこの神聖な生き物に直接手でエサを与えていた。

 ギリシャの地理学者ストラボンは、ペトスコスのエサやりがどのように行われていたかを書いている。「司祭がワニたちより高いところに上がると、彼らは口を大きく開ける。そこにケーキ、肉を投げ入れ、さらにはハチミツやミルクを注ぎ入れる」(おそらくこうした飽食のせいで)ペトスコスが死ぬと、ミイラにされ、贅沢に埋葬される。そしてまたべつのペトスコスがその後釜に選ばれる。


9. 牛(エジプト・雄牛のアピス)


2_e5
 エジプトのパンテオンは、さまざまな動物の頭をもつ動物神に事欠かない。アピス神はまるで雄牛の姿そのものだがまさに神だ。

 アピス神は永遠と宇宙的な安定を象徴するため、未来永劫を考えるエジプト文明にとってますます重要になった。

 だが、アピス神は永遠に生き続けるかもしれないが、雄牛は違う。雄牛のアピスが死ぬと、その体はミイラにされて、盛大な儀式を行って埋葬する。その場合、次の新たなアピスはどうやって選ぶのだろうか?

 エジプト人は、新たなアピスは閃光が雌牛に当たったときに生まれると信じていた。この雌牛から生まれた雄牛ははっきりした印がついているという。

 体は黒く、額に白いダイヤモンド、背中にワシの印があるという。舌の下にはスカラベのようなマークがあり、尾は毛でふさふさしている。この新たな牛に神が認められれば、豪華な船に乗せてナイル川の新たな家に運び、祭りを催して迎え入れるという。


8. ネズミ(インド・カルニマタ寺院のネズミ)


3_e4
 信仰対象ではないが、インドのカルニマタ寺院では2万匹のネズミが神聖なものとして大事にされている。

 15世紀、カルニマタというある信心深い女性が現われ、戦いの女神ドゥルガーの化身だと考えられた。その土地の支配者は、ドゥルガーの力を利用して砦を作って外敵の攻撃に備え、神殿を建てて彼女の栄誉に報いた。

 支配者の一族の子どもが死んだとき、ドゥルガーに生き返らせて欲しいと頼むと、その願いは聞き入れられたが、死んだ一族の者が人間として再び生まれ変わるまで、ネズミの姿で戻ってくることを約束させられた。

 現在、インド北西部のラージャスターンにあるカルニマタ寺院では、ネズミが大切にされ、参拝者にエサをもらっている。

 このネズミたちは幸運の印と考えられ、ネズミ用の椀から水を飲み、彼らの食べ残しを食べることで、ネズミに気に入られようとする者もいるという。


7. ヘビ(マレーシア・ペナンのヘビ寺)


4_e3
 ヘビ寺として有名なマレー半島ペナンにあるアズール・クラウドの寺は、徳の高い仏教徒で医師のキュー・スー・コンに敬意を表して建立された。彼はその神聖さゆえに、クサリヘビなどの毒ヘビを追い払うのではなく、彼らをかくまい守ったという。

 伝説によると、寺が建てられたとき、まるで彼がそこで守ってくれているかのように、ヘビが現われ始めたという。

 このヘビ寺には、やはり猛毒をもつマムシ、ハブなどもいるため、訪問者に触れないよう注意する警告の看板が出ている。

 ヘビを落ち着かせるため、寺の正面では大きな火鉢におびただし数の香がたかれている。だが、これが効かない場合は、近づかないようにという警告だけでは不十分になるため、今日では、寺のヘビの牙は抜かれているという。


6. ヤギ(ネパール・コカナのヤギ)


5_e5
 コカナのヤギはとても優遇されている。彼らはネパールの町じゅうどこでもを歩き回っているが、車もバイクも彼らを避けて走る。ここのヤギは、ドゥルガーの化身の女神ルドラヤニに仕えているとされている。

 彼らは自由に好きなところを歩き回り、好きな場所で草を食んでいるが、彼らを意図的、または偶然に傷つけたりすると、女神の呪いがかかるという。ヤギを粗末にした呪いは死に至ることもあるようだ。

 神聖な生き物として自由な生活を享受しているヤギだが、Deopokhari祭りのときは一転して残酷な試練が待ち受けている。

 900年続いているこの祭りでは、若いヤギを捕まえて、池の中に放り込む。村の男たちが祭りを仕切る権利をめぐって競争し、これを勝ち取った者がヤギを素手あるいは歯で殺す。ヤギはいつも八つ裂きにされて殺されるのだ。

 文化とはいえ、こんな残虐な祭りをやめるよう嘆願運動が始まっている。


5. ウシ(インド・ムザッファルナガルの牛)


6_e4
 インドでの牛の立場が、政治的ときに悲劇的な出来事を引き起こす原因になる。ほとんどのインド人は牛を殺すことはご法度と考えていて、ビーフを食べた者は群衆にリンチされる。ヒンデゥー教徒の多くは牛を特別な生き物としていて、神そのものだと考える場合もある。

 ムザッファルナガルでは、今年頭蓋が変形した牛が生まれたが、一部の人がそれを人間の顔に似ていると考えた。仔牛は生まれてまもなく死んだが、奇跡の牛として多くの人々がひと目見ようと押しかけた。

 仔牛をヴィシュヌ神の生まれ変わりと考える者もいれば、先天性異常で生まれただけと現実的に判断する者もいた。仔牛が産まれたシェルターの管理者は、仔牛は火葬して寺院を建てるつもりでいる。


4. クマ(ロシア・ニヴフ族のクマ祭り)


7_e4
 東ロシアのニヴフ族は、シャーマニズムを行い、クマを特別に神聖な生き物と考える。彼らにとってクマは先祖と神両方の顕現なのだ。直接神に向かって祈りを捧げるために、クマを交えた長い儀式を行う。

 若いクマを捕まえて、村の女性たちが自分の子どものように大切に育て、数年後、クマ祭りを始める。

 クマを喜ばせるための祝宴を催し、クマは儀式の衣装を着せられて、凍った川にたてられた柱へと連れていかれる。そこに鎖でクマをつなぎ、若い男たちが弓で射る。権利のある者がひとり最期のとどめをさす。

 それからクマは解体されて何週間もかけて人間の食料となる。クマの魂が神に戻り、ニヴフの繁栄が保証される。

 漫画、ゴールデンカムイに出てきたアイヌ民族のクマに対する儀式に良く似ている。

3. ヘビ(古代ローマ・蛇神グリュコーン)


8_e3
 紀元2世紀、アレクサンダーという男がグリュコーンの到来を告げる青銅のプレートを発見し、新たな神が地球にやってきた。

 神殿の基礎部分が掘られていたある夜、アレクサンダーは現場に忍び込んで、ガチョウの卵の殻にヘビの子どもを入れたものを埋めて、穴を蝋で塞いだ。それから、聴衆の前で卵を彫り出して、グリュコーン神が産まれたとして人々を驚かせた。

 ヘビのグリュコーンは、治療の神アイスクラピウスだろうが、その彫像や文学から、現われてから1世紀たっても崇拝者が後を絶たなかったことがわかる。

 彫像は神々しく髪をなびかせたヘビとして描かれている。最初はグリュコーンはかつらやマスクをつけたただの普通のヘビだったが、そのヘビが死んだのちに人形に置き換えられたという。


2. ガチョウ(古代ローマ・ユーノーのガチョウ)


9_e3
 ガチョウは騒がしい鳴き声をあげ、翼をばたつかせて威嚇してくることがあり、早くエサをやらないとくちばしで噛みついたりする。そのため、番犬のように利用されることがある。もともとこうした門番ガチョウは古代ローマに存在し、彼らが町を救ったのだ。

 紀元前4世紀、ガリアがローマを攻撃して軍隊を負かし、町を略奪した。市民は安全のためにカピトリウムの丘へ退いた。食料の供給も乏しくなる中、ユーノー神殿の神聖なガチョウにはきちんとエサが与えられ、決して彼らが人間の食料になることはなかった。

 ある夜、ガリア軍が密かにカピトリウムに忍び込もうとした。人間も番犬も気がつかなかったが、ガチョウが大声で騒いだので、ローマ側は敵を撃退することができて、町は無事だった。それから、ユーノーのガチョウは町の守護者と考えられるようになった。


1. カメ(ベトナム・ホンキエム湖のカメ)


10_e3
 ベトナムの伝説によると、かつて皇帝がホンキエム湖を渡っていたとき、天命の宝剣をカメにとられて湖の底へ持ち去られてしまった。皇帝はその剣をカメの神から授かったため、この出来事を神が再び現われたと受け取った。

 何世紀もの間、カメの姿がほとんど見られなかったため、誰もがカメはもう生きていないだろうと思っていた。1998年に湖でカメの姿がカメラにとらえられ、神聖なカメが戻ってきたとされた。

 2011年までにカメは頻繁に現われ、よく水面に頭を出していたが、それが生々しく傷ついているのがわかった。水質汚染によって神聖なカメに害が及び、傷が膿んでしまったと考えられ、湖を浄化する試みが始まった。カメは捕獲され、獣医が傷を治療した。

 2016年、このカメが死んでいるのが見つかった。研究者は、シャンハイハナスッポンの四匹の生き残りのうちの一匹と考え、この神聖なカメの信者にとっても、カメそのものにとっても、悪い兆候とされた。

via:10 Animals Worshipped As Holy - Listverse

☆ブタがおらんがな!

最新の画像もっと見る