友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

運転手さんが雨の話をしてくれた

2022年01月23日 18時31分05秒 | Weblog

 「みぞれだったのが雨に変わりましてね」と、タクシーの運転手さんが教えてくれた。天気予報ではもう少し遅い時間だったのに、豊田に着いてしばらく歩いた頃から雨になってきた。今日は中学の同級生が、仲間と開いている写真展を友だちと一緒に観に行って来た。

 友だちは岡崎から愛知環状線で豊田へ行くと言う。「一度乗ってみたかった」と言うので、付き合うことにした。私も初めて乗ったが、岡崎と豊田の間は意外に宅地開発されていて、田舎の風景など全く見られなかった。岡崎と豊田はひとつの街のように続いていた。

 写真展の会場に着くと、もうひとりの友だちは既に会場にいた。入り口で検温し、手の消毒を行い、名前と電話番号を書く。そこへ作品を展示している同級生がやって来た。受付の女性が「まあ、賑やかなこと」と言うので、「4人でクラス会です」と答えておいた。

 一緒に行った友だちは地域の広報に携わり、市を紹介した写真で表彰されているほどの腕前だから、写真には関心が高い。写真を展示している同級生は、写真の専門誌に作品が掲載されているだけに、なかなか見事な自然の造形美を捉えている。

 彼女に「いつから写真を始めたの?」と聞くと、「25年くらいになるかな」と言う。彼女の属するグループは、自然が創り出す美しさをテーマにしている。ちょっと時間をもらって傍の喫茶店でおしゃべりした時、「孫もいないし、撮影なら出かけられるし」と写真にのめり込んだ理由を話す。

 帰りは別々にしてもらった。駅から歩いて帰ることも出来るが、雨はむしろ激しくなっている。タクシーで帰ろうと乗り場で待つが、タクシーもなかなか来ない。駅に客を乗せてきたタクシーがドアを開けてくれたので、「助かりました」と言うと、運転手さんが雨の話をしてくれた。

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