つくば植物園で見かけました。花は7月~8月上旬の頃咲き、このブログにも7月31日付で掲載しています。黒光りする光沢をもった丸い実であることから、古来、「射干玉(ぬばたま)」あるいは「烏羽玉(うばたま)」と言われている美しい桧扇(ヒオウギ)の実です。図鑑を見ると、「黒」や「夜」をイメージさせる枕詞として、万葉集などにも詠われている言葉で、『居明かして君をば待たむぬばたまの我が黒髪に霜は降るとも』(詠み人:磐姫皇后)のような使い方をされたようです。雅で愛を感ずる歌ですね。説明板によれば、「Belamcanda chinensis」、アヤメ科、ヒオウギ属の多年草です。日本、台湾、中国の野山に分布しています。写真は10月12日に撮影しました。7月31日に掲載した花と比較してご覧ください。
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