友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

裸男たちが小学校の運動場へ

2020年02月06日 18時16分49秒 | Weblog

 今朝は底冷えがした。午前9時頃、「ワッショイ、ワッショイ」という声が聞こえてきた。子どもの声ではない太い声だったので、何事かと思って見ていると、裸男たちが色とりどりの布が結ばれた笹を先頭に、小学校の運動場へ入って行った。

 今日は国府宮神社の裸祭り。寒風に晒されて、「サームイ」と身体を震わせながら、裸男たちが運動場の中央に並ぶ。すると校舎の方からマイクで、「ご苦労様です」と大声が聞こえてきた。どうやら校長が子どもたちに、裸男たちのことを紹介しているようだ。校長が大きな声で「バンザイ」を三唱すると、子どもたちも小さな声で「バンザイ」と言っている。

 国府宮の裸祭りはこの地方の伝統行事である。それを校長は子どもたちに見せようとしたのだろう。なかなか勇気のあるというか、地域とのつながりを大事にする校長だ。裸男の中には子どもたちの父親もいるのかも知れないし、最近、学校行事や地域の催事で活躍している「オヤジの会」のメンバーがいるのかも知れない。

 昔は、学校は地域と密着していたから、運動会になると大人たちは酒盛りをしていた。何時からか、教育現場にふさわしくないと、酒の持ち込みは許されず、喫煙も禁止になった。開放されていた校門も閉じられた。そんな中で、寒さのために酒を飲まずにはいられない裸男たちを迎え入れた校長の判断は格別だろう。

 さて、明日と明後日は友だち夫婦と「新潟酒蔵巡り」に出かける。新潟は最高気温が2度だという。どんな旅になるのだろうか、凍てつく道路から谷底に転落ということになりませんようにと祈る。子どもの頃から、寒さは苦手だから。

 7日と8日はブログを休みます。

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