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日本のハワイ侵攻に備えて発行されたハワイドルと、日本が発行した日本占領貨幣

2015年11月04日 | 世界びっくりニュース
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 1942年、米政府はハワイ向けの特注銀行券を発行し始めた。見た目は普通に流通している米ドル紙幣と同じだが、ひとつ違うのは裏にでかでかとHAWAIIとスタンプが押してあることだ。

 なんだか大雑把であか抜けないように思えるが、当時の状況を考えればしかたがないことだった。この紙幣は日本軍の真珠湾攻撃後、数ヶ月で慌てて発行された非常時手段だったのだ。もしハワイが日本軍に占領されたら、すぐに本来の米ドルと区別して無効化し、日本人が使えなくするのが目的だった。

 当時、米ドル紙幣はサンフランシスコの連邦準備銀行で発行されていた。ハワイはここの管轄になっていた。必要が生じた場合、この目立つ紙幣はすぐに選別できる。裏の大きなHAWAIIのスタンプに加えて、財務省の紋章も、通常のブルーやグリーンではなく茶色で、表にも黒いブロック体でHAWAIIと垂直にプリントされている。

 当然、ハワイでは通常の米ドルが流通していたが、米政府は日本軍が手に入れる前にすぐに買い取った。1942年、政府はひとり頭200ドルを残して、ハワイの全紙幣を回収した(ビジネスに関しては500ドル)。

 人々は現金と有価証券を交換することになっていたので、愛国心からみんなそうしたが、これは2億ドル以上の価値があった。政府はこれらを燃やさなくてはならなかったので、ヌーアヌの火葬場へ運んだが、あまりにも大量すぎて処理しきれなかった。残りはアイエーアの砂糖農園のミルで処理された。

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 この紙幣は第二次大戦中の数年、ハワイの通貨として実際に流通した。日本のハワイ侵攻はなかったので、結局その紙幣は廃止されず、現在でもちゃんとまだ法的に使えるという。


日本が発行した紙幣

 日本はハワイには侵攻しなかったが、第二次大戦中にアラスカのアリューシャン列島や、フィリピン、ビルマ、マレーシア、香港、シンガポール、タイ、仏領インドシナ(現在のカンボジア)、ラオス、ベトナムなど多くの東南アジアや太平洋地域を占領した。

 1942年、日本軍は南方開発銀行券、つまり日本占領貨幣を発行し始めた。The Japanese Governmentと印刷されたこの紙幣は、占領地の現地通貨と取り替えるためのものだ。例えば、これは1942年から1945年の間にマレーシアで発行された日本紙幣。

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 こちらは日本占領下のビルマで出回っていた10ルピー紙幣。

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 これらの紙幣は今では簡単にeBay(アメリカ最大のオークションサイト)で手に入る。戦時中の国家のさかんな紙幣工作の具体的な証拠となっている。

ebayオークションで販売中の日本占領下で発行された紙幣

ビルマ1/4ルピー(1942年)
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インドネシア10グルデン(1942年)
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インドネシア10セント(1942年)
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フィリピン 100ペソ(1940年)
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via:atlasobscura

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