台風11号が沖縄の南にいるためか、陽が射し風も穏やかだった。これまでに雨水をたっぷり浴びたルーフバルコニーのペチュニアは元気がいい。枝を伸ばしたペチュニアの根元を見ると、新しい芽から葉が伸びている。
花はいつも子孫を絶えさないように繋いでいく。藍色の花に白い十字の模様が生まれたり、ピンクの花に白い筋模様が出来たり、かけ合わせも自由気ままに行っている。今、私が読んでいるアメリカの女性作家、ルシア・ベルリンの『すべての月、すべての年』のように奔放だ。
私はセックスを厳粛な聖の営みと思い過ぎていた。女性に欲望だけで組することに、罪悪と卑下を抱いていた。けれど、78歳になって振り返ってみると、愛の形にもいろいろあり、何が正しくて何が間違っているなどとは言えないと理解できるようになった。
ふてぶてしい悪役で視聴者を魅了してきた俳優の香川照之さんが窮地に立っている。私は知らなかったが、香川さんは宝塚女優の浜木綿子さんの息子で、東大文学部を卒業している。父親は彼が3歳の時に家を出てしまった歌舞伎役者だというから、学歴も血筋もいい。だから、週刊誌で報じられるような破廉恥なことをしてしまったのかも知れない。
木曜日の午後9時に放送されている『六本木クラス』でも、香川さんはふてぶてしい悪役を演じている。ちょっと風変わりな魔女のような麻宮葵役の平手友梨奈さんが、香川さんの餌食になっていないかと心配している。私の市から生まれた女優さんというだけでなく、とても個性的な女性だからもっと羽ばたいて欲しいと思っているからだ。
平手さんとは恋敵となる楠木優香役の新木優子さんは美人で知的な面もあってとても魅力的だ。小説もドラマも、私の孫の世代となった。時代から教えられることは多く、生きてきたことを素直に喜んでいる。
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