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10年ひと昔とは良く言ったものだ。たった10年で技術進歩は驚くほど進んでいる。宇宙分野を含めた科学の世界では様々な成果があった。
火星における水の発見、記憶の操作、謎のダークマターの検出などなど。これらのリストにあげられたものは、さらに今後10年で目覚ましい進展が期待されるものばかりだ。我々は実にワクワクする時代に生きているのだ。
幹細胞はあらゆる細胞に変化できる能力を持つ。すなわち、赤血球が足りない人のために赤血球を作り出せるということだ。あるいは白血球、筋細胞、神経細胞など、必要に応じてどんな細胞にでもなれる。
幹細胞自体は1981年に発見されたものだが、体内の任意の細胞を再プログラムして、幹細胞に変えることが可能であると判明したのは2006年のことである。
発見者の山中伸弥は4つの特定の遺伝子を皮膚細胞に加えて、これに初めて成功。2、3週間で皮膚細胞が人体の内のあらゆる細胞に変化する能力を持つ幹細胞となった。再生医療において、損傷を負った細胞の交換部品を提供してくれる唯一のものが幹細胞である。
2009年、ある研究チームが発見されたばかりのS5 0014+81というブラックホールの質量を計測。まるで予想していなかったことに、天の川の中心にある超大質量ブラックホールの10,000倍というこれまで発見された中で最大のブラックホールであることが判明した。
この超々大質量ブラックホールの質量はたった1つで太陽の400億倍に相当する。信じられないのは、ビッグバンの16億年後という宇宙創生の比較的初期に形成されていることだ。つまりとんでもないほど急激に成長したということである。
2014年、スティーブ・ラミレスとシュウ・リュウは、マウスに光感タンパク質を移植し、目に光を送ることで、マウスの脳に嫌な記憶や好ましい記憶を植え付けることに成功した。
これによって、マウスが嫌な経験をしてもそれをいい思い出として記憶させたり、反対にいい出来事でも嫌な体験として記憶させたりと、記憶を操作できるようになった。この成果は、PTSDの患者や家族を失うなど大きな悲しみを味わっている人に対する治療の扉を開くかもしれない。
2014年、IBM社は人間の脳と同じように働くコンピューターチップを発表。SyNAPSEと呼ばれるこれは人間の脳のシナプスを模倣するもので、54億ものトランジスタを内蔵し、従来のコンピューターチップより1万倍も消費エネルギーが少ない。あらゆる用途向けにプログラム可能で、スーパーコンピューターや分布型センサーなどできわめて有効である。
SyNAPSEの設計は従来のものとはまったく異なっており、性能面の制約はない。イベント駆動型であり、動作するのは必要になった場合のみだ。これが省エネや温度の低下に威力を発揮する。今後数年でコンピューター産業を大きく変えるかもしれない。
2014年(この年、いくつもの発見がなされている)、1,024個の”キロボット”に自らを星型に変形させるという指令が下された。
彼らはゆっくりと動き、何度か衝突しながらも無事指令を達成。彼らは1つのボットがつまずいてしまった場合でも、近くにいるボットに連絡し、作業への復帰を手伝ってもらうことができる。
スカイネットの尖兵となる以外の使い途があるのだろうか? 極小のロボットなら血管に注射して、連携しながら病気と戦える。
大型のものなら、災害現場での救護活動を行えるだろう。さらに大型のものなら建物全体にすら変形できるかもしれない。無論、兵器としての利用も可能だ。
ダークマターはいくつもの奇妙な天文学的現象を説明してくれる物質だ。例えば、銀河には無数の惑星がある。だが、そこにある惑星の質量を合計し、それを惑星や銀河全体の挙動と照らし合わせてみても辻褄が合わない。
宇宙はまるで目に見えない何かがあるかのように振舞っているのだ。その何かは目に見えないゆえにダークマター(暗黒物質)と名付けられた。
2009年、アメリカのいくつかの研究所は、鉄鉱山の地下800メートルの地点に設置されているセンサーがダークマターを検出したと発表。2個の粒子がダークマターと思わしき挙動を示していたという。
確認作業は現在もなお行われているが、いずれのサインも粒子がダークマターであることを示している。過去100年における物理学最大の発見になる可能性もある。
2015年、NASAは火星表面で季節に応じて出現・消失を繰り返す長く黒い筋の画像を公開。現在でも火星に水が存在する確かな証拠だという。水は一般に生命の存在につながると推測されている。はたして「火星に生命はいるか?」という古くからの疑問に終止符が打たれるだろうか?
また水の存在は、2024年頃に計画されている火星への有人飛行ミッションにとっても好都合である。宇宙飛行士がわざわざ地球から物資を運ばなくても、現地で調達できるからだ。
ブ ースター単体ではなく、ロケット全体の話だ。イーロン・マスクの民間企業スペースX社は、海洋に浮かべた基地上にロケットを着地させることに数度成功している。
これはスペースXのミッションに不可欠なことだ。これまでロケットは一度使用すると太平洋に投棄されるのが常であった。だが、再生可能ロケットは回収して、補修・燃料補給することで何度も利用でき、数千億円ものコスト削減が可能となる。つまり火星有人飛行に一歩近づいたということだ。
重力波は時空を光速で伝わる波紋であり、アインシュタインが一般相対性理論の中で予言した。2016年、レーザー干渉計重力波天文台において、衝突するブラックホールらしきものから放たれた重力波が検出され、100年前の予言が確認された。
天文学にとっては重要な出来事であるのは、これによって一般相対性理論の大部分が正しいと証明されたことだ。レーザー干渉計重力波天文台のような観測機器の信頼性はお墨付きとなったわけで、今後の宇宙探索に大いに期待を持てるようになった。
TRAPPIST-1とは、太陽系から39光年先にある惑星系の名である。そこにある恒星は太陽の質量よりも12倍小さく、7個の惑星が公転している。実に普通だ……が、うち3つはハビタブルゾーン内に位置している。
これは非常に重要なことだ。39光年というのは比較的近い距離であるうえ、ハビタブルゾーンにある惑星は地球の大きさに近い。
つまり地球以外の場所で初めて生命の発見が期待できるということだ。さらに7つの惑星はいずれも液体の水が存在する可能性もある。もし本当に生命が存在すれば、ここ地球からでも確認できるかもしれない。
10年ひと昔とは良く言ったものだ。たった10年で技術進歩は驚くほど進んでいる。宇宙分野を含めた科学の世界では様々な成果があった。
火星における水の発見、記憶の操作、謎のダークマターの検出などなど。これらのリストにあげられたものは、さらに今後10年で目覚ましい進展が期待されるものばかりだ。我々は実にワクワクする時代に生きているのだ。
10. 幹細胞の再プログラム
幹細胞はあらゆる細胞に変化できる能力を持つ。すなわち、赤血球が足りない人のために赤血球を作り出せるということだ。あるいは白血球、筋細胞、神経細胞など、必要に応じてどんな細胞にでもなれる。
幹細胞自体は1981年に発見されたものだが、体内の任意の細胞を再プログラムして、幹細胞に変えることが可能であると判明したのは2006年のことである。
発見者の山中伸弥は4つの特定の遺伝子を皮膚細胞に加えて、これに初めて成功。2、3週間で皮膚細胞が人体の内のあらゆる細胞に変化する能力を持つ幹細胞となった。再生医療において、損傷を負った細胞の交換部品を提供してくれる唯一のものが幹細胞である。
9. これまで発見された中で最大のブラックホール
2009年、ある研究チームが発見されたばかりのS5 0014+81というブラックホールの質量を計測。まるで予想していなかったことに、天の川の中心にある超大質量ブラックホールの10,000倍というこれまで発見された中で最大のブラックホールであることが判明した。
この超々大質量ブラックホールの質量はたった1つで太陽の400億倍に相当する。信じられないのは、ビッグバンの16億年後という宇宙創生の比較的初期に形成されていることだ。つまりとんでもないほど急激に成長したということである。
via:motherboard / image credit:NASA
8. 記憶の操作
2014年、スティーブ・ラミレスとシュウ・リュウは、マウスに光感タンパク質を移植し、目に光を送ることで、マウスの脳に嫌な記憶や好ましい記憶を植え付けることに成功した。
これによって、マウスが嫌な経験をしてもそれをいい思い出として記憶させたり、反対にいい出来事でも嫌な体験として記憶させたりと、記憶を操作できるようになった。この成果は、PTSDの患者や家族を失うなど大きな悲しみを味わっている人に対する治療の扉を開くかもしれない。
via:thepsychreport / image credit:wikipedia
7. 人間の脳を模倣するコンピューターチップ
2014年、IBM社は人間の脳と同じように働くコンピューターチップを発表。SyNAPSEと呼ばれるこれは人間の脳のシナプスを模倣するもので、54億ものトランジスタを内蔵し、従来のコンピューターチップより1万倍も消費エネルギーが少ない。あらゆる用途向けにプログラム可能で、スーパーコンピューターや分布型センサーなどできわめて有効である。
SyNAPSEの設計は従来のものとはまったく異なっており、性能面の制約はない。イベント駆動型であり、動作するのは必要になった場合のみだ。これが省エネや温度の低下に威力を発揮する。今後数年でコンピューター産業を大きく変えるかもしれない。
via:research.ibm / image credit
6. ロボットが支配する世界へ一歩近づいた
2014年(この年、いくつもの発見がなされている)、1,024個の”キロボット”に自らを星型に変形させるという指令が下された。
彼らはゆっくりと動き、何度か衝突しながらも無事指令を達成。彼らは1つのボットがつまずいてしまった場合でも、近くにいるボットに連絡し、作業への復帰を手伝ってもらうことができる。
スカイネットの尖兵となる以外の使い途があるのだろうか? 極小のロボットなら血管に注射して、連携しながら病気と戦える。
大型のものなら、災害現場での救護活動を行えるだろう。さらに大型のものなら建物全体にすら変形できるかもしれない。無論、兵器としての利用も可能だ。
via:phenomena / image credit:Harvard University
5. ダークマターの存在を確認
ダークマターはいくつもの奇妙な天文学的現象を説明してくれる物質だ。例えば、銀河には無数の惑星がある。だが、そこにある惑星の質量を合計し、それを惑星や銀河全体の挙動と照らし合わせてみても辻褄が合わない。
宇宙はまるで目に見えない何かがあるかのように振舞っているのだ。その何かは目に見えないゆえにダークマター(暗黒物質)と名付けられた。
2009年、アメリカのいくつかの研究所は、鉄鉱山の地下800メートルの地点に設置されているセンサーがダークマターを検出したと発表。2個の粒子がダークマターと思わしき挙動を示していたという。
確認作業は現在もなお行われているが、いずれのサインも粒子がダークマターであることを示している。過去100年における物理学最大の発見になる可能性もある。
via:theguardian / image credit:CERN
4. 火星に生命がいる可能性がアップ
2015年、NASAは火星表面で季節に応じて出現・消失を繰り返す長く黒い筋の画像を公開。現在でも火星に水が存在する確かな証拠だという。水は一般に生命の存在につながると推測されている。はたして「火星に生命はいるか?」という古くからの疑問に終止符が打たれるだろうか?
また水の存在は、2024年頃に計画されている火星への有人飛行ミッションにとっても好都合である。宇宙飛行士がわざわざ地球から物資を運ばなくても、現地で調達できるからだ。
via:nationalgeographic / image credit:NASA
3. 再利用可能ロケット
ブ ースター単体ではなく、ロケット全体の話だ。イーロン・マスクの民間企業スペースX社は、海洋に浮かべた基地上にロケットを着地させることに数度成功している。
これはスペースXのミッションに不可欠なことだ。これまでロケットは一度使用すると太平洋に投棄されるのが常であった。だが、再生可能ロケットは回収して、補修・燃料補給することで何度も利用でき、数千億円ものコスト削減が可能となる。つまり火星有人飛行に一歩近づいたということだ。
via:nasaspaceflight / image credit:youtube
2. 重力波
重力波は時空を光速で伝わる波紋であり、アインシュタインが一般相対性理論の中で予言した。2016年、レーザー干渉計重力波天文台において、衝突するブラックホールらしきものから放たれた重力波が検出され、100年前の予言が確認された。
天文学にとっては重要な出来事であるのは、これによって一般相対性理論の大部分が正しいと証明されたことだ。レーザー干渉計重力波天文台のような観測機器の信頼性はお墨付きとなったわけで、今後の宇宙探索に大いに期待を持てるようになった。
1. TRAPPIST-1
TRAPPIST-1とは、太陽系から39光年先にある惑星系の名である。そこにある恒星は太陽の質量よりも12倍小さく、7個の惑星が公転している。実に普通だ……が、うち3つはハビタブルゾーン内に位置している。
これは非常に重要なことだ。39光年というのは比較的近い距離であるうえ、ハビタブルゾーンにある惑星は地球の大きさに近い。
つまり地球以外の場所で初めて生命の発見が期待できるということだ。さらに7つの惑星はいずれも液体の水が存在する可能性もある。もし本当に生命が存在すれば、ここ地球からでも確認できるかもしれない。
via:NASA / image credit:NASA
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