友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

東京はサクラ吹雪

2007年04月11日 15時33分56秒 | Weblog
 昨日は東京へ行ってきた。
 東京都千代田区にある山種美術館で、春恒例の「『桜さくらサクラ』展をやっているから見に行かない」と、カミさんが言うので出かけた。山種美術館は千鳥が淵のそばにある。それなら靖国神社と国立近代美術館も観られるだろう。カミさんは千鳥が淵の桜を見るつもりらしかったが、何しろ今年は全国で一番早く桜が開花した東京である。残念ながらサクラ吹雪も終わりかけで、葉サクラになりかけていた。しかし、新幹線から見る景色はさくら・サクラだった。日本の春はやはり美しい。

 靖国神社に言ってみたいと思ったのは、もちろん小泉さんのおかげである。靖国神社は知識としては知っていたが、意識の中にはなかった。神社の中にある歴史資料館「遊就館」を見てみたいと思ったのだ。ここには戦争の悲惨さを抜きにした戦争の歴史があった。ざーっと見るだけのつもりだったのに、やはり素通りではいかなくて、結局かなり時間をとってしまった。11日には中国の首相が来日するというので、「中国共産党殲滅」のゼッケンをつけた数人の若者が日の丸を掲げてやってくるのにも出遭った。

 靖国から千鳥が淵に沿って歩き、山種美術館へ行く。期待ほどの展覧会ではなかったが、たくさんの人が訪れていた。この美術館で「近くに食事をするところはありますか」と聞く人が余ほど多いのか、受付に周辺の地図が置いてあった。その地図を見て、近くのステーキハウスに入った。2時を回っていたのに中は若者で込んでいた。洋食にしようと思ったのは、夕食はカミさんの友だち夫婦と食べることにしていたから、まず案内してくださるのは和食だろうと思ったからだ。この洋食店が若者が多いから高くはないなと思ったが案の定ランチメニューがあって、1千円ちょっとで食べられた。若者が多いということは同時に量も多く、年寄りの私たちには少し多過ぎた。

 ここで、3時の約束を30分伸ばしてもらい、急いで国立近代美術館に行く。間に合わないといけないからタクシーを拾おう。探していると向きが反対のタクシーをカミさんが捕まえた。申し訳ないけれど近代美術館へと言うと「いいですよ」と気分良く走ってくれたが、「国立近代美術館工芸館ではないですよね」と言う。「近いですからここでいいですよ」と言ってタクシーを降りる。さてどこかと見渡すと隣である。近代美術館では『靉光展』をやっていた。シュールリアリズムの先達といわれているこの画家の作品展はめったに見られないからぜひ見たかった。36歳で徴用され、38歳で上海の野戦病院で亡くなっている。終戦の直前である。しかし、作品の数は実に多かった。天才は多作であるというのは当たっているように思った。

 ここから待ち合わせの九段下の地下鉄入り口までは歩いて10分だ。たどり着くと二人が待っていてくれた。「新宿御苑は4時に閉まってしまうから神楽坂に行きましょうか」と言うので、再び地下鉄に乗って神楽坂に行く。「今、神楽坂は若者に人気なのよ」と教えられる。この続きは明日また書くことにする。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そろそろチューリップが咲きます | トップ | 神楽坂で食事する »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事