しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

カラタチバナ ( 唐橘 )

2019-02-02 |  7月 の花たち

                            ↑  2018/12/26 撮影

 

[ サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木 ]

日本では、
本州関東東北南部~九州沖縄県にかけて、
暖地の沿海から低山の日のあまり当たらない林内に自生します。
樹高は、20~50cm。
樹皮は茶褐色で、茎は直立して分岐しません。
葉は、柄を持ち、披針形で長さ8~18㎝、幅1.5~3.5㎝、先は細く尖って、
光沢があり、質は厚く濃緑色、縁に低い波状の鋸歯があって、互生します。
茎の中程から上部に葉が付きます
花期は、7月。
葉腋から花柄を出し、その先に散形状に白色の小花を数個下向きに付けます。
花冠は径7~8㎜の浅い皿状で深く5裂します。
裂片は狭卵形で反り返ります。
がくは5裂し、裂片は長楕円形で先は鈍形です。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
果実は核果、球形で径6~7㎜、11月頃に赤く熟し、翌年の4月頃まで残ります。
白実や黄実の品種もあり、
正月の縁起植物として鉢植えや庭木に用いられます。
別名 : ヒャクリョウ(百両)

鉢から下して、日陰になる庭石の前に植えました。
この場所が気に入って、
万両や千両のように増えますように‥。
以前植えたものは、
残念ながら4・5年で消えてしまいました。

2018/12/26 撮影




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サネカズラ ( 実葛 )

2019-02-02 |  8月 の花たち

                         ↑ 2019/08/29 撮影 


 

2018/12/06 撮影…実

[ マツブサ科 サネカズラ属のつる性常緑木本 ]  

本州東北地方南部~九州沖縄にかけて、
常緑樹林内や林縁に自生します。
樹高は、3~7m。
蔓は低木や小高木にからみます。
葉は、柄を持ち、長さ5~13㎝の長楕円形、
質は軟厚で表面に光沢があり、裏面は紫色を帯び、
縁には低い鋸歯がまばらにあり、互生します。
全縁の葉もしばしば見られます。
雌雄異株です。
花期は、8月。
葉腋から花柄を出し、先に径約1.5㎝の淡黄白色の垂れ下がった花を付けます。
花被片は9~15枚。
雄しべも雌しべも多数あって球状に集まります。
果実は、液果で径約5㎜の球形となります。
集合果は径約3㎝で垂れ下がり、秋になる赤く熟します。
庭木や生垣などに使われ、
茎の粘液は製紙用または鬢付油の材料になります。
名は、サネカズラは一説に古名のサナカズラの音転で、サナカズラは滑り葛(ナメリカズラ)の意味、
美男葛は茎の粘液を整髪料に用いたので付いたそうです。
別名 : ビナンカズラ(美男葛)、

花の少ない季節に、
光沢のある葉に
艶やかな赤い実が集まってぶら下がる姿は、
美しく目を引きます。

 

2019/08/25 撮影


2019/08/29 撮影


2019/08/31 撮影



2019/09/03 撮影

2019/0921 撮影

2019/11/11 撮影

 

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 2018/12/06 撮影…実

 

 2018/12/22 撮影

 〃…花托

 

2019/01/20 撮影


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ハボタンとビオラ、その他の花…「1月」

2019-02-02 |  1月 の花たち

                          2019/01/20日 撮影

毎年お正月を迎えるのに、
鉢に植えるハボタンとビオラを、
娘と孫が年末に用意します。
今回は、ビオラの可愛い名前にひかれて求めたそうです。
いちごパフェ・プリティガール・ラビッランド・アリスのスキップなど
みもとオリジナル品種の可愛い名前です。
しかし、寒さで縮こまっているからでしょうか ?
花の色が今年は少し寂しいように思います。
それに、マーガレット・アネモネ・ストック・ワスレグサなどの
春らしい花も加わりました。

とりどりの花                              2019/01/20 撮影

…マーガレット

…アネモネ

…ストック…ワスレナグサ

 

 


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