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アイヌ語も?今だ謎に包まれた起源が不明確な10種の古代言語

2016年12月12日 | 世界びっくりニュース
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 言語からは、ある社会の文化、生活、進化、移住パターンなど、様々なことを知ることができる。また古代人の考え方や遠い過去の時代の物語についても教えてくれる。

 だが中にはまったく矛盾する事実を突きつけ、謎に包まれたまま煙に巻いてしまうようなものもある。ここでは海外サイトでまとめられていたそんな期限不明な10種の古代言語を見ていこう。

10. 北ピケネ語

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image credit: Corbis

 紀元前1千年紀にイタリア北東部に住んでいたとされるピケネ人の言語。南ピケネ語はよく研究されおり、オスク・ウンブリア語群に連なるイタリック語派に属するとされている。しかし北ピケネ語はそれとは大きく異なり、正確に分類することができない。
 
 イタリアのノヴィララで発見された石碑から見つかった。エトルリア文字に似ているが、子音にはギリシャ文字を含むものがある。文法にもよく分からない点が多い。


9. エトルリア語


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image credit: Wikimedia

 ローマ帝国が成立する前、イタリアのトスカーナ地方に存在したエトルリア文明の言語。エトルリア文明は強大かつ洗練された文化を有しており、地中海西部では最古の主要文明である。現在知られる古代の知識は古代ローマ語から判明したものであるため、それ以前の社会は謎めいたものとして見られることがしばしばだ。

 エトルリア語には他の言語には見られない特徴があり、孤立した言語と考えられることも多い。屈折した複雑な言語で、格を多用する。起源は不明であるが、ティレニア語族の一種とする説もある。


8. バスク語

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image credit:Wikimedia

 スペイン北部ならびにフランス南西部の一部に住むバスク人が話す言語。これまでの研究からは、世界のどの言語とも関連性が見出されていない。

 他のイベリア語が滅んでしまった中、ローマ語以前の言語として現代まで生き残った唯一の言語である。バスク語、イベリア語、アフロ・アジア語族との関連性を示した説はいくつもあるが、いずれも一般的な支持は得られていない。現存する言語としてユニークな地位にあり、かつてイベリア半島で暮らしていた古代人の言語的多様性を伝えてくれる。


7. シュメール語

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image credit: Schoy Collection

 くさび形文字で有名。紀元前2千年紀にメソポタミアで話されていた。文字は表意文字、象徴、抽象図形の組み合わせで、特定の単語や音ではなく概念を表す。解読されたものもあるが、新しい説明がその後も登場しており、文法や構文についての議論は続いている。

 他の古代言語と同じく、こう着語である。別個の語尾と接尾辞で単語を形成し、意味を伝える。起源は不明であり、その候補についてすら一貫した説はない。


6. アイヌ語

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image credit:Wikimedia

 現在、北海道島や本州島北東地域やロシア極東地域等に居住するアイヌ民族(アイヌ)の言語である。

 アイヌ民族は、大和民族と文化的・言語的に異なり、紀元前14,500年頃に日本に移住した縄文人の子孫と言われている。大和民族と地理的に近い位置で話され、古くから交流があったにも関わらず、日本語とそれほど共通点が見いだせない。
 
 一方で、アイヌ民族が日本へやってきたのは西暦1200~1300年で、朝鮮半島の北渤海あたりに住んで居たことがわかっており、縄文文化とアイヌ文化は全く異なる文化であり民族的にも別種だという説もある(コメント欄より) 。

 ただし、伝統的なアイヌ民族は文字で言葉を表す文化を持たなかった。そのため彼らの立場で書かれた歴史的記録がなく不明な点が多い。のちに日本語の仮名文字で記されるようになったが、本来であれば音だけで伝えられるアイヌ語を話す者は一握りしかおらず、消滅が懸念される危機に瀕する言語である。


5. シケル語

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image credit: BenAveling

 イタリア、シチリア島にはかつてシクリ人という民族が暮らしていた。当時のシチリア島に存在した3先住民の一つで、インド・ヨーロッパ語族の言語を話していたと言われている(ただし証拠に乏しいためはっきりと結論は出されていない)。

 シクリ人はイタリアのリグーリア地方あるいはラティウム地方に起源があると言われている。土着の信仰があり、多数の神々を奉じるなど独自の文化を有していたが、やがてギリシャ人によってもたらされたギリシャ文化に同化した。ギリシャ文化以前に記されたものが少なく、わずかな碑文しか残っていない。


4. ヴィンチャ語

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image credit:Wikimedia

古ヨーロッパ語ともいう。ヨーロッパ南東部で発掘された出土品の印に基づく、仮説上の言語である。印は世界最初期の文字と考えられており、シュメールのくさび形文字やエジプトの象形文字より数千年も古い可能性がある。

 印が発見されたのは、紀元前6,000~3,000年頃にヴィンチャ人が暮らしていた、現在のルーマニア西部のドナウ川沿いに当たる地域である。暮らしや社会については謎に包まれた文化であるが、発見された記述はいずれも短文であるため、解読されることは決してないだろう。


3. フルリ語

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image credit:Wikimedia

 ヒッタイト帝国が支配した地域で話されていた、今では死語となった古代言語。フルリ語を話す部族は元々アルメニアの山岳地帯で暮らしていたが、紀元前2千年紀にメソポタミアやアナトリアに移住してきたと考えられている。アッシリアに征服される以前は、ミタンニ王国で話されていた。

 他の言語と結びつけられる形で分類されてはいないが、アルノー・フルネとアラン・R・ボンバードは、著書の中でインド・ヨーロッパ語族の特徴が見受けられると主張している。


2. エラム語

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image credit:Wikimedia

 メソポタミアではシュメール語とアッカド語のほかにもエラム語が使用されていた。解読は不完全であるが、一部文法の理解が進んでいる。象形文字と表語文字を含む原始的な文字だったが、くさび形文字に取って代わられた。

 こう着語で、ヨーロッパや中東で話されていた他の古代語に似た文法的要素がある。名詞、動詞、代名詞には複雑なバリエーションを持つ形態素や接尾辞が付与される。語順はSOV型(インド・ヨーロッパ語族言語には見られない特徴)であり、動詞が文末に置かれるという他の言語には見られない特徴がある。


1. ラエティア語

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image credit:Wikimedia

 現在のイタリア北部、オーストリア西部に当たる東アルプス地域で使用されていた。紀元前500年頃のアルプス先住民の言語。

 起源については、エトルリア語やリムノス語と同じティルセニア語族とする説、インド・ヨーロッパ語族から派生したとする説など、いくつか説がある。エトルリア語の影響を受けた孤立した言語という説もあるが、真実が明らかになることはないだろう。

via:10 Ancient Languages With Unknown Origins

☆アイヌ民族ってまだおったんかいな!

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人間が進化したことでもたらされた6つの不都合

2016年12月09日 | 世界びっくりニュース
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 “適者生存”というフレーズは、自然選択が絶対的なものであり、人間を強く、健康な存在にしてきたと思わせがちだ。だが現実にはそう単純な話ではない。

 米デラウェア大学の古人類学者カレン・ローゼンバーグはこれについて語っている。「”適合”が酸素に適合したり、遠くまで走れるようになったりすることを意味していると思われていますが、進化生物学においての”適合”とは繁殖における成功を意味しています」。つまり遺伝子を次の世代に伝えられるだけの間生きることができればいいのだ。

 繁殖において成功するために、自然選択は妥協を強いることがある。結果として、現代の人間は健康上の問題を抱えることになった。ここではそうした進化のせいで我々が悩まされることになった6つの問題を紹介しよう。

1. 腰痛1_e4

 二足歩行の誕生は人の進化において重要な出来事であった。直立して立つことで、遠くまで移動できるようになり、また空いた手で道具を利用したり、食料を運べるようになった。

 チンパンジーなど四足歩行の親戚たちでは、脊柱が吊り橋のように機能している。しかし、そうした水平構造を垂直に傾ければ、たちまち不安定になる。

 直立した生物の背骨を構造的に健全にしておく方法は、椎骨をまっすぐ積み重ねることだろう。しかし、それでは産道を塞いでしまい、種の生存を確保できなくなる。頭の大きな子供を出産するために、人間の背骨はカーブを描くように進化せざるを得なかった。その代償が腰痛、椎間板ヘルニア、圧迫骨折といった症状である。


2. 捻挫、骨折しやすい足

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 人体は一から設計されたわけではなく、類人猿の祖先から解剖学的構造を受け継いでいる。足がその好例である。

 我々が二本足で立つようになると、祖先が木を登り、枝を掴むために必要としていた柔軟な足は要らなくなった。

 大地でより安定して立つために、進化は”クリップとガムテーム”アプローチを採用した。こうして捻ったり、回転させたりするのに都合がいい猿の足を改造したもので歩かなければいけなくなったために、足首の捻挫や骨折をしやすくなってしまった。脛に添え木を当てたり、足底に炎症を起こしたり、アキレス腱を切ったりするのもこのためだ。
 

3. 難産

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 他の類人猿と比べて人間が難産なのは、胎児の頭と肩幅の割に骨盤が非常に狭いからだ。骨盤の形状は歩行と出産の妥協の産物なのである。

 しかし人間は長く苦しい出産に対して面白い文化的な回答を用意した。ほとんどの哺乳類にとって出産とは単独で行う行為であるが、事実上ほぼすべての人間の母親は親族、助産婦、医師といった他人からの介助を求めるようになったのである。

 ある論文では、自然選択は他人の介助を好んだようであると論じている。おそらくは妊婦による意識的な決定ではない。むしろ恐怖、不安、苦痛といった要因に起因するのだろうが、長い目で見るとこれが死産率を減らす結果につながったという。


4. ジャンクフードが好き

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 ファストフードやスナック菓子を止められないことには十分な理由がある。糖質はエネルギーの基本であるが、余分な糖質は脂肪として蓄えられる。

 農業や工業化が進む以前の食料が乏しく、供給が不安定だった時代、糖質の甘みは生存に不可欠なものであった。しかし現代ではスーパーに行けば加工された糖がすぐに手に入る。こうして食べ過ぎによる肥満が蔓延し、糖尿病や高血圧が増えた。

 食品業界が大きな利益を上げることができるのは、石器時代のままの体が糖を求めるからである。だが現代は糖が安く、大量に手に入る宇宙時代。大きなボトルでの清涼飲料水の販売を禁止して、狩猟採集社会の状況を取り戻そうという意見すらある。


5. 精神病


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 自然選択は、統合失調症やうつ病のような、出生率の低下に結びつく潜在的に危険な状態を排除しなかった。一説によると、この状況は精神病を患った患者の親族であるが、症状を発症していない人に原因があるそうだ。彼らが突然変異を子供に遺伝させることで、遺伝子プールの中に病気が蓄えられる結果となった。

 また精神病の起源に着目する説もある。それによると、一見有害そうな病気であるが、進化上の利点があったのだという。例えば、うつの症状として不活発になることが挙げられるが、これは同時に思考の分析的な傾向を強め、問題解決に役立った可能性がある。さらに統合失調症に関連する遺伝子が複雑な認知を助けている可能性を指摘する専門家もいる。


6. 親知らず

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 直立歩行をするようになった人間は、別の変形も遂げることになる。脳が異常に大きくなったのだ。大きな脳を保持するために顔の形が変化し、顎は狭くなった。これによって、かつて咀嚼で大きな役割を果たしていた親知らずが生えてくる隙間がなくなってしまう。抜かずに放っておくと、ズキズキと痛み、感染症を引き起こすこともある。

 しかし自然選択は現在でも続いている。親知らずが生えることを防ぐ遺伝子の突然変異が広まり、親知らずが生まれつきない人が増えているのだ。

via:6 Downsides of Human Evolution

☆長生きが問題やと思うねんけど!

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猫はかなり人間に近かったのか!人間と遺伝子の構造が近い10のもの

2016年12月07日 | 世界びっくりニュース
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 我々ヒト科の体は30億の遺伝子から作られている。その30億の内、90%以上は猿人類と同じなのである。

 自然科学者のリカルド・サバティーニはヒトの全遺伝情報が大型本175冊分、およそ26万2000ページだとすると、そのうちヒト特有の遺伝情報は500ページほどであることを明かした。

 これは私たちのゲノムの多くが、自然界の生き物と酷似しているからである。あくまでも遺伝子レベルの話となるが、私たちが一体どういったものと似通っているのか、もっと詳しくみていってみよう。

1.あなたと他人の遺伝子は99.9%同じ1

 その人を好きだろうが嫌いだろうが、我々は他人と99.9%同じなのである。残りの0.01%に目の色や遺伝性疾患の情報などが入っているのだ。


2.あなたとチンパンジーの遺伝子は96%同じ

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 2005年の研究によると、私たちに最も近い生物であるチンパンジーの遺伝子は96%似ているという。


3.あなたと猫の遺伝子は90%同じ

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 猫は私達が思っている以上に私達に近い存在だ。2007年の研究によると、アビシニアンは人間の遺伝子と90%類似しているそうだ。


4.あなたとマウスの遺伝子は85%同じ

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 タンパク質コード遺伝子に限っていえば、マウスの遺伝子と人間の遺伝子は85%同じなのだそうだ。その他の遺伝子は50%前後類似しているそうで、米国立ヒトゲノム研究所によるとこれはおよそ8000万年前に人類がマウスと共通の祖先を持っていたからだと推測されている。


5.あなたと牛の遺伝子は80%同じ

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 2009年のサイエンス誌によると、家畜として育てられた牛の遺伝子は人間と80%似ているそうだ。


6.あなたとショウジョウバエの遺伝子は61%同じ

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 虫の遺伝子と人間の遺伝子というのは基本的には似通った点は少ない。しかしショウジョウバエの遺伝子にある遺伝子疾患を記録する遺伝子群に限っていえば、61%ほど似ているそうだ。

 これはNASAにとっては非常に重要な事で、宇宙旅行が人間の遺伝子にどういった影響を及ぼすかを確かめる研究に広く使われている認識である。


7.あなたとニワトリの遺伝子は60%同じ

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 卵を産み落とす羽根をまとったあのニワトリの遺伝子は、人間と60%類似している。


8.あなたとバナナの遺伝子は60%同じ

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 遺伝子だけで判断すると、なんと人間とバナナは60%同じなのだ。

via:thisisinsider

☆6~8までは意外だった!

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ベトナムの観光スポットに新たなる仲間が加わった。是非見に行くべき廃墟、「ホー・トゥイ ティエン・ウォーターパーク」

2016年12月05日 | 世界びっくりニュース
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 ベトナムの見るべき観光地と言えば?ハロン湾の霧の島。ハノイの旧市街の狭いと曲がりくねった道。ホーチミン市の明るい光。もちろんそうだろう。だがそこに新たなる観光スポットが加わった。

 近代的な大都市ホーチミンとハノイの間、トゥアティエン=フエ省の省都、フエにある「ホー・トゥイ ティエン・ウォーターパーク」廃墟である。ここは10年以上前から閉鎖されており、トゥームレイダーの遺跡レベルにジャングル化しているのだ。

 2004年頃にオープン予定だったこのパーク、ジュラシック・パークのようにしたかったようだが、資金不足で完成には至らなかったという。

 公園の中央には巨大な龍の彫刻があり、内部に登ると龍の口から周囲のジャングルを眺めることができる。水のないウォータースライダーや荒れはてたギフトショップも多くある。

 旅行代理店はその存在を否定しているらしいが、現在はパークが意図していたのとは違った意味で人気のスポットとなっているそうだ。

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☆探偵ナイトスクープのパラダイスレベルじゃ!

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人類絶滅後、地球上を支配するであろう10種の生物(※ゴキブリ混入注意)

2016年12月02日 | 世界びっくりニュース
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 いつかその時がやってくるのかもしれない。ゾンビの襲来、米露核戦争、遺伝子改変殺人ウイルスの蔓延、イエローストーンの大噴火、猿の逆襲など諸事情により人類が滅亡する日が。

 人類滅亡後、地球上の支配者はどんな種となりうるのだろう?それらの種はどのように進化し、人類と同じく地球を破壊していくのだろうか?

10. ネズミ

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 ネズミは災害を愛する。場所や時を問わず、巨大なカタストロフィがあれば、そこにはネズミの集団がいる。これは1945年のドレスデン爆撃でも起きたことだ。そして人類滅亡の瞬間でもネズミが都市を占拠することだろう。

 ネズミの大群は人間の遺体を貪り、残された食糧も喰らい尽くす。リチャード・ドーキンスによると、この時ネズミが大進化を遂げる可能性があるという。

 大災害によってネズミが持続不可能なほどに大量発生する。餌が潰えてしまえば、共食いせざるをえない。これによって世代交代速度が異常なまでに高まり、場合によっては放射線による突然変異と相まって、進化に理想的な条件が整う。

 今のネズミがすでに複雑な社会構造を持ち、驚くほど高い知能を有していることを考えると、人間と似たような方向で進化を遂げる可能性がある。それは数百万年かかるかもしれないが、ありえないことではない。ドーキンスはネズミから未来の知的生命が進化するという話はそれほど突飛なことではないと考えている。


9. クマ

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 我が物顏で地上を歩く人類は、本来我々を捕食していた動物でさえ逃げ出すほどだ。それゆえに、人以外の知的大型哺乳類がニッチに進出するチャンスはなかった。だが人間さえいなくなってしまえば、ライオンやクマなどの動物が再び頂点に返り咲くだろう。そのまま十分な時間が経過すれば、人間並みの知能を発達させるかもしれない。

 これは英エクセター大学の大学院生アシュレイ・ベニソンの意見だ。彼は人間がいなくなった世界で、我々の後釜として最もありえそうな大型哺乳類としてクマを挙げている。その論旨はこうだ。人間がいなくなると、食べられる動物が減少するため草食動物が増える。すると今度はそれを食らう肉食動物の増加が促される。

 食糧の余剰があれば、知的な哺乳類が社会を形成する可能性が高まる。人間が”不思議なほど賢い狩猟採集型の猿”から飛躍することができたのも、この食糧の余剰ゆえだ。十分な空間さえ確保されていれば、クマもまたそうした飛躍を遂げることができるかもしれない。


8. 犬

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 途上国に行ったことがある人なら、すでにイヌが地球のかなりの部分を支配していることを知っているかもしれない。ムンバイのような大都市には、野良犬の大集団がいるために夜には絶対に近寄ってはいけない地域が存在する。1994~2015年にかけて、ムンバイだけでも130万人がイヌに襲われ、434人が命を落とした。これは一応人間が支配する都市においての話だ。

 もし人間が消えてしまえば、邪魔する者はいないも同然だ。ニューヨーク、ロンドン、デリーのような大都市では、巨大なイヌの群れが彷徨い、ネズミと残された食糧の争奪戦を繰り広げる。イヌの生息数は爆発し、やがて変化が訪れる。

 犬はすでに素晴らしい知能を有している。複雑な社会を形成し、共感など人間と同じような感情表現もできる。つまり一定レベルの知能を進化させる条件を備えた脳があるということだ。そうならないとしても、数の力で崩壊した都市を支配するであろう。


7. アリ

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 哺乳類はさておき、昆虫による驚異の世界を探求しよう。その小さな体に騙されてはいけない。アリが支配する世界については、すでに十分な議論がなされている。

 世界には人間の人口をはるかに超える数兆匹ものアリが存在する。その総重量は人類を上回るほどである。知能も優れており、しかも人間にはない集合精神まで備えている。

 アリの集合精神は複雑である。アリのコロニーではキノコが栽培され、アブラムシを家畜として飼うことまで知られている。さらに前線に兵隊アリを残して弱い者が逃走するなど、複雑な戦い方まで身につけている。勢力を拡大する手段まである。メキシコでは、ほぼカリフォルニア州に匹敵する大きさのアリの大コロニーが存在し、似たようなサイズのコロニー同士で戦争を繰り広げているのだ。


6. ブタ

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 “ブタの惑星”という映画があったら酷いタイトルだが、猿の惑星に負けず劣らず可能性がある。地球に残る猿はわずかであるが、豚はあふれんばかりだ。そして、彼らの脳もまた一歩先んじたものであることを知っていた方がいい。複雑な社会を形成し、共感することもできる。長期記憶を形成し、学習速度も驚くほど速い。快楽のために交尾をする数少ない動物でもある。ある側面ではイヌをも凌駕する知能を有しているのだ。

 彼らは人間を進化の頂点に立たせた特徴をすべて備えている。その生息数の多さを考えれば、人間並みの知能を発達させる可能性は否定できない。一つ確実なことがあるとすれば、豚インターネットには現在のようなベーコンの話題があふれてはいないということだ。


5. タコ

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 タコの知性を示す動画はいくらでも存在する。心理的なトリックまで仕掛けてくる高い知能に加えて、脳が分散しており頭を撃ち抜かれても死なないという強靭さまで備えているのだから恐ろしい。

 タコの脳は体のサイズに比べて大きい。これは人間においても重要なことだ。大きな目が脳につながっており、我々とほぼ同じ視力を有している。また人間は物をつかめるよう対置された親指を持っているが、タコは8本物腕があるのだ。それで道具を操り、人間には到底無理な芸当すらやってのける。

 また他者の行動を観察して学習することもできるため、人類の灰の中から複雑なタコ社会を形成するかもしれない。ラッセル・バーク博士は、将来の王の有力候補であるタコが現在支配者ではない理由を訝しむほどだ。


4. アライグマ

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 ここまで紹介した動物のほどんどは、複雑な社会構造、哺乳類、高度な知能ゆえに次代の王の有力候補であった。だが鍵のかかったゴミ箱を開けてしまう厄介者に苦慮したことのある者なら、アライグマをその筆頭に挙げるだろう。彼らは、特に都市に生息する個体は人間が受けたものと同じ圧力にさらされている。こうした圧力がやがてはアライグマの進化の突然変異を促すかもしれない。知能を発達させる変異である。

 高層ビルや車などによってお膳立てがされているからといって、アライグマが人間並みの知能を発達させる可能性は非常に低い。しかし気づかないうちにゆっくりと大型化する可能性はそうではない。ネズミのように、数百万年かかるだろうが、人間のいない世界では瞬く間に過ぎ去ることだろう。


3. ゴキブリ

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 想像してほしい。空が赤く焼け、大地は黒く、荒廃している。遠くで最後のキノコ雲が立ち上り、人類の帝国は崩壊した。そこに残る生き物は何だろうか? ゴキブリである。

 ほとんどの人は考えたくもないだろうが、ゴキブリは多くの点で優れている。核戦争ですら生き残る放射線への耐性。80年代半ばに使用され始めた駆除剤に対して1993年までには耐性を発達させた驚異の進化速度。それは我々が数世代でヒ素やシアン化合物への耐性を身につけるようなものだ。

 繁殖速度も恐ろしいほどだ。彼らは核戦争の終末を生き残る最有力候補であり、立ち所に生息数を回復させることだろう。そのゴキブリが人間並みの知能を身につけることがあるだろうか? おそらくないだろう。だが天敵のいない世の中で数百万年の時を経れば、確かなことは何も言えない。


2. 類人猿

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 ほとんどの類人猿は個体数が非常に少ない。だからこそ、人間滅亡後に次代の王となる可能性は低い。だがはっきりさせておきたいのは、個体数の少なさ以外に隙はないということだ。もし猿の保存計画によって生息数が激増し、その後で終末が訪れたのだとしたら、猿が支配者となるのは最後の人間の遺体が冷たくなるのを待つまでもない。

 チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、ボノボなど、類人猿は賢い。本当に賢い。教えれば手話で会話すらできる。人間に匹敵する社会階層を形成し、道具も使う。共感も示す。観察から学習することもできる。武器を使って狩をする姿も観察されている。計画を練ることもできる。全身に毛を生やし、猿臭く、ツイッターなどで暇つぶしをしないことを除けば、基本的に我々と同じだ。
  
 ただ一つを除き、人間並みの知能を進化させるために必要なものすべてを類人猿は有している。そのただ一つ欠けているものとは人間の存在だ。核戦争で人類が滅びるとすれば、類人猿も一緒に滅ぶだろう。しかし、人間だけを100パーセント殺すウイルスが作られ、それがばら撒かれたら? 自由の翼を得た猿が、自由の女神を引き倒すことだろう。


1. ボルバキア

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 ボルバキアとは細菌の仲間である。これは次代の支配者の最有力候補であるばかりか、現在の地球においても支配者の最有力候補である。

 ボルバキアは数千もの種の運命をほぼ完全に握っている。これは3分の2の昆虫と節足動物の細胞内に生息し、宿主のメスの卵から他の生物に感染する。しかも悲鳴を上げたくなるようなことまでやってのける。

 感染のチャンスを増やすために、宿主の性別をオスからメスに変えてしまうのだ。より複雑な生物では、胎児の段階の生まれていないオスを殺したり、精子を改変しボルバキアに感染したメスとしか生殖できないようにしてしまう。そして極めつけが宿主の遺伝子を改変して、突然変異を起こさせる能力だ。つまり、ボルバキアは数世紀の間、無数の生物の進化の運命をコントロールしてきたということだ。

 もちろんボルバキアが知性を備える危険はない。だが人類が消え、大型哺乳類も消える核戦争後の世界では、生き残ったほぼすべての生物がボルバキアと共に生きるようになる。彼らを次代の王と呼ぶために高度な知性など必要ないのかもしれない。
10 Species That Would Dominate if Humans Died Out

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