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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

親友になるしかない

2013年09月05日 19時32分46秒 | Weblog

 朝起きると秋のような風が爽やかだった。昨夜は雨が降らなかったのか、どこを見ても豪雨という痕跡がない。昨日のあの大雨はどこへいったのだろう。我が家のルーフバルコニーは排水が追いつかず、まるでプールのようになっていた。「このままでは窓に土嚢が要るね」と冗談を言ったが、それくらい凄まじかった。見ると、プールの中をミミズが何匹か泳いでいる。

 このまま放っておいたら、排水口に引っかかってしまうのではないか。「止めなさい」と言う制止を振り切って、雨の中のプールに素足で入る。冷たい。あの夏の暑さはどこへ行ってしまったのかと思うほど寒い。割り箸でミミズを捕らえては植木鉢に戻す。ずぶぬれになりながら5匹の命を救った。そのつもりでいる。ミミズは排水口から新しい地に行った方がここに居るよりも幸せだったかも知れないが。

 幸せか不幸せか、ミミズにも分からないことだ。あらゆるものが今しか分からない。過去のことはどんなによく覚えていても取り返すことは出来ない。未来を知ることも出来ない。今、この時を生きる。これが宿命である。それは逆に楽しいことだ。とにかく、自分が一生懸命にやればいいのだから。

 友人が竹島問題について歴史的な視点から日本の領土であること、韓国政府が竹島の日のことに口出しするのは内政干渉だといった文章を書いて送ってきた。「自国の歴史教育で嘘と作り話で固めていることは、世界の国々も認知している」とか、「自らの歴史認識に微塵も疑問を感じないのも韓国人の特徴か」、あるいは「民間ベースでの交流から雪解けを図るのも手ですが、韓国の自虐的な歴史観を解きほぐすのに苦労している」と、手厳しい。しかし、歴史に事実はあっても真実はなく、相手の認識が間違っているとどんなに言っても解決は出来ない。

 戦争をせずに解決する方法こそが問われている。国益を優先して交渉すれば決裂しかない。歴史に学ぶのであれば、その事実を忘れてはならないだろう。私は韓国にホームステイしたことがあり、韓国人の優しさを知っている。アメリカにも知り合いがいて、彼らがいかに朗らかで親切かも知っている。世界中が知り合いになれば、戦争などせずに解決の道が開けるだろう。ずるいとか憎いとか汚いとか思っていたら、親友にはなれない。先のことは誰にも分からない、だからこそ、今、親友になるしかないと思う。

コメント (2)
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