友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

助けてくれる人は必ずいる

2012年10月22日 18時18分51秒 | Weblog

 今度の日曜日に、中学校の時のクラス会がある。幹事から「あんたが言っていた、中学時代の思い出のものを持ってくる話だけど、中学の卒業アルバムをみんな持っとらんのだが、持っとる?」と電話があった。「持っているよ」と答えると、「小学校のも持っとる?」と言うので、「ああ、持っているけど」と答えると、「ほんなら、高校のは?」と聞く。「持っているけど、高校は行かない子もいたし、いいんじゃない」と言うと、「うんじゃー、小学校と中学校の卒業アルバムを持ってきてね」と頼まれた。もちろん言いだしっぺであるし、話が広がるだろうから持って行くつもりだ。

 クラス会の幹事も大変だ。でも、人生を長く生きてきたのだから誰でも出来る。それで現在の幹事が次の幹事を指名して、みんなが役を引き受けるやり方にした。日時と場所を決め、クラスのみんなに通知をして参加者を集め、忘れている者もいるかも知れないので、返事のない者には電話をして参加を促す。当日は挨拶をして、会計を済ませれば、全てが終わる。次の引き受け手が決まらなければ次回も引き受ければいい。難しく考える必要はない。幹事同士で何度か集まれば、自然に連帯感も生まれてくる。

 クラス会などはそんな具合でいいのだろうけれど、町内会とかの地域コミュニティになると、運営は難問が山積みのようだ。中学からの友だちも地域の役員になって苦労している。私の住むマンションの自治会長も「どうしましょう」と頭を抱えている。住民に高齢者が多くなってきたこと、分譲マンションだったけれど賃貸しの部屋が増え、管理費や修繕積立金の未納者が増えた。築40年近くなり、どのように建物を維持していくのか、住民の融和をどのように図っていくのか、悩みは尽きないと言う。

 現在の役員さんは若い人が多くて、しかも三交代勤務もあり、これ以上は無理が言えないとぼやく。このマンションは自主管理を貫いてきた。基本はみんなで決めて、みんなで負う。役員さんだけでは管理は出来ないので、日常業務は管理事務所の職員が行っている。長期の修繕については特別の委員会を作って検討させている。夏祭りや運動会、敬老会、新年会などの行事も行なっている。子供会も活発であるし、各種のサークル活動も盛んだ。会長の嘆きは理解できないわけではないけれど、まずは会長自身がどのような自治会にしていきたいのかを明確にして、他の役員や委員会の人たちに働きかける以外にないと思う。

 「助けてくれる人が本当にいますか?」と言うけれど、私は「必ずいますよ」と断言してきた。助けてくれる人を見出すのはリーダーの務めだ。民主主義がどういうものか分からないけれど、まとめ役の人は必要だろう。その人がみんなの意思と違ってくれば辞めさせることが出来る決まりも必要だろう。提案する人がいなければ、みんなで行なうことも出来ない。みんなが仲良しであればスムーズにいくものだ。1千所帯以下のコミュニティならお互いの顔も分かるだろう。自治がうまくいくようなら、今の世界の各国が到達したような議会制民主主義も形が変わっていくもか知れない。

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