友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

野田首相への問責決議

2012年08月29日 21時26分45秒 | Weblog

 久し振りに雨が降ってきたが、気温は余り変わらないし、それどころか蒸し暑くさえ感じる。それでも草花の水やりはしなくてもよさそうだ。夜には涼しくなるのだろうか。今週末には恒例の誕生日会を我が家で行なうが、ルーフバルコニーにゴザを敷いて、ビアガーデン風の宴会なので天気が心配だ。

 今年は特に暑いのではないかと思っていたが、そうでもないようだ。25度以上の熱帯夜が昨年は19日あったけれど、今年は今日までに26日あったそうだ。やっぱり今年は異常に暑いはずだと思ったら、おととしは48日あったという。体感などというのはどうも当てにならない。暑い、暑いと思い込んでいる。

 思い込みではないが、野田首相への問責決議案が先ほど参議院で可決された。この言い方が滑稽だけれど、「中小野党7党」が提出していた野田首相への問責決議案に対して、自民党が賛成に回った。もともと7党の案は消費税増税に対して野田首相は許せないというもので、公明党は賛成を拒否して欠席した。3党で合意して増税案を進めながらこれを否定することはできないと筋を通したのだ。

 これに対して自民党が7野党の提案に乗ったのは、国会を早期に解散させようというものだろう。昔、自民党政権時代に民主党など野党が首相や大臣に対する問責決議を行い、以降の法案審議には一切応じられないとして解散へ追い込んだ。全く同じことが与野党入れ替わって行なわれているのは、政治が少しも進化していない証拠だろう。

 問責決議が可決されても、野田首相は屁でもないと思っているようだ。問責決議には何の法的な拘束力がないからだ。けれども、これまでの首相で問責決議を受けた福田さんも麻生さんも、いずれも解散に追い込まれているから、解散は時間の問題だろう。マニフェスト選挙を掲げて、民主党は政権交代を実現したのに、そのマニフェストを守れないなら、その時点で解散するのが当然だった。

 南海トラフで起きるだろう地震で、国は32万人の人が亡くなると予想している。「国民の皆さん自身の努力によってはその数は6万人余りに減らすこともできる」とも説明していた。そんなあいまいな数字を出す必要があるのだろうかと思ってしまった。「政府はこれだけ警告したのだから後はあなたたちの責任ですよ」という誠に勝手な為政者の言い分だ。

 地震や津波は起きてしまえば食い止めることはできない。できることは被害をできるだけ小さくすることしかない。政治の役割は弱い立場の人々を救うことにある。けれども政治はともすれば強い立場の人たちが有利になるような政策を進めることが多い。国会は解散するのか、大阪の橋下市長が率いる「大阪維新の会」が大躍進するのか、そして本当に国民が望む政権の誕生になるのか、どうなっていくのかと興味深い。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 親の子育ては子どもに伝わる | トップ | 電話の勧誘と生命保険 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事