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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

絶対に正しい子育ては無いだろう

2023年05月08日 18時19分10秒 | Weblog

 みんなが集まると食べるもので苦労する。大人はそうでもないけれど、子どもはストレートに、「いらん」とか、「嫌い」「食べない」と言う。私たちの子どもの頃とは時代が違い過ぎるので、「文句を言わずに食べなさい」と叱ることも出来ない。

 貧しい時代は何を出されても黙って食べていた。もちろん、好き嫌いは当然あるけれど、これはマズイと思っても、無理矢理でも吞み込んだ。美味しいものを差し出されれば、嬉しくて笑顔がこぼれた。でも、子どもの頃にマズイと思ったものを今、思い出そうとしても出てこない。

 私は娘たちに、「何でも食べなさい」と言って育ててきたはずだが、娘たちは子どもにそんな要求はしない。確かに、好きでもないものを無理矢理に食べさせれば、もっと嫌いになってしまうだろう。

 勉強でも習い事でも、無理矢理に強要すれば、さらに嫌いにさせてしまうことになる。中日新聞が『ロストチャイルド』を特集している。親は子どものためにと、勉強させたり習い事をさせたりするが、本当にそれが子どものためかと問うている。

 テストがあれば、出来なかった問題が出来るまでやらせる。クラスで1位になれば学年で1位になれと励ます。「良い高校へすすめば、良い大学に入学出来る。良い大学を出れば、良い会社に入れる」と親は子に教える。それが幸せの道だと。

 私たちの時代は競争社会だったから、それが幸せの道と多くの人が思い込んだ。学歴を鼻にかける人もいた。しかし、幸せも人によって違う。人にはそれぞれに好き嫌いがある。何を好むか、幅広ければ、選択肢も広がる。

 絶対に正しい子育ては無いだろう。親が子どものために出来ることは強要しないこと、子どもに愛していることを伝えること、話し相手になり、見守っていることくらいだろうか。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ヒロヒコです)
2023-05-09 09:37:24
その通りですね。
ひとつ付け加えるならば親子じゃなくても
「寄り添うタイミング」じゃないでしょうか。
日ハム時代の大谷翔平選手と栗山監督のように。

「拙啄同時」
https://www.zen-essay.com/entry/sottakudouji
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Unknown (ヒロヒコです)
2023-05-09 09:43:09
啐啄同時(そったくどうじ)
が正解でした…
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