昨日は朝から強い風が吹いていたけれど、昼食後に名古屋市天白区へ井戸掘りの下見に出かけた時は、そんなに強い風が吹いているとは感じなかった。ところが家に帰ってルーフバルコニーを見て驚いた。植木鉢が2つひっくり返っている。白い薔薇で見事な花を咲かせてくれるスノーダイアモンドの枝が根元から折れている。植えたばかりのサルビアの鉢は風で土が抉り取られ、根元からぐったりとしている。昨夜は引き続き強い風が吹いていたので、心配だったけれど何も出来なかった。
それで今朝早く目が覚めたので、早速ルーフバルコニーに出て修復に努めた。薔薇は根元をテープで巻いてみた。サルビアは培養土を継ぎ足し、根元を補強して水を遣った。薔薇やサルビアが生き返ってくれることを祈るばかりだ。春から夏は、南東からの風が吹く。それで南側に大き目の樹木の鉢を置き、薔薇やサルビアを保護できると思ったけれど、昨日は北西からの強風だった。地上にいる時は少々風があって、逆に気持ちがいいと思うくらいだった。しかし地上36メートルの、しかも遮るものがなにもない屋上では思った以上に強い風だった。
天候が不順のように思っていたけれど、毎年という見方ではなく、10年とか20年の単位で見れば、こんなものなのかも知れない。「暑いですね」と言う人もいれば、「夜は寒いくらいですね」と言う人もいる。人間の感覚は受け止める人によって大きく違う。民主党と自民党と公明党が、法案の修正協議に入ることを正式に決めた。民主党の中には増税に反対する議員もかなりいるし、原発の再稼動についても慎重派の議員も少なくない。自民党の議員の中にも、原発の再稼動には慎重にと言う議員がいる。公明党の中にも党中央とは考え方の異なる意見の議員もいるのかも知れない。
これだけ根本的なところで考え方が違うのに、どうして一緒の党にいるのだろう。小沢一郎議員が「マニフェストに違反するのは、民主主義を壊すものだ」と言っていたが、その点は正しい。正しいことと正しくないことをごちゃ混ぜにしてしまうから、小沢さんを信頼できる人とは思えない。実現すべき目的が正しければ、手段はどうでもいいというわけではない。むしろ目的に向けた過程こそが大切だと思う。そして一番大切だと思うことは、全ての過程を全て見せてしまうことだ。協議の場を公開してしまうことだ。
午後も余り日差しがなさそうだったので、ひとりで鉢の土の入れ替えをする。植木鉢の全てにミミズを複数入れておいたはずなのに、今までの鉢からはわずか3匹しか出てこない。昨年の夏、大量のミミズが鉢から出てきて死んだけれど、こんなにもいないとは思わなかった。思わぬことが多いのは自分が年老いたからなのか、異常な天候がジワジワと忍び寄っているのか。わけが分からなくなっているのは私だけなのだろうか。