友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

スポーツを見て涙を流す

2010年12月27日 18時13分55秒 | Weblog
 フィギュアスケートの全日本選手権で安藤美姫さんが優勝した。ショートプログラムで1位となり復活を期待された浅田真央さんが2位に、3位には注目の新人で高校1年の村上佳菜子さんが輝いた。3人ともに名古屋のリングで育ったのだから、地元の歓びはひときわ大きなものがある。ショートプログラムの演技を見て私は、どうして浅田さんの方が安藤さんよりも上なのかと不満だった。だからフリーで安藤さんが浅田さんを上回り、なぜかホッとした気分になった。陸上競技のように誰の目にも勝敗がはっきり分かるものはいいけれど、フィギュアスケートのように技と美を競うものの判定は難しいと思う。

 安藤さんはかなり女らしい身体になってきたから、男性たちの目を惹きつけたであろう。それに比べ、確かに浅田さんも20歳になって女性の身体つきになってきたが、まだまだ村上さんと変わらなく見える。浅田さんが演技に悩んでいるのも身体が女っぽくなって、ジャンプに微妙な変化が生まれたからと言われている。そんなことはどうでもいいことだが、銀盤の熾烈な戦いを見ていたら涙が出てきた。昨日は全国高校駅伝が京都で行なわれていた。午前中が女子の部で、午後は男子の部であったけれど、こちらも見ているだけで泣けてきた。場面を見ながら話そうとすると喉が詰まって言葉が出てこない。

 高1の孫娘から「それで、どこが優勝したの?」と聞かれた。「えっ!分からない」。実はスタートからゴールまでを見ていなかった。私がテレビを見ていたのはわずかな時間であったけれど、その間に繰り広げられるドラマがあり、必死な姿に泣けてしまったのだと思う。スケートも同じで、結果が見たいわけではない。多分、駅伝もスケートもたまたまカミさんが見ていたから私も見たのであって、見たいという積極性があったわけではない。逆にカミさんは自分でもスポーツをすることもあってか、放映される競技はよく見ている。関心がある競技はゴルフであり、スケートであり、マラソンや駅伝である。

 カミさんはプレイの一つひとつに歓喜の声を上げ、ガンバレと叱咤激励の声を上げながら見ていることが多い。野球も見ないわけではないけれど、それほど関心は高くない。どちらか言えば個人競技の方が好きなようだ。しかし、ボクシングやレスリングのような格闘技は全く見ない。これは男と女の違いなのだろうか。ボクシングの選手が「相手を憎いとは思わないが、相手にスキがあれば絶対に打ち倒す」と言っていたが、男にはそういう闘争心が備わっているのだろう。カミさんは華麗な演技や見事な技そしてそれを支える精神力に惹かれても、血みどろな競技はスポーツとは思わないのだろう。

 寒風の中、ひたすらジョギングを続けている友人がいる。彼は1日に10キロ走り、腕立て伏せと腹筋運動を50回ずつ行うそうだ。毎日かあるいは週に何回か、ジムに通う人もいる。そうして自分の健康に注意し、体力の衰えを阻止しようと努力する人たちを立派な人だとは思うけれど、自分がそれを行なうかとなると、運動嫌いな私はとてもできないと思ってしまう。要するに努力することが嫌いな怠け者なのだ。

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