↑ 2018/12/21 撮影…コクマザサ
2019/02/16 撮影…クマザサ
[ イネ科ササ属の常緑ササ類 ]
コクマザサ (小隈笹)
コクマザサというのは、植物分類学上の名称ではなく、
園芸界では冬に縁が枯れて白くなる矮性品をいい、
流通している品種のコチクなど10種ばかりの総称です。
環境適応性が高く、用途が広い品種です。
クマザサより葉が小さく、縁の隈取りがはっきりしません。
高さは、20~40cm。
タケノコが出る時期は、4~5月中旬。
草丈を低く作り、
主に下草や根締め、鉢植えや盆景などに利用されます。
名は、クマザサより小さく、冬になると葉の縁が白く枯れることから
付いたそうです。
別名 : ヒメシノ(姫篠)
クマザサ (隈笹)
京都盆地周辺の原産で群生します。
各地で観賞用に栽培され、しばしば野生化しています。
高さは、40~100cm。
地下茎は細長く横に這い、先が直立して棹になります。
棹は細長く中空の円筒形で強靭、上部はまばらに分枝し、
各節から枝を出し、下部の節には粗い毛の密生する皮が残ります。
葉は、短い柄を持ち、枝先に4~7枚ならび、長楕円形で長さ13~24㎝、幅4~7㎝、
先は細くなって尖り、革質で薄く滑らか、互生します。
表面は深緑色で裏面は白色を帯び、無毛です。
冬には縁が枯れて白変します。
夏にまれに円錐花序をつけ、紫緑色の花を開花します。
花柱は3個、雄しべは6個す。
果実は、穎果(えいか)で長楕円形です。
タケノコが出る時期は、4~5月中旬。
庭園の下草に植栽され、
葉は薬効があり、乾燥した葉を煎じて茶に、
また料理・菓子などに用います。
名は、冬に葉の縁が枯れて白く隈取ることから付いたそうです。
別名 : ヤキバザサ(焼刃笹)・ヘリトリザサ(縁取笹)
以前、クマザサやオカメザサを露地植えにしていましたが、
根が四方に伸びすぎるので、鉢に取りました。
コクマザサも鉢植えにしました。
コクマザサを草ものの寄せ植えに用いてみたいので、
早く密生してくれるといいと思っています。
2018/12/21 撮影…コクマザサ
2019/02/16 撮影…クマザサ