友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

自分の道は自分で創る方が楽しい

2022年01月28日 18時13分09秒 | Weblog

 大学入学共通テストの試験問題をスマホで写し、解答をメールしてもらうというビックリする事件があった。カンニングの仕方がこんなに巧妙になったのかという感想よりも、巧妙の手口が私にはよく分からない。友だちから「スマホはいろんなことが出来て便利だぞ」と、教えられてもなかなかその気になれない。

 そんな不正をしてまでも、「良い成績が欲しい」という気持ちも理解できない。私は余り勉強してこなかった。小1の時、教科書をスラスラ読める子がいてビックリしたが、予習をしていこうという気にはならなかった。小5になって、「予習をすると授業がよく分かる」と同級生に言われ、その子とふたりで予習するようになった。

 中学校は定期試験があるが、試験勉強はしなくてもそこそこの成績は取れた。試験範囲の無い実力試験はもっと良い成績だったので、「試験は実力で受ければいい」が信条になってしまった。高校入試も大学入試も「実力主義」だった。高1で母を、高3で父を亡くしたから、「落ちたら落ちたでどうにかなるさ」と気楽なものだった。

 高校の教員になったが、幸いにも学力の評価ではなく表現の評価だったので、点数はつけたが、「これは私の評価で、他の先生とは違うかもしれない。社会に出ればもっと違ってくる。だから自分らしさを見つけて磨けばいい」と、点数を気にする生徒に言っていた。

 学校は評価するところだが、それで全てが決まる訳ではない。本当はもっと違う能力が隠されているかも知れない。知識と技能を身に付ければ、あとは自分で磨いていけばいいし、自分に合わないと思うなら、別の道を進めばいい。他人の評価や価値に惑わされずに、自分の道は自分で創る方が楽しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする