草津温泉への旅は、傘が必要だったのは出発した名古屋駅までだった。途中で雪がちらつく所もあったが、大雪にはならずに天候に恵まれた旅だった。それでもいくつかの峠を越えて進むから、山には雪が残り、雪で真っ白な田畑を見ることも出来た。
私は子どもの頃、三河の平野から北の山々を眺め、山を上るとどんどん険しくなっていくものだと想像していた。だから頂上は、三角に尖っていると思い込んでいた。けれど草津までバスで行くと、途中に大きく開けた土地がいくつもあった。
海岸端からは見えない、広い盆地が各所にあり、○○平と名前が付けられていた。どのようにしてこんな山の上の盆地に、人々が住み着いたのかは分からないが、人々は川から水を引き、土を耕し、農地を広げていったのだろう。
草津には、カミさんの両親を連れて、家族で来たことがある。友だちから借りた6人乗りのワンボックスカーを私が運転して来たのだが、どの道を通ったのか覚えていない。湯畑の近くの旅館に泊まり、湯畑を見て、湯もみを見学した。
火口が緑色の白根山を見たり、軽井沢の街も散策した。今回も軽井沢へ回るコースだったが、私と先輩は買い物は女性軍に任せて、カフェでコーヒーを飲んでいた。女店員に「軽井沢に来て、見ておくべき所はどこ?」と聞いてみた。
教えてくれた聖パウロカトリック教会に行くと、扉も開いていたので中に入り、手を合わせてお参りさせてもらった。前日の善光寺は、私くらいの歳の案内人が熱心過ぎて、自由に見学する時間が無かったが、軽井沢の雰囲気はゆっくりカフで味合うことが出来た。
泊まったホテルも、2回の昼食会場も、私は物足りなかったが、コロナ禍でホテルや飲食業が大変な痛手を受けていることがよく分かった。帰りに憂さ晴らしと称して、居酒屋で反省会を行った。先輩は日本酒を、私はビールを飲んだ。ここで頼んだイワシの丸焼きがとっても美味しかった。
ブログは昨日から再開する予定だったが、なまけ癖がついたのか、「もう一日休もう」という気になって、孫娘からもらったバレンタインチョコを並べ、ワインで「ありがとう」と言いながら乾杯した。