この地域の小学校は明日、卒業式を迎える。長女のところの下の娘も明日は卒業だが、参加できる父兄はふたりまでと決められているのでジジババは出席できない。PTA会長を務める父親は音楽好きなので、卒業を祝して歌いたいと準備してきたのに、式典の簡素化のために出番は無いようだ。
孫娘がどんな格好で式典に臨むのか、後で教えてくれるだろう。この辺りの小学校も、最近は大学の卒業式かあるいは成人式かと思うような、着物姿や羽織袴姿も見られたが、孫娘の小学校は禁止している。「中学の制服で」という時期があったが、それではどこの中学校へ行くかが分かるからというので、それも止めになった。
卒業式が特別なものという意識はまだあるのだろう。一区切りという晴れやかな場面であるから、祝ってやりたくなるのは当然な気がする。けれど、どんどん華美になれば、そこまで出来ない親もいるのだから、みんなが寂しい思いをせずに行われる式典が望ましい。親の意識や財力に差があるのだから、平等を実現することは難しい。
今朝と言うより昨夜遅く、東北地方で地震があった。茨城県に住む次女の小1の娘は、地震に気付かずに眠っていたとラインして来た。私も知らずに寝ていたが、風呂に入っていたカミさんは水面が揺れたので、「キャー、地震」と思ったと言う。なのに、風呂から出ても「テレビをつけるのを忘れた」と言うから、その程度の危機感だったのだろう。
地震やウクライナ侵攻やはたまた他人を巻き込む自殺や、なぜか気が滅入ることばかりが起きる。桜が咲いたとか、しだれ梅が満開を迎えたとか、ちょっぴりホッとするニュースもあるが、まだまだ人の世は寂しく厳しい。もう春なのに。
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